「#さようなら」を含む小説

「呪われ茨に覆われた城のてっぺんには、美しい姫が眠っている」。 とある森の奥深くには、そんな言い伝えの残る城があった。“眠りの城”と呼ばれるこの場所へ宝目当てに訪れた女盗賊キリル…

『赤い涙はさようなら』『秋日影少女』『寒月悲歌』『白白明け、懺悔』『カサブランカの棘』『螢火詩想』の続きです。 図書館が舞台になっています。

幕府にも繋がる、とある大身。 神官を祖とするその家柄は、代々、災厄を折伏するちからをもつものを後継者としてきた。 そして今日、その筆頭者が、わかれを告げる。 すべてに。みずから、…

帰宅してからというもの、青年は怪奇現象に悩まされていた。 一つ、二つ、三つ、異変を重ねるごとにそれは存在感を増していく。 　　　　　 KAC2023に参加しています。 6回目のお…

イギリスのエディンバラ旧市街あたりで、失踪事件が多発している。男、女、老若男女問わずこの数週間に何人もいなくなっている。この事件の原因が怪物アンノウンの仕業であると考えられるため…

僕は、今、ベッドの中。残された時間を感謝に捧げたい。 ALS（筋萎縮性側索硬化症）患者である僕の筋肉は徐々に言うことをきかなくなってきた。 けど、まだ動くから、最後に伝えます。

KAC20235「筋肉」の応募作品です。

さようならを、あの青い桜に。

　転生の女神サリーの手によって、人間からドラゴンに転生したロン・カタースタートは「でも人間のころのことを覚えているし、人間の世界で、また普通に生活したい」という理由で人間の姿にな…

人は死んだら、熊になる。ぬいぐるみが置かれる。テディベアが鎮座する。死んだサエちゃんの机には、花ではなく、かわいらしいテディベアが手向けられていた。

ある日、人の『声』が聞こえなくなり更に自分も『声』でなくなってしまった青年が過去に戻ってクイズに答えて『声』を取り戻す不思議なストーリーです。

複雑疾患を治療中の作者は、病気とどう向き合っているか。 障がい者でも、一生懸命生きています。 病気が目に見えるのならば、アイスピックで刺してやりたい……。

私には密かな楽しみがあった。 仕事帰り、たまに、駅の近くにある個人経営の本屋に寄るのだ。 そこの店主が、なんというか……。 でもある日、彼氏に浮気をされてから、全てが変わった。 …

主人公の魂や感情、悩みや痛みをしとしととした文体で描く短編集。ネガティブな感情をそのまま肯定するお話が多いです。 陰鬱さのある、美しい文章、描写が持ち味。 全話完全独立なのでご興…

「ローベル様、あなたとの婚約を破棄するわ」 「アニエスっ！　どうしたんだいいきなり！」 「もうあなたにはうんざりなのよ、私を裏切って浮気したでしょ！　そんなあなたと一緒にいられな…

今年の3月で卒業し、東京の大学に進学する高校生、真奈美。彼女は、今年の3月14日で廃駅になる押部（おしべ）駅からの最後の定期利用者だ。

優勝賞金で〇〇ちゃんへのプレゼントを買うんだ！ 固い意志をもって参加した主人公はかくれんぼガチ勢。 ついに最終日まで生き残るが……？ ↓前回の投稿↓ 『さようなら、人間の創…

AI漫画家の編集の主人公。 編集とはいえ完璧な仕事をするAI漫画家に口は出せない。 でも、こんな物語が読者の求めているものなの……？ ↓前回の投稿↓ 『自殺クラウドファンデ…