Chapter 4(配信)

第32話

・高嶺鈴花視点

後日、彼女から「OK」と返事が返ってきた。

そして、おすすめの機材などを教えてもらった。

高価なものだったが、一応私の親が金持ちなので何とかすることができた。

名前は、、、「すずかチャンネル」でいいかな。

アイコンは、できればイラストがいい。

だけど、頼める絵師さんを探さないといけない。

私はノアに助けを求めた。

すると、「すず」という絵師を紹介してくれた。

その人は2万人のフォロワーがいた。

その人の描くイラストを見てみたけど、私が求めていたイラストそのものだった。

なので、その人に依頼することにした。


数日後。

絵師さんから、通話で打ち合わせをしたいと言われた。

「こんにちはー。」

どうやら女性のようだ。

私も、

「こんにちは。今回は依頼を引き受けてくださりありがとうございます。」

と返した。


しかし、彼女は私の声を聴くと驚いた様子だった。


「すみません、突然なんですけど、カメラつけてくれませんか?」

私は突然のことですごく戸惑った。

そして、どうして急にそんなことを言うのか知りたくなった。

私がそれを聞こうとする前に、

「もしかしてだけど、塁斗知ってます?」

と言われた。


あ、もしかして。


「私、塁斗の元クラスメイトの美鈴です。」


私は彼女を知っていた。

クラスメイトじゃなかったけれど、塁斗から話は聞いていた。

とても親切で、冤罪をかけられたときに一番支えてくれた人だと。

そんな人が、まさか絵師だとは知らなかった。


「私は、塁斗の幼馴染で今のクラスメイトの鈴花です。」

私はそう答えた。

その後、お互い共通の趣味だったのでそのことについて話した。

緊張してたけど、一応知り合いだったので大丈夫だった。

数十分後、打ち合わせということを忘れていたので話を戻すことにした。

「黒髪の清楚な女の子のYotube用のアイコンイラストを描いてほしいです」

「ずいぶんざっくりですね、、、」

「あ、私の顔知ってますか?」

「知ってます。とても美人ですね。」

「ありがとうございます。私の顔に似せてほしいです。」

「なるほど、、頑張ってみます。」

こんな感じでスムーズに話が進んだ。

そして、打ち合わせが終わるころ、彼女に引き留められた。


「聞きたいことがあったんですけど。」

「なんですか?」


「もしかしなくても、塁斗のこと好きですよね?」


彼女も、私の好意に気づいていたのだ。


「どうして、わかったんですか?」


そう聞くと、彼女はありえないことを言い出した。



「私も、彼のことが好きです。

 なので、この依頼が終わった後は、、



 ライバル、ですね♪」


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うおおおおおおおおおおおおおおお

るいとのうばいあいてんかいきちゃああああ


更新遅れてすみません。

遅れた理由は友人インフルエンサーの11話と近況ノートを見てください。

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