俺の青春はこんなもんじゃねえぞ!! (仮)

月出 時雨

プロローグ


 俺はいつも通り本を読んでいたら、

 隣のクラスの女子が突然、俺のクラスにやってきた。

 

 名前は、前田春菜。一応俺の幼馴染(?)。

 幼稚園から今までクラスになったのは中学の1年と2年だけで、俺とは性格が対照的なやつだ。腐れ縁ってやつかな。

 ああ、俺の名前は西島和也、陰気気味の高校1年だ。これでもそこそこ友達はいる。


 そこそこいるからね? 一応友達はいるんだからね? だから、そこは心配しないでくれたまえ。


「和也~、話したいことあるからさ、ちょっとこっち来てよ?」

 

 俺か。ここ最近話してなかったけど、何で突然呼び出したんだ? そんな急用でもあったっけ? まあ、とりあえず行ってみるか。


「おう、じゃあ、あっちで。」


 俺は廊下の端っこに視線をやり、合図を出す。前田もそれに気づいてくれたのか、そっちに向かってゆく。話って何なんだろう?


 俺は周りに人気がないことを確認し、


「で、話しってなんだ?」


 相手が話しやすいように自分から話しかけると効果的なんだとか。


「あのさ、小学校の頃に引っ越した美鈴覚えてる?」

 

 あっ、あぁぁ。ああ、美鈴ね、うん。うん、、まあ、俺が忘れるわけないんだけどな。だってさ、だって……なぁ? って言っても分からないか。まあ、俺が忘れるわけないんだよ。


「ああ、橋本だろ? 覚えてるよ。忘れるわけないじゃないか。だって、だって………………」

「だって………何? どうしたの? 何かあるんでしょ? そんなに頬を真っ赤にしてさ。」


 まずい俺としたことが、取り乱してしまった。ふぅ、落ち着け。そう、そうだ、落ち着くんだ。よし、オーケー。えっと何話されてたんだっけ? ヤバい、まずいぞ。


「お~い、大丈夫? あっ、でも、ちょっと落ち着いてきたのかな?」

「あっ、あぁ、おかげさまで落ち着きましたよ。ありがとう。心配してくれて。」

「いえいえ。こちらこそって、てか、私、何もしてないじゃん? ふふっ、まあいっか。」


 まあ、いい感じに話をそらせたな。それで、さっきの質問って何だっけ? あっ、覚えてる? ってやつか。


「あぁ、それとさっきの質問に答えるんだけど、覚えてるよ。あのぉ、橋本だろ? おっ、覚えてるよ。」

「だよね!! 良かったぁ。和也の事だから、忘れてるのかと思ったよ。和也って意外と忘れっぽいもんね。」

「いや、それはそうだけど、さすがに美鈴の事までは忘れないよ。だってずっと仲良くしてたしな。」


 さすがに、美………じゃなくて橋本のことまでは忘れないだろ。ずっと仲良くしてた以外にも理由あるしな。

 ………あまり、詮索はしないでね? というより、今これを読んでる方は、もう知ってるの、かな? まあ、いい。そんなのは関係ないから、詮索禁止という事で、この話は置いといて、


「だよね!! それでさ、美鈴、北海道に引っ越したじゃん? それがさ、こっちに帰ってくるらしいよ?」

「…………ちょっと待ってくれ。今何て言ったんだ?」

「えっ、だから美鈴がまたこっちに帰ってくるらしいよ?」

「……あいつが、戻ってくるのか?」

「……? そうだって言ってるじゃん。さっきから様子が変だけど、大丈夫?」

「いや、大丈夫だよ。ごめん、心配かけて。」


 唐突にこんなにも重大なお知らせをされると結構な衝撃があるもんなのか。久しぶりに実感したわぁ~。たまにはこういう刺激もいいもんだなぁ~。

いやぁ、それにしても、美鈴が本当に帰ってくるんだな。あいつが、帰ってくるのか。


「それでさ、美鈴は後どれくらいで帰ってくるんだ?」

「え~っと、ちょっと待ってね。」

 

 前田はどうやらスマホで日程を確認するらしい。いや、こんなに大事な事って忘れるもんなのか? 

 まあ、でもちょっとそそっかしい部分も前田らしいよな。俺もそういう部分とか全部含めて仲良くなったわけだし。


 そんなこと言ってる俺はどうなんだって? 確かに、自分を見つめなおすとそういう部分もあったわ。

 俺なんて学校に持って行く書類とか、提出物とかを、リビングとかの机の上においたまま学校に行くことも多々あるしな。

 あっ、安心してくれ。この話は中学までの話で、今はそんなことあんまりないからな。うん、あんまりないんだよ。強いて言うなら、合宿とかそういう保護者に見せる書類を忘れたりする感じかな?


