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概要
腹減った、女を抱きてえ
天徒と呼ばれる化け物によって、両親を惨殺された孤児、アララギとリユは奇妙な距離感を保ちながら、天徒狩りをしてはその日暮らしをしていた。天徒の腹部に埋め込まれた「宝玉」を裏世界の金持ち連中に売っては何とか毎日を凌ぐ日々。だがある日、宝玉の買い取り主が政府と内通していることが分かる。アウトドロッパーを徹底して取り締まる意向の政府は、アララギとリユを捕縛しようとするが、そこに現れたのは反政府組織の「エルドラ」の女幹部シャアナであった。シャアナは公安にあたる「ジジド」の要員たちを何の躊躇もなく射殺し、アララギとリユを組織に招き入れようとする。リユはやや反発するが、アララギは飯が、三度の飯が安定して用意されるのを条件に、とエルドラへの加入を受け入れる。淡々として仄かな好意をアララギに寄せているリユは、アララギについていくのだった。
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