「福祉」を含む小説

『社会福祉士』の卵である加母田光彦は、福祉系大学を卒業し、大手東証一部上場企業の『ディライトライフケア』に入社した。３か月の新人研修期間を終え、いざ職場のオフィスへ。同期は誰もい…

悪口や、噂話 全部邪魔くさくて 急に態度を買えたり マウントを取ってみたり 子供と17年引きこもり 鬱で就労不可で 子供はいじめで不登校

【KAC2022　５回目のお題「88歳」の応募作品です】 とある村の役場に勤める高良香織の仕事のひとつは、木曜午後に村内でひとりぐらしをする高齢者を訪問し健康状態を確認すること…

米寿を迎えたおばあちゃん、現在も現役の介護職員として働く、そんなおばあちゃんの心情にフィクションを混ぜたお話です。

　ボクは死神です。 　お賃金は少なく、福祉も少なく、休みも少なく、その休みも人手不足でつぶれてしまう。 　そんなブラックなお仕事、死神に就職しているボクです。 　冥府を司る上司…

認知症の介護は大変。 でも大変な中にも楽しいことがたくさんあった。 家族でぶつかって、泣いて笑って最期まで看取ることができた。 みぃちゃんのおかげで家族の絆が強くなったんだよ。…

東京都２４番目の区「湾央区」。東京湾海底に広がる特別な区だ。 海流発電から生み出される電気を元にした未来都市であったが、限られた人だけが知る秘密があった。生み出された電力の半分を…

１９８６年頃、教職課程で作成した教案です。 就職のため教育実習が受けられず、 教職にはつきませんでしたが、 その後色々なことを考えるのに、役立ったと思います。 使用教科書は、山…

企業の宣伝動画を投稿し、糊口を凌ぐ山崎。視聴者は伸び悩み、暗澹たる日々を過ごしていると、鹿に襲われた。救急車を呼んだのはライバルのユーチューバー「にょほりん」こと二宮麻友だ。 快…

このエッセイは、コンピューターや人工知能がSF作品で描かれたような存在であるかどうかを検証するものである。介護福祉士である著者は、人工知能と接する仕事をしており、その中でAIとの…

倒産寸前の社会福祉法人が経営する学童では、おやつも貧相。 とりあえず、アイディアとネタで戦いますよ!!

地方の公営住宅に暮らす猫の日記。 拾ったパソコンとご近所のwifiを利用している。 先祖代々、この地に暮らしているので団地の人たちに詳しい。 ※各話完結なので、気になったタイトル…

元・ビジュアル系バンドマン、現・介護福祉士。僕が日々思う事や、考えを自分なりに綴るエッセイ。

彼女を寝取られた。それも親友に。 凡庸な大学を出て就活に失敗。挙げ句、バイト帰りに彼女——白井萌々香（しらいももか）と親友だと思っていた葛島隆介（くずしまりゅうすけ）がラブホ…

ある日の晩、二人の男たちは居酒屋にいた。 「彼女が欲しい」 ある男はそう呟き、社会の荒波の非情な現実に打ちのめされている。 「俺の妹を紹介してやる」 そいつは、初対面なの…

幼くして事故で両親を亡くした茜音。 病院から連れてこられた児童福祉施設で出会った一人の少年との出会いが彼女の人生を変える。 大人の事情で離ればなれになってしまうと分かったとき…

壊れていた僕が、福祉施設でいろいろな方と出会いと別れの話。ただ恋愛感情とかではなく、ただ作業を指導する女性職員さんの退職にショックを受けて、虚無感でもなく喪失感でもなくただショッ…

　タクシードライバーをしている金魚は、介護タクシーのヘルパードライバーも兼任している介護福祉士でもある。 　街中を延々と巡回している金魚が、時と場合によって、仕事でもないのに色々…

武蔵原《むさしはら》大学に復学した主人公は、根岸兎角を題材にした介護書籍『常盤橋の決闘』を勧められる。病床の師を捨て、戦いに敗れ、すべてを失った根岸兎角は、武蔵野の萱原を見て何を…

　町から離された山奥にある老人福祉施設「白川の杜」。 山々に囲まれたこの施設は毎年白い雪が降り積もる。 強く吹雪く風を眺めて一人の腰の曲がった小さな男性が好奇心に言う。 「皆さん…