 …………いや、ホンっと母さん、父さん、ごめん!!



 おっ、そろそろ調べ終わったのかな? なら、こっちから聞いてみるとしようか。


「前田、それで日程は分かったか?」

「うん、今分かったよ、それでね帰ってくる日が、えっと今日が4月21日だから、後、………2週間弱の5月3日に帰ってくるんだって!! おっ、しかもちょうどゴールデンウイークじゃん! 和也、ラッキーだね!!」

「おぉ、ゴールデンウィークってことは……後少しで帰ってくるな!! いやぁ、楽しみで楽しみで待ちきれねぇよ!!」

「私も!! 美鈴、早く帰ってこないかなぁ、早く会いたいなぁ、そしたらまた皆で楽しく遊べるのになぁ。」

「そうだな。帰ってきたら皆で遊ぼうな!! 俺もそう思ってたしな。」

「そうだね!! 絶対に遊ぶんだからぁ!! 待ってなよ、美鈴ぅぅ!!!!!!!!!」


 おお、前田のスイッチの入りようが尋常じゃないくらいにすごいぞ。これは滅多に見ない前田だ。こんな前田を見たのは、中学のクラスイベント以来かも知れないな。


 でも、美鈴ゴールデンウイークに帰ってくるのかぁ。美鈴の母さんと父さん、ありがとう!! わざわざ俺たちのためにあえて、その日に引っ越しなんて、なんて気の使い方が上手なんだ。やっぱ、あの人達はすごいな。

 マジ、感謝っす!!



(注:これは、あくまでも和也君の勝手な解釈なので、決して、和也君を思ってその日に決定したのではありません。ただ、その方が荷物を家に運ぶのも休みで楽になるからそうしただけであって、和也君が都合のいいように解釈してるだけなので、気にしないでいただきたいです。)



 ちょっと待てよ。てことはこの学校にそのまま転入してくるわけでクラスはどうなるんだろう?

 あっ、一緒の学校に転校しに来るのかも確認しねえと。むしろ、そこが一番大事だよな。一緒じゃなかったら元も子もないし。


「学校はそのまま俺たちの所だよな?」


 一応確認を取る。だって心配だし? それに一緒だったら嬉しいじゃん?

 それで当の前田はというと、突然こんな質問を投げかけたもんだから、意表を突かれたみたいで少しだけ口角を上げて笑っている。


「そうだけど? なになに、もしかして他の学校に行くか心配になっちゃった?」

「バっ、バカか!! そんなんじゃねえよ!!」


 このぉ!! やっぱり、前田は人の向かっ腹を立てるのが本当に上手だよな。

前田は機嫌がよくなるとすぐに調子に乗って、俺‟だけ”のことをからかってくるからな。もう、こりごりだよ。

 それでも何故か、この感触がいい塩梅なもんだから、しつこくて嫌になるってことはないんだよなぁ~。

 何でなんだろ? でも、前田が苦手なことには変わりはないんだけどな。


「そこまで怒んなくてもいいじゃ~ん、ねっ、そんなにピリピリしてると不幸が寄ってきて悪いことが起きるよ?」

「悪い。不本意ながら大きな声が出てしまった。すまない。」


 そうだな、俺は少し高揚しすぎたもんだから、素の自分を忘れるところだった。俺はいつも冷静沈着で面倒ごとは避けて、憤らないようにしているということを忘れたらいけないな。


(注:これも和也が自己評価の激しい癖があるので見逃してやってください。)


「いやまあ、それはいいんだけどさ、そこまでして守りたいものがあるのかなぁ~?って思っただけ。」

「ちげぇよ!」

「あっ、また怒鳴ったぁ~。もう、だから不幸になっちゃうよ?」

「お前のせいだろ!」


 ダメだ。やっぱり、か○○○○手の前田○○モードは俺が向かっ腹を立てるだけのものでしかないな。

 いかん、このままじゃ、らちが明かない。俺から切り上げねえと。

 そうだ、引っ越す場所はどの辺なんだろう? 家が近かったりすると嬉しいな。まあ、そこは帰ってきてくれるだけで嬉しいから、俺が気にする話ではないんだけど、気になるから聞いてやるぜ。


「それでさ、家とかはどのあたりなんだ?越してくる家は。」

「ちょっと待っててね。今調べる。」

「おう、…………よろしく。」


 俺だけかな? 前田ってさ、たいていの事はその約6.1インチのものに頼っていると思うのは。俺も一緒の持ってるけど、前田ほど使う頻度が高いわけじゃないな。

 

 …………………………………おい、誰だ!? 今俺に変な事を言っているのは!!


