「ミステリ」を含む小説

掌編です。

　蒸気と科学が世界を回す傍ら、「森のそば」を意味する小さな町の黒い森でパーシィ・ピックマンが獣に襲われて死んだ。 　その弟の一人は、兄は人狼に襲われたのだと主張し、探偵・ルードヴ…

　椎名なのかは、体力がないのと、暗いところがダメなのと、貧乏なのと、痛そうなのがダメなのと、人の話を聞かないのと、芋っぽいのと、よく居眠りすることと、大飯喰らいであることを除けば…

『この世に要らない人間なんていない』。 そう教え込まれてきた子どもが、なぜか一人の男性を刺殺した。 父親は彼に何を仕込んだのか？？ 稀代のニート探偵が、隠された謎に挑む！！…

その星は、朝と夜が存在しない星だった。 人類は月、そして火星まで居住区域を広げ、さらに違う銀河にまでその地域を広げていた。その中で広い宇宙の中で見出され、人々が移住し始めた小さ…

作家志望の少年が所属する文芸部の課題の四題噺。その課題を、幼馴染みで探偵志望の面堂奈子に振ってみるとなんだかフリーダムな解釈が生まれてくる、そんな御華詩。 変則的な暗号解読モノ…

オレの名前は五階堂敏太《ごかいどうとします》。コードネームは〈ビンタ〉。ある一点を除けば、ごく普通の高校生で。私立孤月学園高校の「介護福祉ヘルパー研究会」通称「ヘル部」に所属して…

本格ガバガバミステリ小説です。 超短編かつ見るからにネタ臭いタイトルながら、 ミステリとしてまともに謎解きができるようになっています。 解決編に進む前に犯人は誰なのかちょっと…

山下谷中は大学一年生。ある日、講義に向かう彼の前に現れたのは、なぜだか男物のスーツに身を包んで、ノートパソコンを大事に抱える女の子だった。水南水面と名乗る彼女はとても変わった子で…

を目指しています。 Pi◯ivに貼ってあるものをこちらにも。

状況は常に『死体』のある現場。それに翻弄される人々を描く、ブラックコメディな連作短篇集です。続きモノではないので、毎回完結済。

「私だ」「おまえだったのか」的な、神視点でつづられる短編連作ミステリ。

多摩川高校に入学した葛城行人は、苗字が変わったかつての幼馴染みである前田愛花と再会する。同じようにしてトラウマ的存在である桂坂力也ともクラスメイトになる中、行人は愛花から「復…

妖かしが江戸の町で事件を起こした――江戸はその噂で持ちきり、なぜか蕎麦屋が大繁盛。 その噂を聞きつけた、八百万の一柱「犬神様」と、その供物として妻となった女の子「楓」は、目に見え…

現代ならではの、密室人外消失ミステリー！！ ※自分としては、新奇の密室トリックのつもりで書きました。 ※しかし原理として、とっくに使い古されているものだと、書いた後に気がつきま…

少年、一木拓斗は見知らぬベッドの上で目覚めた。自分の名前以外一切のことを思い出せない彼は、そこで早坂と名乗る医師と出会いここは病院だと告げられる。そして「ネバーランド」と呼ばれる…

『海のような女』という言葉を巡るちょっとしたミステリ（？）掌編です。 １０００文字ちょっとの短い御華詩なので、お気軽にお読み下さい。

22世紀、殺人欲求をもつ者は事前にコンピュータで検知され捕獲されてしまう。MD社は彼らを見世物にして、いつ死ぬかわからぬ「ドキドキ感」だけを手に入れたい者たちをターゲットにした〈…