概要
明治の鹿鳴館時代に、運動大好き庶民派伯爵令嬢と嘘つき書生が謎を追う
十歳の日向子は、産まれてすぐに祖父から呪われているといわれ牧場へ里子に出されていた。しかし、祖父の死によって生家である香月伯爵家に連れ戻されることとなる。そこで、不思議なものが見えるという正太郎と出会う。
それは日向子にとって初恋だったが、正太郎とは二度と会うことはなかった。
それから月日は流れ、猫をかぶって華族女学校に通う日向子は、美貌の書生にいきなり抱きつかれる。怒った日向子は、書生を思いっきりひっぱたいたのだが、なんとその書生の秋貴は父が決めた日向子の許嫁だった。
日向子は秋貴に反発しつつも、いっしょに鹿鳴館の夜会を訪れることになる。体を動かすことが大好きな日向子は、ダンスを楽しみにしていたのだ。しかし、西郷隆盛の首なし幽霊が現れ大騒ぎとなる。驚く日向子だったが、秋貴はあれは幽霊で
それは日向子にとって初恋だったが、正太郎とは二度と会うことはなかった。
それから月日は流れ、猫をかぶって華族女学校に通う日向子は、美貌の書生にいきなり抱きつかれる。怒った日向子は、書生を思いっきりひっぱたいたのだが、なんとその書生の秋貴は父が決めた日向子の許嫁だった。
日向子は秋貴に反発しつつも、いっしょに鹿鳴館の夜会を訪れることになる。体を動かすことが大好きな日向子は、ダンスを楽しみにしていたのだ。しかし、西郷隆盛の首なし幽霊が現れ大騒ぎとなる。驚く日向子だったが、秋貴はあれは幽霊で
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!鹿鳴館華やかなりし時代に花開く、男女凸凹バディーの謎解き譚
伯爵令嬢の香月日向子は、幼少の頃里子に出されていたため、実は運動大好きな活発少女。だが、女学校では完璧に猫を被っている。
その日向子の前に、父が決めた許嫁、五辻秋貴が突然現れる。その出会いは最悪だったのだが、伯爵令嬢としてはこの婚姻を断るわけにもいかない。しぶしぶ二人で夜会に出向くと、その現場で幽霊騒ぎが起こってしまう。
不思議なものに興味がある日向子は興奮するが、許嫁である秋貴は、あれは幽霊ではないと冷淡。日向子にベタ惚れの秋貴はいいところを見せようと、あの幽霊が偽物であると証明してみせると息巻く。
ちょっと凸凹な許嫁コンビによる、鹿鳴館華やかなりし時代の謎解き譚です。
幼い…続きを読む