ホラーの小説

とある地方都市の中学校。女子バレー部とバスケ部との対立が原因で、須賀縫をはじめとするバレー部員たちは「フランメさま」の呪いをかけられてしまう。縫は呪いから逃れるため、夢の中で出逢…

　最北の都市、札幌。都市としての歴史は比較的新しいながらも、７番目に制定された政令指定都市であり、現在も人口２００万人近く、全国、全世界においても有数の大都市である。 　そんな大…

公式自主企画「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」参加作品 幽霊の見えない美少年だったおっさんのホラーコメディ。 金縛りで身動きが取れないまま、毎晩現れる女の幽霊との逢瀬…

マレーシアの古都ムラカに住む富豪のもとを訪れた「私」。 旧友である富豪の家には、ギリシア彫刻のように美しい少年少女が仕え、地下室にはヴェールで覆われた彫像が並んでいた。 そして地…

朝、目が覚めると、寝台車はすでに停車していた。眠っているうちに、今日の目的地に着いたようだ。 この列車に乗って旅を始めたのは、もう数ヶ月前だっただろうか。 身支度を整えると、す…

授業概要： 本演習では、みなさんの身の回りにある怖い話を集めて、みんなで怖くします。 最後にはその怖い話を試験にするので、解いてもらいます。ぜんぶ授業でやるので、出席していればわ…

初めまして、天川裕司です。 ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。 また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。…

放課後は幼なじみと妹の三人で帰宅する。 特別な事があるわけでもないし、何も変わらない。 そんな日常が続けばいいと俺は願っている。 でも最近、何か大切な事を忘れている気がする…

ネグレクトされた少年と名医の息子の織り成す怪異青春物語

　薬屋りんの話、一話目です。 　中ノ村の長、次丸の許を訪れた旅の薬屋、りん。りんは次丸に、間もなく行われる収穫祭で商いをしたいと申し入れるのだが……。 　ファンタジーの心算で…

一田和樹さん主催　第3回　無貌賞「私の発狂日記」応募作です。

無貌賞『私の発狂日記』に寄せて書きました。筆者の体験談ではありません。

怪談芸人の鎌野(かまの)歪(ひずみ)が、知り合いからの伝聞という形式で披露した怪談、「廃ホテル」。 それはかならず心霊写真の撮れるという心霊スポットにまつわる話だった。 舞台とな…

書籍化決定しました！ 2023年8月2日発売。税込1980円です。書き下ろしエピソードも複数あり。 よろしくお願いいたします！ また６月19日夕方より「書籍化記念特別編」と題し…

【自分の部屋の天井の四隅を同時に見てみよう。大丈夫。何も起きないから。絶対なにも起きないから、大丈夫だから。ね？ね？】 【夜の山をじっと見続けると、何か光るモノが見えるよ。それが…

九月になっても、気温は夏の死骸を引き摺り回している。 終わらぬ夏の中、一人暮らしの少女カオはもうひとりの自分がいるとしか思えない状況に遭遇する。 （ぬらりひょん） 不定期更…

月の無い夜、暗い屋内、そして無数の蝋燭の灯が揺れる光景。 これから始める百物語、その一つ目に語るのにいかがでしょうか？ 特に怖くも無く、なんなら怪談でもないですが、雰囲気作り…

大学生の幹也は、冷えた体を温めるためエレベーターを待っていた。しかし、静かな夜に響く複数のざわめき声が不気味さを増していく。エレベーターの扉が開くと、中には見知らぬ青白い顔の人々…

ある国では誤字脱字を憎む人物が大統領になり、誤字脱字を厳しく取り締まるようになった。大統領親衛隊が町を練り歩き、誤字脱字を取り締まり、次々と作家を処刑した。

WEB上の小説投稿サイトで小説を書いている美咲は頭を悩ませていた。 十二月から始まった小説コンテスト用のアイデアが全く浮かばない。 周りの執筆仲間はどんどん新作を公開し話を進めて…