 いや、友達が少ないから使ってないってわけじゃないからね?? 俺だって、使うときはちゃんと使ってるんだよ? ただ俺は、読書をしていることが多いだけで、あまり使わないだけなんだよ? 本当だからね??  もう、皆なんで信じてくれないんだよ。

 えっ? 私は信じてるよって? ありがとう!! さすが俺の信○、じゃなくて読者様。感謝いたしまする。

 えっと、話が脱線しすぎたな。何だっけな? あっ、そうそう

 どこか、空き家あったっけ?あっ、この辺マンション多いから、そっちの方かな?



「前田さぁぁん。そろそろ終わりましたでしょうか?」

「うん、もう終わりそうだよ。…………おっけ!! 終わったぁ~ってあれ? 和也の家の横ってまだ人住んでるよね?」


 ん? 何で急にそんなこと聞いてくるんだ? 今も尚いつも通り家に人が住んでる

 けどな。でも、答えるだけこたえるか。


「住んでるけど、それがどうかした?」

「それがさ、美鈴の引っ越す場所がさ、そのぉ~、おかしいんだけど、和也の家の横なんだよね。」


 ………ちょっと待てよ?今、俺の隣の家って言ったのか?


「今なんと? それっておかしいんじゃないか?」

「ごめん、ちょっと待ってね。もう一回他の人たちに聞いてみる。」

「……おう。頑張れ。」

「ううん。美鈴と和也のためだもん、当たり前だよ。だって私たち幼馴染なんだから!!」


 ………うん、やっぱ前田はスマホに頼りすぎ!! こっそり画面を除くと嫌がったものの見せてくれた。

 中を見ると、それはLINE だった。どうやら、友達と連絡を取り合ったりGogogle《ゴゴグル》mapで検索した写真を見て考察したり後は~……はい、すみません。ずっと見ていると嫌になったのか、急に嫌がって隠してきた。だから、俺は一応「ごめん。」と一声かけると、そのまま無視された。


 ………ちょっと冷たすぎない? まあ、それは仕方ないと思うけどさ。

 そういえば、隣の人って確か今年で受験だったはず。それか、横の家の人も転院か何やらで引っ越すのかな?確かお父さんは医者だったはず。


「和也、お隣さんって、お医者さんなの?」


 おお、さすがの前田だな。情報網には人一倍長けてやがる。

 しかも、俺の考えを読んでやがる(注:これは和也の――以下略)


