概要
深海で発見された新種の生物は、人類にとって希望か絶望か――
二十年前に小笠原海溝九五〇〇メートル付近で、とある新種の生物が発見された。その生物は後に“クレイドル”と名付けられ、発見者の沖浦正嗣らは一躍有名人となる。
世界的な新発見から数年後の日本――あらゆる環境に適応することが判明したクレイドルは、突如深海から地上に進行して爆発的にその数を増やしていた。
クレイドルを追っていたライターの斎藤伊織は、数年ぶりに再会した親友から新興宗教である『揺り籠の会』への入信の誘いを受けると、断りきれずに見学に赴くことになるのだが…そこで難病を抱えた凪と出会う。
世界的な新発見から数年後の日本――あらゆる環境に適応することが判明したクレイドルは、突如深海から地上に進行して爆発的にその数を増やしていた。
クレイドルを追っていたライターの斎藤伊織は、数年ぶりに再会した親友から新興宗教である『揺り籠の会』への入信の誘いを受けると、断りきれずに見学に赴くことになるのだが…そこで難病を抱えた凪と出会う。