概要
精神障碍者の僕が体験する人を生かす人間エッセイ。
僕の独白体のエッセイです。内容は、たいへん暗く、絶望的です。苦くて、渋いお酒や、コーヒーのようです。未成年の方は、お読みにならない方がいい。自己肯定感の時代とは真逆のエッセイです。このような暗い物語は人を生かしアイデアを生み出すものです。僕も、生きます!
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!「人間は社会的な生き物だ」と再認識させられる。
人間、生きていればいろいろある。
誰だってそう。
人の間と書いて人間。関係性で成り立っている。
この方の抜きん出ているのは、人生を文章という形で読ませる力だ。
奇を衒った文章ではない。
ただそこにある人生を、淡々と文字に落とし込んでいる。
エピソードからは喜怒哀楽を通り越し、諦念がにじむ。
タイトルに「人間が嫌いです。」とある。
その「嫌い」からは、逆説的な愛が感じられる。
より良く生きられるようにとの、願いと訴えがある。
嫌いだと豪語するご自身が、どうしようもなく人間的だ。
あなたはこう言われることを嫌うかもしれないけれど、
ただ書き、表現する
それは、ヒトが人間として生きていく上で…続きを読む