主人公は文芸部の少年。部では一か月に一度、四題噺が出題されるのですが、彼は平凡な答えしか思いつきません。ふと思い立って幼なじみの少女に振ってみると、次から次へと珍妙な解答が…。一話完結で読みやすく、奈子のキャラクターが奇天烈でかわいかったです。毎回の四題も興味深いもので、一緒に考えてみたいと思いました。『1分間ミステリー』のような感じで、主人公が平凡な解答を出した後に、読者に考えさせるスペースを設けて、その後のページで奈子の解答を明かすような仕掛けにしても面白いかもと愚考しました。
時代に即したコトバの多様性を使い分け、個々の引っかかりに繋がりを見出し、よくここまでこじつけられるなと思います(笑) 奈子たそー。
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