第19話
まあ、そんなわけで転校することになった。
だけど、このままだとクラスメイトとか担任がいじられるだろう。
なぜなら、学校はみんなが助けてくれたのを知っているからだ。
でも、今までは大人数だったのと、有名人がバックにいる俺がいたこと。
そして、冤罪だったことがあって、俺たちに何も手を出せなかったのだろう。
でも、俺が転校したらある程度のリスクは減る。
そうなったら、せっかく手伝ってもらったのにそのせいで迷惑がかかることになる。
それは、普通にいや。
そんなことになるぐらいなら、いっそ転校しなくていい。
でも、クラスの人が後押ししてくれる。
まずは、腐りきった校長からだな。
校長は、確実に俺たちのことを邪魔者扱いしている。
前の、全校集会の件を見ていればわかる。
でも、校長は権力が大きい。
いくら有名人を使っても、今度こそはもみ消されるだけじゃないだろうか、、
そう思った。
でも、校長より上の役職はある。
「教育委員会」
以前、その力を使って休校にした。
でも、まだ校長が何かやったっていう証拠はない。
だから、教育委員会もおそらく今回のことは見てくれないだろう。
しかも、顧問解雇の一件で学校側も不祥事に敏感になっている。
このままだと、俺がいなくなったらさらにエスカレートするだろう。
俺は、昼休みいつものベンチで座っていた。
すると、誰か先客がいた。
「お、山下じゃん。」
「久しぶり、朝霧。」
山下とは、長い間しゃべってなかった気がする。
それもそのはず。俺は、顧問とか親とかの対応で忙しかったからな。
「山下、最近どう?」
「朝霧のことがあってから、みんな少しはおとなしくなったよ。」
「それはよかった。山下、ちょっと聞いてくれへん?」
そう言って、俺は今悩んでることを話した。
「あー。俺それ何とかなるかもしれんな」
「まじで!?」
山下が突然とんでもないことを言い出した。
でも、山下って正直あまり人と関わらなかったはず、、
「教頭のフルネーム言ってみて」
それは知っている。あの少しふざけた感じで、役に立たなそうな人だ。
「山下蒔苗でしょ。」
山下蒔苗。あれ?山下って、、、
そんなことある??
「そうなんだよ。あの頼りなさそうな人こそ、おれの親父」
そうだったんだ。いやでもまてよ。
教頭なら、息子のいじめに対処できたはずだが、、、
「なんで教頭、山下のいじめに対処できなかったの?」
「それはねー。
いじめてたやつの中に、ちょっとやばいやつがいて、、」
察した。
何かは、伏せておく。
でも、さすがに学校では対処できないやつだ。
「でも、今回は少なくとも校長のぼろを出すことはできると思うよ。」
そうして、山下と協力することになった。
-----------------------------
山下、おかえり。
もうすこしでCP3です。後、ラブコメカテゴリーに移動しました。
少し恋愛要素とかが入ります、、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます