第25話 僕を殺して、楽しく生きろ。

社会に、迷わず、僕はお金と豊かさを上げます。そもそも、僕は、生まれてきたことに意味のない男です。でも、間違ったことや、曲がったことが大嫌いです。みんなが楽しめばいい。みんな、贅沢をすればいい。みんなが、家庭を持って、子孫を残せばいい。僕は、お金持ちになりたくない。有名になりたくない。ご飯とみそ汁と魚だけの食事でいい。マイホームとか、マイカーなんかいらない。恋人もいいや。自分の子供もいいや。自分の家庭もいいや。障碍者施設のグループホームに住むでいい。質素でいい。

先日、ラインで、友達になって付き合っていた、彼女にこう言われた。

「死ね!社会のクズ!お前は畜生だ!」

3回こう書き残して、僕から去っていった。会ったこともないのに、あまりに、僕に、高級なワインを買え!必ずもうかるから、と実にしつこいので、

「僕はお金は欲しくないです。それに、そんな高いワインを買うお金なんかありません。」

何度も何度も、こう彼女に申しているのに、彼女は分からない。僕は、女性と言う生き物がだんだん嫌いになってきた。本当に、女性は、「わたし」の事しか考えない。ついに僕が切れたら、彼女は激怒して、そのように僕に捨て台詞を残して、去っていった。なんか、淋しさだけが残った。

後で知ったことであるが、世話人さんが、警察のチラシを僕に見せて、「ロマンス詐欺と投資詐欺に注意!」とあって、まさにそれであるという事だった。詐欺師だけがが儲かるというのは、僕は許せない。まさに、悪質な私利私欲だ。何で女性は、こうも、「わたし」に拘って、お金ばかり欲しがるのだろう。僕はがっかりした。

どうやら、自分は生きて、周りは死んでもいいというのが、女性の業のようだ。しかし僕がこういうと、女性が腹を立てて、僕を責める。

「すべての女性はあたたかい。」と言った芸術家の岡本太郎氏。「すべての女性は美しい。」と言った写真家のアラーキー氏。僕にはよく分からない。

僕の女性の見方が悪いのだろうか?僕はただの女性垂らしだろうか?自分と違う異性が要るということに価値があると思う僕である。

しかし女性は、僕を、利用したり、おもちゃのようにしたり、からかったりするのが好きだ。僕が真面目に言っているのに、信じない。笑う。そうならばそうでもいいけれどね。いいや。僕は死にますので。決意は固い。人間が嫌いだね。汚くて、欲が深くて、噓ばかりで、成功ばかりしたくて、他人を平気で殺すし、イジメるし、言っても聞かないし、争いごとばかりだし、自分が人間であることが恥である。でも絶望的に、それが人間ならばいい。

病気に成ってもいいや。医者が儲かる。煙草を吸えば税金で国が儲かる。社会にはどんどんくれてやります。共済年金と国民年金は、いずれ、断ろう。ほかのだれかにやってください。全員、僕を無視してかまわないです。人生に価値はないとは本当だった。みんなよ。僕を殺して、楽しく生きろ。

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人間が嫌いです。 トシキマイノリティーライター @freeinlife

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