「黒猫」を含む小説

「ネオ・トーキョー拘置所は、三次元の空間に設えられた四次元の住まいである…」 時は28世紀。 無実の罪によって確定死刑囚となった活字中毒のぼくは、拘置所内の図書室を探し回って…

~注意~ ・異世界転移ものです ・スキルやステータス、レベルといった概念は登場しません。 純粋なファンタジー世界を冒険するお話になります。 ・主人公たちは特殊なチートスキ…

小さな山のてっぺんには薬の魔女と黒猫が住んでいます。 薬の魔女は、薬草を育てながら、とてもよく効く薬を作って暮らしていました。 村のふもとから薬屋さんが来る日、薬の魔女は薬屋さん…

異世界へと転生し、勇者として目覚めた主人公。 しかし、魔法も剣術も呪いで封印されていた。 代わりに貰ったのは、【スライムと仲良くなれる能力】。 魔法も剣も全く使えない、戦闘力０…

エルンストは生首だ。 ただし、生きて、しゃべる。 まあ、もともとが吸血鬼で死人だから、「生きて」というのはおかしいのだが。 西方国のひとつ、プロイセン公国の南西、黒森のほとりの屋…

秋の晩、『僕』は買い物帰りに公園にうずくまる女の子を見つける。 耳をカットされた黒猫を心配そうに見ていたその少女は、自分も同じようにされたのだと言って――裂傷を負った耳を見せてき…

黒猫のレイ・ルイス、野良猫暮らしの一匹旅。 雨宿りをしていたお店は、おばあちゃんが一人で経営するお好み焼き屋さん。 お腹の空いていたレイ・ルイスはそこでお好み焼きを食べさせても…

花浅葱（はなあさぎ）は、少し緑がかった鮮やかな青色。 人には、生まれつき胸のところに穴がある。男には不思議とそれが見えた。なぜかはわからない。 幸福に満たされれば、その穴は花…

《年末進行につき不定期更新》 ---------------------------------- 西暦2999年、次のミレニアムを控えた年、世界は浄化の光に包まれた。 大地は裂…

愛に触れると誰でも詩人になる。 (プラトン) 動機はどうあれ「詩人サークル」のメンバーとなった四人の顛末記。 本宮勝己(モトミヤカツキ)２４歳／男性。 図書館にて文庫本の余白…

「にんげんども、ワシにおさかなをよこすにゃ！」 生まれたての魔王は、愛らしい子猫の姿をしていました。 人間界をわがものにして、おいしいものをいっぱい食べるつもりでした。 でも今…

　【第11回ネット小説大賞　一次選考通過作品】 　 　新潟県は長岡市に住む青年、鬼ヶ島勇次はとある理由から妖を絶やす為の組織、妖絶講への入隊を志願する。 　人の言葉を自由に操る…

『今もどこかで黒猫は、世界の夜を駈け回る』 人界と魔界、二つの世界の中心にして両界を繋ぐ唯一の門。果ての大海に浮かぶ島、“学園都市フェーレス“ “星願の丘“から幾星霜。人間の八…

いろいろ知りたい黒猫と、大人になりたての青年。 立ち寄った町で、故郷の村で、港へ続く街道で、色も形も大きさも違う二人が不思議を見かけ、通り過ぎ、時々ふれる物語。 「ねぇアルル」…

耳の聞こえない少女――遠峯キミカは一週間前に魔法少女になった。自分の意志で魔法少女になったキミカだが、使い魔である黒猫のクロは彼女を魔法少女にしたことを後ろめたさと迷いを感じてい…

　東の魔女の呪いによりおんな魔女の数が激減し、魔女は滅びゆく種族となった。残されたおんな魔女たちは『サバト』と呼ばれる魔女政府を作り出し、種族の保存に努めている。 　西の村に住む…

ハロウィン当日、守屋夢人は例のように例の如くおかしな夢へと迷い込む。 そこではカボチャのお化け＝ジャック・オ・ランタンが満月の代わりに空に居座っている。 かくして、夢人は原因究明…

Trick　or treat！　お菓子をくれなきゃ、甘い悪戯しちゃうぞ♪ 別サイトにも重複投稿中

昔々、そう語るほどではないある時代、一人の魔女がいた。 　不老不死でなければ、空を飛べる箒を携えているわけでもない。 　頭に尖った帽子もなければ、そばに黒猫もいない。 　それでも…