この物語の主人公は、高校二年生の男の子。叔父さんの探偵事務所の雑用アルバイトをはじめたばかりだった。
それなのに、叔父さんはコンビニに行くと言って外出中。
そんな時に限って、依頼人とは訪ねてくるものなのである。
その依頼人は、主人公を恋につきおとすには、十分な破壊力を持った可憐な微笑みを浮かべる、若い女性だった。
探偵である叔父さんの代わりに、依頼内容を聞きだす主人公。
この物語の『謎』は、ここらあたりで、皆さまでも想像できると思います。それは、自ずとハズレてはいないでしょう……。
でも、そのまま、ラストまで読み進めてください。最後に、作者さまが用意なさった『謎』の解答に辿りつくまで……。唸らされます。
この物語は、ユーモアミステリーのおもしろさを、存分に体験できます。最後の一文は、特におすすめ! そこまで考えてたのかぁ……?
読み終えた貴方は、まるで、ナニモノかに化かされた気分になるかもしれません。