「お父さんは医者だったはずだよ。」

「ああね。それでか、息子さんがお医者さん目指してるらしいよ?」


 そんなことまで分かるのか。いやぁ、恐るべし、前田軍曹。


「和也、今私に失礼なこと考えなかった?」


 えっ、ついには俺の雰囲気で心の中を覗き込むとはやはりやるな前田軍――


「だから、変なこと考えてるでしょって言ってんのよ?」

「はい、すみません。私は誠に反省しております。」


 いやぁ、ちょっとこれはこれからも注意していかねばならんな。


「さっきの話に戻ろうか。それで俺も医者を目指してるって話は聞いてるよ。もしかして東京の大学に行くのか?」

「ピンポーン! その通り! ってあれ? 聞いてなかったの?まあいいや。だから、お隣さんも4月いっぱいで引っ越しちゃうんだってさ。」

「そうなんだ。」


 4月いっぱいってことは、ほぼ入れ違いみたいなもんだな。まあ、隣の人も○○だっけな? あそこに行くんだったら、そりゃこした方が通学も楽になるもんな。


「てか、お隣さんから何も聞いてないの?」

「ああ。特に仲もいいわけじゃないし、交流も全然してないからな。まあ、合格した時にはお祝いに行ったけど、どこの大学かは聞いてなかったよ。」

「そっか、まあ、でも、そういうことだからじゃあね。」


 えっ、もうそんな時間? って本当だ。これは、ちょっとヤバいかも。よし、帰るか。


 「本当だな。なら、俺も帰るか。今日は色々教えてくれてありがとうな。」

「当たり前じゃん! 一応幼馴染なんだし?情報交換は絶対だよ。相談もね。」


 相談も、か。そうだな、前田なら相談した方がいいのかもな。


「じゃあまたな。」

「うん、またね。」


 おい、走るなよぉ~って言っても意味ないか。次の授業なんだっけ? うわ、数学

 じゃん、早く行かねえと怒られちまう。


 そして、教室に戻ると………


 なぜか、皆が俺に視線を向けている。

 どうしたんだろう? みんなして俺を見るとは、もしかして、遅刻⁉ ではなかった。じゃあ一体何事なんだ? 一回席に着くか。

 俺は近くの友達に、聞いてみることにする。


「まさはる、何で皆俺のことをジロジロ見るんだ?」

「お前、自覚ないのか? 和也が前田と二人で話してるから、皆気になってるんだよ。」


 あっ、そうだった。前田ってマド○○なんだっけ? すっかり忘れてた。あいつにこんな名誉な称号を与えるのは少し抵抗があるけども。

 そんなことよりも、早くみんなの誤解を解かねえとまずいことになってしまう。


「俺は、そもそも前田とは幼稚園から今まで一緒だったってだけで変な関係って訳じゃねえんだよ。それに俺は好きな人とかって別にいないし。」

「まあ、それは俺も知ってるけど。あいつは結構美人で今まで何回も告られてるらしいじゃん? なのに全部振ってるんだぜ? しかも男子の間では『断崖絶壁』って噂されてるぐらいだしよ、全員が振られちゃうから。だから、前田がお前を呼び出してるのが気になってるってわけなんだよ。これで分かっただろ?」


「おう。わざわざ説明してくれてありがとな。でも俺、前田がそこまで噂されるぐらいの存在ってこと知らなかったわ。小耳に挟むことはあったけど、ここまでだとはな。」

「本当に知らなかったんだな。まあ、これを機に学習していけば問題ないんじゃねえか? 今ならまだ間に合うと思うぞ。」

「そうだな。ありがとう。教えてくれて。」

「お役に立てたのなら、それは光栄でございます。」


前田、俺の事を無視してそこまで位を上げているとはやはりやるな前田軍――


 ピコん♪ おっと、誰からだろ、え~っと、噂をすれば前田からじゃねえか。どれどれ、


前春

和也、今なんか変な感じしたんだけど、

変なこと考えたりはしなかった?

考えてなかったら悪いんだけど。



……………………………なぬっ⁉ 

いや、…えっ? ホントっ、あいつって変わったところで優れてるよな。実は超能力者だったりして……それはねえな。流石に。

どうしよっか。まあ、普通に返信しとけば大丈夫か。



                         和也

                         いや、特には何もないよ。

 前春

 そっか、なら(。-人-。) ゴメンネ

それよりも和也ぁ、

 教室に戻ったらなんかヤバいことになってるんだけど?


                             

                   和也

                   まあ、実は俺もなんだけど………


 前春

 そうなの? 何かちょっと皆、視線が厳しいんだけど(笑)


                    

                   和也

                   俺もなんだよなw


 前春

 そうなの?w 何かすごいね(笑)

 ねえ、ならこっちに助けに来てよ?



                   和也

                   まあ、俺も結構きつくて自分の事で精一杯

                   だから、お互い自分で頑張ろうぜ。ごめん

                   な。じゃあね。授業始まるぜ。


 前春

 オッケー☆⌒d(´∀`)ノ

 👌了解しましたです。



                   和也

                   (^.^)/~~~

                   じゃあ、また👋


 よし、送信完了。さぁ、ここからが勝負だな。

 どうしよっか、どうやったら、解決できるかな~?いや、ここはあえて戦略的傍観といきましょうかな。


「それより、誤解を解いた方がいいんじゃないのか?」

「いやまあ、そうなんだけど放っておいてもいいかな? って思うんだよな。」

「おい、何でだよ? それだと俺たちの社会的地位も危うくなるだろ?」

「じゃあ、2組の方を見てきてみ? 面白いことになってると思うぜ?」

「何でだよ? まあいいや。分かったよ。じゃあ、次の授業終わったら見に行くわ。」

 

 あいつも苦労するだろうなぁ~、何せ美人だし、友達も多いしな。まあ、自業自得ってもんよ。まあ、そんなっこと言ってる俺もなんだけどな。

 ここからだからな、でも心配は無用。この和也様にかかればどうってことねえぜ!!


(いえ、どうってこともあります。和也は見栄を張っているだけでございます。)


 おい、何なんだよ!! 誰だ⁉ 俺の思っていることをバンバン皆に伝えているのは!! 読者様とお話しできるのはこの俺以外誰もいないはずなんだけどな??


(いえ、そんなことはありません。だってあなたを○○○○○のも私なんですから。私が皆さんに話しかけることができるのは当たり前なんでございますよ?)


 んっ? 何かいま、ノイズか何かで一部が聞こえなかったんだけど、何て言ったんだ?

 まあ、いいや。あんな意味の分からない奴なんて放っておいて、俺は自分の事に専念しねえとな。


 頭のスイッチを切り替えて、次の授業に集中しねえと。次は何て言ったってあの数学だからな。あの地獄のトロトロ授業をするおっちゃんはこの学校史上一番ヤバいらしいからな。ふぅ集中集中。


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