第6話 人間を知り尽くして、人間安楽死!
よく考えたら、僕は、社会に価値のない、意味のない人間だと思う。たいていの精神疾患者は、国から、障がい者年金や、生活保護で暮らしている。つまり、国民の血税による大切なお金で暮らしている。それだけで、社会的存在意義があると思う。しかし、僕は、正直な話し、亡き実母の遺族年金と父親の支払う国民年金で暮らす。つまり、いつまで経っても、両親の脛かじりのガキで、社会的存在意義がまったく無い男である。いくら何でも、情けないことである。男の、マイノリティーライターの恥である。いやだよ。社会的存在価値のないまま、死んでゆくなんて、生まれた意味がまったく無い。ただ生きて、死ぬ人生だ。どうりで、人生がつまらない訳である。人間が嫌いになる訳である。人間なんてわかるはずがない。だって、依然、両親の中に閉じ込もって、楽をしているのだからね。僕は、くだらない男だ!だから、すぐに、女性が逃げていくのだ。恋人だってできない。当たり前だ。どんな女性が、親の脛かじり男なんか好きになるものか!僕が、書いているものだって、社会に、まったく評価されない訳だ。僕が悪いのだ。どうりで、どうりで…。
みんな、それぞれ意味があり、価値のあって、楽しそうに暮らす人間だ。子供たちのいる家族が、楽しそうに公園を散歩している。
ちなみに、現在、父親は、ふるさとの街の実家にひとり暮らしをしている。僕の実家は、僕の代で終わる。絶滅一家である。誠に、僕は、両親に申し訳ないと思う。お父さん、お母さん、僕は、お世話をかけて済みません。僕は、社会失格者です。自然界に原因のない、人間が引き起こした病気である統合失調症者です。僕が、東京で、引きこもりになり、社会の人を避けて、人間づきあいに楽をしてしまったばかりに、アパートで、気がくるって、渋谷で暴れて、警察に精神病院にブチ込まれて、統合失調症者になりました。すべて僕の責任です。跡継ぎをしなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。せめて、僕は、自分の子供を抱き上げたかった。自分の子供を両親に抱かせてやりたかった。自分の奥さんに楽しい思いをさせたかった。幸せにしてあげたかった。人間が嫌いなんて、人様に申し訳ない。なんにもわからない僕だった。このまま、死んでたまるか!なんとか、実家から出て、社会とかかわり、人間と付き合い、人間を愛して、ずっとこの先、人間に飽きて、絶望して、人間安楽死してやるぞ!少しでも、人間を知りたい!僕は、精神疾患者だけど、社会関与して、人間を知り尽くして、人間安楽死してやるぞ!
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