アポトーシスで永遠を

【「カクヨムWeb小説短編賞2023」中間選考通過作品】
　俺の新しい職場は、アポトーシス研究を専門とするラボだ。
　霊能力者の体内で特異的に活性化されている霊能遺伝子（Psychic Occult Genes）は、どうやらアポトーシスにも関わるらしく、そうした研究を始めるためのスタッフとして、俺は雇われたのだ。
　俺はこれまでウイルスの研究に従事してきたので、霊能遺伝子の分野には新参者なのだが、いざ研究を始めてみると……。


（「霊能力に関わる遺伝子」という設定では、以前にも以下の作品を投稿しています。同一世界観のつもりではないですが、同一世界観と考えても矛盾はしないはず。その場合、以下の2作品の方が時系列的には昔になります。参考作品としてどうぞ）

『深夜の動物実験　――ある若手研究者…続きを読む