第29話(鬱注意)
何か嫌な予感がした。
俺は、布団の中で目覚めた。
今の時刻は、、、午前二時。
あのあと、俺は家に帰っていろいろ考えた後疲れてすぐに寝た。
寝ていたのだが、何や身内が悲惨な目にあっている夢を見た。
鈴花だ。
確か、美鈴も何か嫌な予感がしたから俺を助けることができた。
俺の予想が正しければ、、、
彼女は、今、、、
床より少し高いところに行こうとしている。
なんとなくそんな気がした。
彼女は、俺に今の彼女の状況を話した後、号泣していた。
とてもつらかったのだろう。
加工された画像を使われ、脅されていると言っていた。
そして、彼女はMINEでとあることを命令された。
「xxxxxxx」
この内容はさすがにアウトなので話せない。
ただ、そのことから確実に夕の男子仲間がかかわっていることが分かった。
俺は、少し学校を休むように説得した。
もともと、俺が転校なんてしなければ、、、
そう思ったが、もう起こってしまったことはしょうがない。
俺は、鈴花に一回助けてもらったんだ。
今度は、俺が助ける番だ。
俺は、急いで家から出て、家から数十分かかる鈴花の家へとダッシュで向かった。
―まだ、生きていてくれ、、、
そして、着いた。
俺は、彼女の家のチャイムを押した。
すると、彼女の父が出た。
俺は、今俺が来た理由を話した。
すると、俺を家へと通してくれた。
俺は急いで彼女の部屋に向かった。
そこには
|
O
彼女は、すぐに緊急搬送された。
俺は、何もかもが分からなくなった。
俺が見つけたときは、まだ意識があった。
ただ、ほんの、ほんの少しだけ。
彼女が、この状態から元に戻る確率はそんなに高くないと医者に告げられた。
「やだよ、、、」
俺は、気づいてしまった。
彼女のことが、、、
でも、今結果を出してしまったら、、、
俺は、もう少し我慢することにした。
・高嶺鈴花視点
あぁ、、、、
私は、脅されていた。
主犯格は、芦名夕。
彼女は、私がクラスでちやほやされているのを気に入らないらしい。
私は、脅しはともかくいじめすらも受けたことがない。
それは、私が通っていた学校では私が「社長令嬢」ということが知れ渡っていたからだ。
私は、正直そう思われるのは嫌だ。
皆は、そんな私に厳しくするどころか優しく対応している。
だけど、わざとらしく。
正直、そんな立場が嫌だった。
そのことと、塁斗が転校すると聞いたので私も一緒に転校することにした、
これで心機一転学校に通えると思っていたのに、、、
正直、その出来事で私のメンタルは崩れた。
今まで、どんなにうまくいっているのかが分かった。
そして、、、
―ガタン。
ばいばい。
わたしは、いきてちゃだめなんだ。
めんたるよわよわおんなだ。
おやにもめいわくかけたくなかった。
でも、もうむりだよ。
わたしが、いるだけでめいわくなんだよね。
じゃあ、いなくなればいいよね。
あんなおどしされたら、みんなこうしちゃうよね。
どんなおどしかは、いえないけど。
ばいばい。
私の灯が消える。
その直前に、かすかに初恋の男の子の声が聞こえた。
-----------------------------
「ツギハギスタッカート」って曲おすすめです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます