「記憶 ショートショート」を含む小説

ショートショート×想像を広げるシリーズ。 空、花、季節などを題材に一話完結型の全三話構成で書いています。 あえて明確な表現を避けています。が、実は全て繋がるようにも書いています。…

公園のベンチに座る二人。 「ねえ、猿って知ってる？」から始まる不気味な会話。 会話形式のみの短編。

夏のある日。彼女の家に久しぶりに遊びにきたスーツ姿の男。 チャイムを鳴らすが、彼女が出てくる気配がない。 仕方ないので合い鍵で開錠し、部屋に入る。 そして、冷蔵庫を開けると、…

物語仲間内で、紫陽花のお題で作ったショートショートです。ごく一部にうちの記憶の実話を混ぜて描いてみました。

牧伸二を記憶している中高年向けのおはなしです。

注：あらすじではありません。 小学生の頃、頭の中に壮大な町と、そこに暮らす多くの登場人物の物語を考えいました。 お爺ちゃんが作ってくれた、不要になったカレンダー等ををA4サイズ…

　冴えない青年の中村はある日、同僚から記憶を売れる店があると耳にする。 　言われた住所に半信半疑で足を運んでみると、一人の美しい女性が現れ、こう言ったのだった。 「中村様、記憶…

なぜ覚えたのかもわからない幼少の頃の記憶が、その後の人生の要所で何度も蘇ることがある。意味があるとも思えない中立的で個人的な心象風景のなかに、人は曖昧なものごとの解釈を委ねて長い…

A氏はブラック企業に飽き飽きし、自殺保護病院に入院していた。 A氏はカウンセリングを受けるも、自殺願望が強く、自殺することに決める。 彼は担当医に自殺することを告げ、担当医もそ…

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”男は名前をつけて保存、女は上書き保存” 人々が記憶をクラウドストレージに保管するようになった近未来。 あらゆる人の恋の記憶のストレージ提供とその整理を行う会社があった。 記…

奇妙なテイストのショートショートを書いていくつもりです。 「夜の記憶」を縛りのモチーフにしてがんばります。 基本的に一話完結です。

かつて。「彼」から贈られた手紙のことを思い出した。 そこに綴られた流麗な言葉が、在りし日を生きた人達の姿を如実に思い起こさせる。 朝、樹の上で目が覚めた「彼女」は、世界を見下ろし…

－－あの夏、彼女は記憶を失くした。 僕たち二人は恋人だった。 けど、彼女は事故でほとんどの記憶を失って以来、何も思い出してはくれなかった。 僕は彼女とした約束を果たすため、彼…

春の訪れを感じさせる風に吹かれると、蘇る記憶。ひととき旅をした覚えは確かにあるけれど、その場所には二度と辿り着けないかもしれない――そんな想いを綴ったショートショートです。

「前世の記憶が蘇った」と打ち明けて来た息子。その内容は勝利が全ての熾烈なマラソンだった。

彼らについて語れることは何もない。 彼らにとっては懐かしいだけの、夏の記憶。

自主企画同題異話SR-Nov.-『記憶を踏みつけて愛に近づく』用小説です。 ショートショート集の一編として書き始めたものの、なんか長くなりそうだったので新しく作ることにしました。

失恋を忘れたい男の元に現れたのは、記憶掃除屋を名乗る一人の少年だった。

『溶解性記憶』特異な病を発症している青山。彼を形作ったものは、そしてこれからの彼を繋ぎ止めていくものは——。