俺の災難は神のせい?
@yami_itachi
第1話 神の誕生
「古事記」それは日本に伝わる最古の歴史書
そこには神の物語が綴られている。
そこは天高き澄みきった空の上
高天原という神々が住む場所があった。
ある時、神々は下界に新たな国を作ろうと話し合った。
そこで任命されたのが
「伊邪那岐命(いざなぎのみこと)」
と
「伊邪那美命(いざなみのみこと)」
という名の男女の性別を持つ神であった。
2人は下界に降り、多くの島を作りなさったそうだ。
最初に淡路島、次に四国、隠岐島、九州、壱岐島、対島、佐渡島、最後に本州とこれらが作られ日本の国土が出来上がっていったのです。
日本の国土が出来上がると2人は新たな神を次々と生みました。
ところが最後に火の神を生むと伊邪那美命は大火傷を負い死んでしまったのです。
悲しさのあまり伊邪那岐命は、死者の国である黄泉の国へ伊邪那美命に会いに行ったのです。
しかし元の国へは戻れない伊邪那美命は迎えに来た伊邪那岐命に決して私の姿を見てはいけないと告げました。
待てど待てど自分の愛する伊邪那美命の姿が見たくて我慢出来なくなってしまった伊邪那岐命は明かりを灯しました。
そこに居たのは
全身がウジ虫で覆われたこの世の生物とは思えない様な姿をした伊邪那美命でした。
あまりの恐怖に伊邪那岐命はその場から逃げると怒った伊邪那美命は追いかけてきました。
黄泉の国の入口に大きな岩で塞いだ事で何とか逃げ切りましたが、2人の間にはこんな告事が、「1日に多くの人を殺す」、「ならば1日に更に多くの人を生もう」と。
地上に帰った伊邪那岐命はあの様な汚れた地へ行ってしまった事を後悔し禊をする事にしました。
その際に生まれた神々は今も有名な
天照大御神(あまてらすおおかみ)
月読命(つくよみのみこと)
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
である。
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