概要
因習×神隠し×殉愛ホラー 妹の中に俺の知らない『ナニカ』がいる
東京で働く涼太は、年末年始を実家ですごすため近畿地方にある村へ帰省していた。
そこは時がとまったような村で、三年ぶりに帰ってみても何もかわらない閉塞感が充満していた。
この村は、古い風習が残っていて、村の老人たちはそれを未だに信じている。
そんな鬱屈とした村で唯一の光は、義理のいもうと六花(りっか)の存在だった。
六花はむかし神隠しに合い、それ以来涼太とは疎遠になっていた。再会して涼太を変わらず慕ってくれる六花に、少しづつ違和感を感じる涼太だった。
妹は、本当に元の妹なのだろうか……。
涼太の疑念は日に日に膨らんでいった。
そこは時がとまったような村で、三年ぶりに帰ってみても何もかわらない閉塞感が充満していた。
この村は、古い風習が残っていて、村の老人たちはそれを未だに信じている。
そんな鬱屈とした村で唯一の光は、義理のいもうと六花(りっか)の存在だった。
六花はむかし神隠しに合い、それ以来涼太とは疎遠になっていた。再会して涼太を変わらず慕ってくれる六花に、少しづつ違和感を感じる涼太だった。
妹は、本当に元の妹なのだろうか……。
涼太の疑念は日に日に膨らんでいった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!恋愛とは錯覚から始まるのかもしれない
東京で働く主人公・涼太の実家は、近畿地方にある時が止まったような村だった。
ここには未だ古い習慣が残っている。
そんな村の中で涼太にとって唯一の光が、義理の妹・六花の存在だった。
けれど六花は昔、神隠しにあってしまった。
そこから、涼太と六花は疎遠になったはずだった。
休みなく働き、会社側からゆっくり休めと、年末年始にまとまった休みをもらえた涼太は、3年ぶりに帰省します。
けれど、やはり閉鎖的な村に長くいる気はないようで、涼太の気持ちは沈み気味です。
それでもここまで来たのは、六花がいたからでしょう。
そして顔を合わせた六花は、疎遠だったにも関わらず、昔のように接してくれるのでした。
け…続きを読む - ★★★ Excellent!!!じわじわ怖い……。
村・因習・おばあちゃん
と、怖い要素が盛りだくさんのホラー作品です。
冒頭ちょっとグロい場面はありましたが、その後は淡々と進んでいたこの作品。
しかし、そこはホラー。一筋縄ではいきません。
淡々と進んでいただけに、急に来た展開にひえぇぇぇとなりますし、何それ、じわじわ怖い。ともなります。
この世で一番怖いのは人間
とよく申しますが、まさにそうかもしれません。
人間の欲・情念・怨念
人間の心というものは、深淵なのです。
パッと読んだ感じは、『義兄妹の恋愛もの』かもしれません。
でも、違うんですよ、多分。
そうそうすんなり進みませんよ。だってこのお話ホラーですから!!
このレビューを…続きを読む