「奏でたい‼️」を含む小説

昔々、イタリア国のクレモナという街で、夕陽のように紅く輝く、美しいヴァイオリンが造られた。そのヴァイオリンは“ストラディヴァリウス・メシア（救世主）”と名付けられ、幻想的で、きな…

チリーン。 心地良い音が部屋中に響く。 具体的にどう表現していいかわからないけれど、何か良い。

音楽が常にある人生ではなくって、人生が音楽そのものの女の子。全てのことを歌で伝える彼女は出会う人すべてをー通りすがりの人ですらー救う。 メル。 ミュージック、奏でてよ

第一次世界大戦の終わらない世界にはひとつだけ奇蹟が実在した。その名はエーテル機関。聖歌隊の少年たちが奏でるテルミンが最強の翼を顕現させ、バトル・オブ・ブリテンの空を翔ける。けれど…

舞台は架空――否、異なった道を進んだ19世紀の世界。 西に君臨する大英帝国、北を統べるロシア帝国、そして東を制覇したジャムシード帝国の三大国が覇権を争っていた。 大英帝国王立遣奏…

夏の二夜、静かに催される夏祭り。 奏で手のいない祭囃子。静かなざわめきに満たされた参道。 誰もが無言のまま、今はいないひとたちを迎え、送るための、祭り。 少年はそこで少女に出…

　緩やかに朽ちていく工場の廃墟、折れた鉄骨、赤錆、夏の喧騒。 　絵の具の鯨と啼きやまないヴァイオリンの弦。 「僕はここで絵を描いてるんだ。なんの意味もない絵を描いている」 　…

世界は巨大おちんちんに蹂躙され、文明は破壊された。 生き延びた人類たちは、巨大なおちんちんの目(はないけど)から逃れるように暮らしていた。 そんな中、主人公の海夏弥《みかみ》は、…

ドジでおっちょこちょい、でも毎日頑張る吹奏楽部の男子部員が、幼馴染と約束をした。 吹奏楽コンクールで『金賞』を取り、地方大会進出を果たしたら、伝えたい事がある、と。 自分の正直な…

おれ、宍戸一音(ししどかずね)。高校１年生、チューバ吹いてます。 今度調辺高と一緒に吹奏楽祭に出ることになったんだけど…？ ※はじまりの音を奏でて( https://kakuy…

　画期的なコンピュータ革命が起きて数年後、ＡＩ開発競争のトラブルにより暴走したＡＩが、人間に宣戦布告。その戦いの行方で人類の未来が決まる。ＡＩが提示した勝負方法は知的遊戯で、ルー…

（性描写があります。不快な方は閲覧をお控えください） エリック・サティーのジムノペディは、シンプルですが奥深い名曲です。 https://www.youtube.com/w…

一人一人の夢を追う物語が毎日奏でられている。その中でたくさんの想いや葛藤と生きている。そうして生まれる孤独な独り言集(笑)。抽象的なものが多いので、いろいろ想像しながら楽しんでく…

神秘を纏う竜の国を襲った突然の地震。 未曾有の災害に動揺する王女ナターシュに救いの手を差し伸べたのは、国交のない北王国の王子を名乗る赤毛の男エドワルドだった。 「北の悪魔」と…

僕が自分の心と体の違和感に気づいたのは、大学生の時だった・・・

クラッシク好きの王様がつくった王立楽団。選りすぐりの奏者たちばかりが集まり、素晴らしい演奏を奏でられるはずでした。しかしそんな中に、明らかに演奏が下手くそなトランペットの奏者がい…

夕焼けの日、木下夏海は不思議なピアノの音を耳にする。 誰なんだろう。好奇心でドアを開けるとそこでピアノを奏でていたのは一風変わった少年、清水颯太だった。 親しくなるうち夏海の心は…

「三線（さんしん）」とは、沖縄伝統の弦楽器。 　少年は成績優秀ゆえに周囲の過度な期待を受けるあまり、空虚で退屈な日々を送っていた。 　彼はある日、下校中に見たこともない楽器を弾…

　音楽を奏でるのに人である必要はない。しかし、人でなければ奏でられぬものがある。 　西洋の文化が大量に流入し始めたばかりの極東の国。 　文化は好むが異国人はまだまだ珍しい。 　…

時は中世。フランスはアヴェロワーニュの影深き森にて。孤独な“狩人”は“美女”と出会った。あまりに無知で、あまりに無垢な二人の恋は、やがて異形の愛を奏で始める――。※http://…