第30話
・高嶺鈴花視点
私の灯が消える直前のこと。
かすかに初恋の男の子の声が聞こえた。
彼が助けに来てくれたの?
でも、もう無理だよ。
今頃助けたって。
ああ。
やっと解放される。
このぼーっとした感じ。
あれ?
なんで私が死にそうなのが分かったの?
偶然?
そんなことはない。
いや、ありえるかもしれない。
私の気持ちが伝わった、のかもしれない。
その瞬間、私の意識が途切れた。
次に目を覚ますと、そこは花畑、、、ではなく白い天井だった。
生きて帰ってこれたんだ。
「鈴花、大丈夫か!?」
「ん、、、大丈夫。ありがとう。」
きっと、塁斗は自分の責任だと思っているのだろう。
100%そんなことはない。転校を選んだのも、すべて私だから。
すると、そこへ父が来た。
父は、社長の座を降りた後残ったお金で投資をしている。
いわゆる投資家だ。
「鈴花、、事情はすべて塁斗君から聞いたよ。
後はこっちで何とかするから。
そして、今まで窮屈にさせてしまってすまなかった。」
別に、父が謝ることじゃないのに、、、
私は、数週間の入院が必要なようだ。
その間、暇だからYotubeを見ていた。
すると、とあるインフルエンサーが配信をしていました。
名前は、「プリンス龍兎」。
今、最も勢いがある高校生Yotuberだ。
彼の配信の同接は20万人を超えている。
それはなぜか。
彼は、今ざまぁ計画というのをやっているのだ。
彼は、仲の良かった友人の裏切られたらしい。
だから、自分が有名人ということを明かしてざまぁしようという企画だ。
私は、うらやましかった。
別に、ざまぁしたいわけではない。まったく、というわけではないけど。
彼は、たくさんのリスナーがいて、そのほとんどが協力してくれている。
私にも、私のことを知った上で協力してくれる人が欲しい。
それに、ちやほやされたい。
私が、今まで楽だったのは、金持ちという理由でちやほやされていたからだ。
うーん。
そうだ、有名人になろう。
実際、かかわりのある有名人は数人いる。
塁斗の兄である暴露マスター、塁斗のネッ友の音風ノア。
その人たちに協力してもらおう。
塁斗には、いつも迷惑をかけている。
だから、もう迷惑はかけたくない。
自分の力で何とかしたい。
配信者になってリスナーの人に手伝ってもらいたい。
まぁ、それだとすべで自分の力とは言えないけど。
私は決心して、「藍坂乃蒼」にDMを送った。
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鈴花、配信者になる!
何故配信者パートにしたかというと、自分の並走作品
https://kakuyomu.jp/works/16817330663423960048
と絡ませたかったからです。
後、ネタ切れです。
こんな変な展開でも、まだ見てくれると嬉しいです。
もちろんざまぁはまだ続くし、元クラスメイトや内藤もでてきます!
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