外伝②
~フィアンマブル領・屋敷客間~
「今回はメイド候補生並びにメグラ隊との鍛錬をして頂きありがとうございます」
「こ、こちらこそ鍛錬のお相手をさせて頂きありがとうございます…」
「全領を回ったのにお前まだ慣れないのか…」
「そんなにどっしり構えてるレドガーさんの方がすごいですよ……」
「ふふっ、肩の力を抜いて紅茶を1口飲んで落ち着くのがいいと思いますわ。」
「わ、わかりました…」
お出しされているカップを手に取り紅茶を飲む。
「……ふぅ…」
「では、改めてまして私はフィアンマブル領主、レビティア=フィアンマブルでございます。」
「王国騎士レドガーだ。」
「その付き添いのアリステラです。」
「さて、本題である王国騎士から全領主への極秘通達その内容を教えていただきますでしょうか?」
「はい、端的に言いましょう。先ずアリステラが『勇者』の素質を秘めておりそれにおける支援をしていただきたい」
「金銭的面は少し難しいですが、政治的面で有れば支援いたしましょう」
「ありがとうございます」
「先程私の領が最後と言いましたが、他の領主はどのような選択を?」
「他は…………金銭的面の支援の割合が多いですね。」
「政治的面からの支援の無さから見て後々縛るか切るつもりでしょうね」(クレタゾールは居るのであれば時間の観測で他の領主の選択が視えているのでしょうね…)
「……そのような未来にはして欲しくはないですね」
「大丈夫ですよ!」
「アリステラ、それが言えるなら鍛錬だけじゃなくて身の振り方の勉強もしろよ……」
「…わかりましたよー……」
その後、産まれたばかりのフィアンマブル家のお子さんを見たりした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます