「昔は」を含む小説

　瀬戸伊吹(48)独身、小太りおぢさん。最近あった事は、過去に戻ってしまったことですかねぇ。でも、実は昔彼女がいたんですよ。多分もう僕の存在忘れてると思うけど。

ソレスという国は、その昔から女が統治する国だった。 女王は配偶者を持たない。子は〈過去世〉の種から得る。 険しい山に囲まれた魔女の国と呼ばれる国に連れてこられた、兄と弟。 兄は、…

以前こちらのサイト以外のショートショートコンテストに応募して箸にも棒にも掛からぬ結果となった作品を少し手直しして投稿いたします。色々な理由でクラシカルな雰囲気の喫茶店を描写したく…

たまに思う 存在証明の意味を。 友人もいる。家族もいる。別に僕の中では幸せな時間がある。でも、僕以外の他人にとっての頭の中に僕は存在証明出来ているのかと。 たまに思う 生き…

「自分は昔、『網(あみ)』と『綱(つな)』という漢字の読み方を逆に教わった」と主人公は親友に語る。 その他にも、自身の記憶と違うことを彼は話し出すも、どれもおかしなことばかり。 …

★カクヨムコン９参加作品★ 昔は普通にやっていた肝試し。 今はいろいろと厳しくなりましたね。 法律上のこともありますけれど、そういうことをやっていると、 こんな痛い目にも遭う…

　市民革命によって王政は終わり、聖王国は共和国に姿を変えた。王の長女であったオリヴィア王女を初めとして有力な王族は皆戦場や処刑台に散っていき、その国は人々のものとなった。 　――…

昔、うさぎに騙され器として天照大神の力を器として貰い受けた少女がいた。 ある日、いつも通り雑木林を抜けた先にある社へ向かい、いつも通り手を合わせた。 するとどこからとなく鈴…

軍人だった夫が戦地で呪いを受け傷病兵として帰還したのは、奇しくも我が国が勝利宣言をした日だった。 かけられた呪いは夫の体を蝕み、姿は醜く変貌して、彼はもはや生きる希望を失っていた…

随筆、エッセイ、ブログ、つぶやき。昔から人は変わらない。つらつらと思う事を書き綴る。くすっと笑ってもらえたら嬉しい。

　昔々、ある小さな街の片隅に、見た目は古びたが心温まる不思議な小さな古本屋がありました。 　店の名前は「タイムカプセル書房」。 　その名の通り、この店には時を超えた物語や知恵がぎ…

これは昔、作者ととある職場で一緒に働いていた『Kさん』から聞いた話をもとに若干の脚色を加えて書き上げた、半分以上実話の物語です。 犬が好きな方も、それほどでもない方も、どちらも楽…

『何の変哲もない男』五十嵐勇気は親戚の集まりで実家に帰省する。そこで昔流行っていた物と再会し新しい趣味に出逢うことに…！？

誰もが一つ能力を神から与えられる世界。ある者は冒険者として世界の果てを旅し、またある者は国に仕え、名誉を求めた。しかし、タルバという男はそんな欲がさらさらなかった。 昔は向上心に…

はるか昔、世界には２つの星が存在していた。 １つは、『自由の民』が暮らす星、ガイア。 そしてもう１つが、『魔法の民』が暮らす星、バベル。 ガイアに暮らす人々は、自らの星…

　あらすじというほどのものもないショートショートです。昔書いた短編、「美しく輝くものたち」を着想としました。

　昔々、双頭の黒鷲が大陸の諸領邦を統べていた昨日の世界（さいごのじだい）、 　真珠の街を流れるドナウ川の水底で、睡蓮の竜と糸紡ぎの魔女が出逢った――。 　時は19世紀末、オー…

　恥ずかしながら、私はものごころのつかない保育園の頃から、お遊戯会の後列で全員分のダンスを踊ってしまうようなパリピだったらしい。 　いや陰キャなので、パリピではパリピの方に失礼か…

大森ハナコは１２歳の誕生日の翌日から学校に行けなくなった。 気にかけた母親は大学生を家庭教師として雇い、大学生は自分なりに現代人が生きるために必要な知識を教えようとします。 バブ…

【「カクヨムWeb小説短編賞2023」中間選考通過作品】 　俺の新しい職場は、アポトーシス研究を専門とするラボだ。 　霊能力者の体内で特異的に活性化されている霊能遺伝子（Psyc…