「いない 短編怪談」を含む小説

まだスマホもSNSもない時代——これは、平成の女子中学生だった『あたし』が遭遇した、少しだけ怖くて少しだけ理不尽な『想い出話』です。 【あらすじ】 舞台は、現在から二十年程遡…

わたしの学校にはこんな話がある。 「もしいなくなって欲しい人がいたら、その子の名前を書いた紙を笹船に乗せて枕元に置いて眠ると、翌日その子が行方不明になっている。お渡様がその子を攫…

煙草を以って煙をはむ。 男はいつも、自らの住む長屋より離れて独り煙草を吸うことを至上としていた。 二、三篇を予定しています。

ある日、オフィスで枯れ木を預かることになった。 【この作品は小説家になろうにも投稿しています】

戸締りって怖くないですか。 ここでは、窓を閉めたり、テレビや部屋の電気を消したり、家を出るにあたって行われる一連の行為を指して戸締りって呼んでるんですけど、アレって怖くないです…

暑がりな男が不動産屋から一軒の家を紹介された。 【この作品は小説家になろうにも投稿しています】

高校からの帰り道、バスに乗っていると降車ボタンが押された。 【この作品は小説家になろうにも投稿しています】

寂れた田舎町で、ある女性が訪れた店は、人の精神力 つまり「メンタル」を貸し出していた。

某動画投稿サイトに投稿されている、一本の心霊映像。 「その映像に出てくる幽霊の動きや場所が、見る度に違っている」 そんな噂が立ち始めると、再生回数は急増。 しかしその動画がどこで…

夕暮れ時、面接を受けて男。話の内容が社内規定の説明になり……。 【この作品は小説家になろうにも投稿しています】

時は戦後。怪談師・鶴泉南雲は話の根多(ねた)を求め全国を行脚していた。そんな折、街外れにある廃墟の洋館に、女の幽霊が現れるという噂を耳にする。鶴泉は幽霊に直接話を聞くべく、その洋…

一人暮らしの明子は、ある日家の中にいつもと違う気配を感じる。

オカルト仲間の友人が持ってきた「今までで一番怖い」と豪語する映像。 そこには卒業式の様子が映されていた。

雪女のお雪は、山に迷い込んだ木こりの青年と出会う。これまで誰一人として生きて帰すことのなかったお雪だが、その男だけは殺さずにおいた。ただし、「誰にも話すな」という約束を押し付けて…

私は子供の頃心霊現象にあっていたんですね。そう、あの実家では、家族からの目撃証言なんかも多々ありました。その中で、私は最後に体験したちょっと怖い話をしていきたいと思います。

ある日の夜、浴室で頭を洗っていた私は何かの気配を感じた。その直後に見えたのは、尻尾のない白い狐の姿だった。 片田舎とはいえ、住宅街に狐はいない。ましてや、屋内で出会うはずもなかっ…

　「体を強く打って死亡」という表現は、遺体が原型を留めていない状態を指すらしい。 　隣の県のとある小学校の近辺で、そうした状態の子供の遺体が発見されているという。まるで高所落下…

創作三国志。劉備の幼馴染である簡雍が酔って話した奇譚。若い頃の劉備は戦場で一族を失い、不思議な童子と契約をする。それは人智を越えた呪いの契約だった。一部始終を見ていた簡雍は酒場で…

主人公は夜の学校をひとり、歩いていた。毎日そんな夢を見る。そして、毎日、やつに襲われる。 もうかれこれ２週間はそれを繰り返している。眠るのが怖い。今日も眠ればあいつがまた現れるの…