概要
いままで、ありがとう。
幕府にも繋がる、とある大身。
神官を祖とするその家柄は、代々、災厄を折伏するちからをもつものを後継者としてきた。
そして今日、その筆頭者が、わかれを告げる。
すべてに。みずから、にも。
神官を祖とするその家柄は、代々、災厄を折伏するちからをもつものを後継者としてきた。
そして今日、その筆頭者が、わかれを告げる。
すべてに。みずから、にも。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!夢の祭りが幕を引く……。
このタイトルで、僕は何を書いてるんだと思われるでしょう。
先ずは「さようなら、わたし」についてのレビューを書きます。
この作品も、作者様は様々な空気感を僕達に与えてくれていますが、恐らく前回と同じく最後の一文の比重がとても高い作品かと思われます。
そこに至る過程において、僕は「心象風景の具現化」だと構成を読み取りました。間違っていたらごめんなさい。これは罪、圧迫、罰、決意、崩壊、そして解放へと至る物語です。その重苦しい内容を、鮮やかにも繊細に、そして美しくも儚げで、たまらずに優しく温かく力強い、そんな細やかない物語。
一言で言うなら「ユー、行っちゃいな!」という感じです(失礼)。
そ…続きを読む