「時雨」を含む小説

時雨とレイニーは銀河を股にかけた便利屋『宇宙便利屋シグレニ』を営んでいる。害虫退治にあっちの星系へ、庭木の剪定にこっちの星系へと大忙し。そんな折、依頼を受けて運んでいた箱から事故…

ある日の放課後、昇降口から通り雨を見上げていた旭日の元に、差し出されたのは淡藤色の折り畳み傘だった――。 香鳴裕人様の企画「同題異話SR -June-」参加作品です。 企画ペー…

俺こと、井上伸也は今日もいつも通り、平凡な日々を送っている。 今年、『受験』という試練を乗り越え、 あの私立の難関校『寺塚山学園』に入学した。 俺は、授業も終わったので帰宅しよう…

りせは13歳。神祖の時代から続く山の旅籠屋の娘だ。 彼女には密かに想う人がいる。 時雨。同じ旅籠で兄弟のように育った幼馴染。 山と海の彼方に憧れを頂く、心に羽を持った少年。 “山…

凡庸であることをすっかり受け入れて生きる雛子の日常に漣を立てた、万年筆インク「時雨」、そしてそのための万年筆。書いたはずのない文章が手帳に現れる怪奇を紐解くうち、雛子はある想いに…

雲ひとつない快晴の日、一つの家族に小さな命が生まれた 天気予報士がいないこの世界、一度もずれたことのない空模様 その日の天気は晴れのち雨… 主人公　雨ヶ谷時雨を中心に動き始める…

元オタクの主人公　陶磁 文也は平凡な高校生。 けれどどこかで本当の主人公に憧れていた。ラノベのようなアニメのような主人公にいつかなれると。 そんな時出会った美少女転校生、神倉 …

螻蟻にも塵芥にも満たない命を、言選りによって組み上げる。 感性を止めるな。僕が僕の神であるという責任から逃げるな。 夏の言詞の群れに見る、愛の面影。 たったひとつの言葉を求めて…

人間誰しも一度は聞いたことがあるのではないだろうか。 寝静まった深夜、キッチンに響く生活の音。 ――そう、夜食を作る、料理の音である。 そして夜食とは！　理性なき人の、欲望の塊で…

原野を往く。言葉に誘われるまま、盲目的に、前へ。前へ。 切り株になってしまった老樹に腰かけて、綯う糸を探すけれど、 涕涙が滲む視界ではちっともおぼつかない。 視界はぼやけ、世界…

目が冴えて眠れない“私”は、思い立ったが吉日、お花見にいくことにした。 ※異世界転移要素があります。苦手な方は回れ右をお願いします～。 香鳴裕人様の企画「同題異話SR -Apr…

俺、西島和也、高校一年。 学校ではほとんどは本を読んだり、一部の友達と話したりして毎日を過ごしている。俺には小学校のころから好きな人がいる。だがしかし、今は転校してこの学校にはい…

　都内の大学に通う２０歳の「晴樹」は、祖父の訃報を聞き田舎の実家に帰ることに。その日、祖父の遺言に従い、祖父の店だった居酒屋でハイボールを作ってみたところ、「誰か」が店に入ってき…

カクヨム2020夏物語参加作品。 夏目探偵事務所、なんてこのご時世じゃあ閑古鳥。それでも生活には困ってないさ。 ぶっちゃけるとまあ、視えちゃうかんじのおじさんなんだよね。だから…

中学で陽キャオブ陽キャ。クラスの中心だった山井颯太はあることから高校では陰キャになろうと逆高校デビューを目指す。 そして、一方中学で陰キャオブ陰キャ。クラスの誰にも気が付かれな…

　黄昏珈琲という店をご存知だろうか。 　黄昏時、つまり夕刻、日が傾き、東の空が赤く染まっている時間のみ営業している珈琲店であり、ごく限られた波長が合う者にしか訪れることができない…

神沢時雨（かなざわしぐれ）。それは俺の幼馴染の名前だ。 俺の幼馴染は、美人だけど無口で無愛想でもったいないと、そんな風に言われている。——でも俺にとっては超可愛い幼馴染だ。

桂司暮は家宝の名刀を受け継いだ剣術の達人であり、霊魔を祓う花守である。 司暮の許婚もまた花守であったが、なぜか許婚の所持刀を売りたいと資産家から申し出が来た。 不審に思った司暮は…

生き物の感情が音によって分かってしまう少年葉月時雨。ある日時雨が見た少女には——。

【キャラ紹介】 姉…冷那月 夕夏(さなつき ゆうか) 俺…冷那月 煌姫(てるき) 妹…冷那月 時雨(しぐれ) 妹…冷那月 海音(かのん) 【設定】 夕夏&時雨=デレデレ 海音＝…