降神術学園の殺神者

※あらすじのネタバレ注意。電撃大賞の応募用作品なので、お話の結末まで書いてあります。

『あらすじ』

　神々は死に絶え、人間の時代がおとずれた。
　神の霊体を憑依させて加護を得る。そんな技法を指して降神術という。
　降神術学園の生徒、レイヴン（あだ名はレン）には秘密がある。それは破壊神の転生体ということ。
　前世のレンこそ神々を滅亡させた張本人――最強の殺神者だ。
　レンはその過去を悔い、自分の力を忌み嫌っている。だから真の実力を隠し、落ちこぼれを演じていた。
　ある時、レンは後輩の天才少女、アカメに実力を見抜かれてしまう。
　彼女は戦闘狂であり、強引に勝負を挑んできた。
　しかたなく、レンはアカメを撃破する。
　そして近い将来、彼女が死ぬ運命にあると知ってしまう。
　レンはアカメを放って…続きを読む