第18話 僕が悪徳の犠牲になり消える。

僕はもうわかっているのである。僕の人生と運命をわかっている。僕が悪徳の犠牲になり消えることだ。悪徳は栄光の国を築く。栄光といい飯は悪徳が持っていく。僕だけ犠牲になり忘れられていく。無名の僕だ。僕の一家は誰にも知られず悪徳の犠牲になる。悪徳はさらに栄える。僕を悪者にしてね。悪徳は僕の不幸が楽しいのだ。悪徳は僕が死ぬのを望んでいる。だから悪徳だ。戦犯や犯罪者は弱い者いじめが大好きだ。彼らは人の弱みに付け込んでお金を巻き上げて生きていく。僕の様な精神疾患は、全員無名のまま消えていく。世の中万歳である。無名の精神障碍者だ。

深夜に、マイノリティーライターは、グループホームの狭い部屋で、ゲロを吐きながら、身を削り、書いている。悪徳に、お金を取られているのは分かっている。僕は騙されない。僕は詐欺には騙されない。詐欺は僕をうまく丸め込む手口を使う。僕をいい気にさせる手口だ。そして命と金を奪い取る。結果が出ているものだ。もう隣のものがうるさい。味方から攻めてくる。今、僕はかなり小さくなっている。追い込まれている。気づいている。危険である。痰が出る。膿がたまる。僕は、最低である。自分の事しか考えない僕こそ悪徳だ。僕が最低だった。こんな僕はエゴイストだ。死のうか…。今から、タバコを吸いに行こう。深夜散歩しよう。僕は、本当に、おかしい。最低だな。まだ愛するあなたに会いたいな。実現して欲しい。今深夜4時40分。美しい月は出ているだろうか…。朝には朝日を浴びれるだろうか。実現してほしい。僕だけではなくて…。散歩から帰ったら、眠りに就こう。これがトシキマイノリティーライターだ。最低と言われそうだ…。行くね。

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