「れもん 海」を含む小説

特にこれといった特技も特徴もない荒山達海は、突如屋上に呼び出される。そこに居たのは、友達の関係であった学校三大美女の1人である神無月摩耶だった。告白する寸前、突如屋上のドアが開か…

## 見出し一覧（検索用） ・【衣替え】 ・【夏風】 ・【季節外れのウグイス】 ・【ホトトギス】 ・【ウノハナ】 ・【五月五日】 ・【タチバナ】 ・【新緑の候】 ・【蚊など】 ・…

　栄の国には女子は成人の証に歯を抜く風習があった。しかし都・楽安で育った史湘雲(ししょううん)は父の方針で歯を抜かないまま十九歳を迎え、気ままに書画を愛でて暮らしていた。その年、…

　瀬戸内海のある町に住む女子高生・桧原 直は、岬にある神社の娘だ。 　今年の夏、家の巫役として神楽に臨む直は、従兄の尋巳と一緒にその練習に明け暮れる日々を過ごしていたのだが…………

中学二年の音内　理歩は、人の感情が苦手な女の子。 仕事の忙しいシングルマザーの母に、週末は祖母の家に預けられて日々を過ごしている。 そんな、夏を目前にしたある日。 理歩は祖母から…

ある日、引きこもり歴11年の24歳 宮内海也(みやうちかいや)は疲れたと椅子にもたれたとき、床に大きな穴が空き、椅子ごと穴にのみこまれてしまった。 その落とし穴の先に…

糸満漁港に隣接する、さびれた糸満公設市場。客は少なく、おばあ達と猫のゆるい時間が流れている。 幼い二人の子を連れて沖縄へ移住した藤丘紗里は、地元の漁師、大城一真に案内されて市場に…

「貴方は何故『スカイファイター』を目指すの⁉」 「――金が欲しいから。そして〝神風〟になるためだ」 　蒼き海、空に囲まれた島国――ファイス。この国では戦闘機賭博『エア・ファイテ…

小説家になろうでも投稿しています https://ncode.syosetu.com/n8630ez/ 【9/19:追記】 　お知らせが遅くなり、申し訳ありません。 　受験に失…

2015年の夏。終戦から70年後の日本。 横浜市に住む大学三年生の海村雄大は、大学から帰宅した際に自宅の玄関前に佇む一人の青年と出会う。小豆色の地味な印象の所々焼け焦げた服に身を…

　浅久野命（あさくのまこと）にはヘンテコな呪いがかけられている。 「好き」と言ったら死ぬ呪い。 　それは中学の頃に突如現れた、ピンクのベレー帽に同色のレインコートを着た見知ら…

弓野絢子は、有名化粧品メーカーを退職し、親戚が暮らす港町・今浦へとやってきた。かつては会社で将来を嘱望されていた絢子であったが、今は親戚宅に居候しながら、目標もなく、定職にもつか…

不慮の事故に遭遇して、意識もなく、血海に漂って、運び込まれたのではないのです。 その身に、重大なる欠陥を抱き、生きることもままならない状態であるわけでもないのです。 それでも、病…

カクヨム甲子園《テーマ別》【恐怖はSNSからはじまった】参加作品。 高校三年の僕は従兄に誘われて海の見える別荘に向かう。そこで恐ろしい事件が起きるとも知らずに。

　人間が手にした超常の力――異能力。異能力は往古来今の常識を破壊し、そして世界の秩序さえも塗り替えていった。 　その大変化から半世紀が経過した今。世界は、再び大きな変革を迎えよう…

　吸血鬼をはじめとする亜人と人間が共存し、休戦協定を結んではいるが、水面下で魔族と戦いを繰り広げている現代。この俺、光沢鉄郎は、ある日、自分が人間ではなく、記憶を改竄された吸血鬼…

　目の前は血の海で染まる。 　辺りには大人の死体が足をふむ場をなくすように転がっている。 　大人によって全てを失った子供。朦朧とする意識を保とうとしなくても、勝手に保つようにされ…

やあはじめまして 俺の名前は秋空 健(あきぞら たける)って言います。 今は高校を卒業後すぐに就職して 地元の中小企業で営業マンとして働いてる。 ちなみに年齢は22だ。 …

12歳の時、ルーシーはローデンリニアにやって来た。 世界を転移したのだとすぐ気付いたけれどその時にはもう既に遅く、彼女はローデンリニアの伯爵家に拾われ、容姿の美しさから次女として…

真面目さを求める周りに「委員長」と呼ばれ、その型にいつも合わせてしまう自分を「海月のようだ」と自嘲していた。ある日クラスメイトの町田がいきなりに爆弾を落としてきた。 「……委員長…