美術室の幽霊

夢野ゆみ

プロローグ 誰が書いたかわからない名画

白鷺高等学院にはこんな噂が流れはじめた

美術室の大時計が4時44分を指し示すと美術室の幽霊が現れる

その幽霊の願いを聞くと自分の願いも叶えてもらえると言う

決まって彼の願いは

『友人を呼んで欲しい名前はえーと忘れたでも艶やかな赤髪の青年だよ』

とっ言う

その噂を本当か確かめて欲しいと匿名で心霊探偵部にきた

「ねっれい一緒にきてよ私一人じゃこなせないかもしれないから」

「待ってろもう少しで行くから」

「わかったよぉー」

10分後

「終わったぞ」

「さぁーいこー」

「こらはしゃぐな遊びゃないんだぞ」

「知ってるよー」

美術室の扉を開けた

「あっコンクールの作品まだたったなぁー」

布のかかったキャンバスを見て言った

「そうだったね」

れいは美術部員で心霊探偵部はサポートとしてやっている

チラリとすいが大時計を見た

「すいどうした」

「ああまだかなぁーてっ」

れいがポケットから懐中時計を出して確認した

「あと十秒だな」

『10、9、8、7、6、5、4、3、2、1』

ひときわ強い南風が吹きカーテンが

揺れた

『やあ』

揺れがやむと美少年の顔が見えた

「びっ美術室の幽霊は本当にいたんだ」

『うふふ僕も有名人だなぁー嗚呼僕の名前は点台、点台 愛平よろく』

「へー私はすい、要守すい美少年同士よろしく」

『ふふそちらは友人かなぁ』

「あっはい友人の駒込れいです」

はぁーとひときわ大きなため息をしてれいが言った

「怪異と馴れ合うつもりはない本題を言え」

困り顔をしながら愛平が言った

『はいはい友人を探して欲しい願いならなんでも聞く友人は艶やかな赤髪をしている』

「でわその願い引き受けようその代わりこちらの願いは....」

『知ってるここからでてけ消えろでしょ』

「嗚呼」

続く




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