鉄の異形
比奈名鬼雅大
第1話:歪んでしまった伝承
「やぁやぁ、この物語を見に来てくれてありがとう。さっそくだけど、質問だよ。君たちが異形のものだったら何を成したい?これはそんな何かを成した悲しい物語だ。僕と共に見に行こうか」
とある世界の貴族の間では、とある伝承が有りました。
『██████と呼ばれる。異形が産まれる時がある』と…
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ここは貴族階級子爵のフィアンマブル家、その地下室。ここには、産まれてしまった異形の子が父親に鞭とかでされているのは拷問かな?いや、読んでくれている君たちの価値観で言えば…そう『虐待』だね。
「さっさと死ね!獣が!母親殺しが!」
「………………」
あの子は何も喋れない、獣と言われたように彼は人間からはかけ離れファンタジーならよく居る魔族でも獣人でもない『異形』だ。
死ぬことも出来ず、毎日怒りをぶつけられる。なんせ、母親を殺して産まれてくる…いや、言い方が悪かったね。産めば確実に母体が死ぬ呪いと、民衆や貴族間で酷く言われてるみたいだよ。
最愛の人を無くす、その痛みは何物にも代えがたいとはよく言ったものだね。……正直羨ましい気はするよ
ガチャリ
おっと、気が済んだ訳も無さそうだけど戻っていったね。貴族のお仕事ってストレスかかるみたいだし、その発散も兼ねてるんだろうね。
虐待されていた彼について知りたいかい?この本を開いたんだ知りたいだろうけど……ここから説明するのは僕じゃない、これから運命が動き来てくれる彼女が見せてくれるだろうね。
さぁ、『運命の扉は開かれた!』
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