2023/5/1 月・晴れ・注ぎ口から直飲み
4/30
積読本の一番上から崩そうとするも、断念。実は積読本の一番上は草森ゆき「不能共」ではなくてよみさしの西尾維新「少女不十分」なのであった。
西尾維新の文体運びがすごく苦手な時がある。苦手でない時もある。なんというか、西尾維新が「地の文で漫然と話を前に進めようとしている箇所」が苦手だ。無論先生に限って「漫然と」文章を綴るわけもないので、単に読者のわたしがアホなのかもしれないのだけど。
「少女不十分」前半、とにかく話が前に進まない。「そんなこと」よりも続きは、と思っては本を閉じてしまう。こればっかりは作者との相性なのかもしれない。そうやって自転車のタイヤにリコーダーを投げ込まれた主人公が鍵を無くすところまで読み、小説をちょっと書いて寝たら日記のことなどすっかり忘れてしまった。反省文。
5/1
という具合に前日の日記を書いて出勤したら近年稀に見るクソ労働の日だった。わたしはたった一人で棚卸し作業をやり遂げたし、たった一人でそれをしなければならなかった環境に憤りを禁じ得ない。クソが
あんまりムカムカするので、帰りに甘いものを買った。クリームたっぷりのデニッシュパンと「マイルドいちごオーレ」の紙パック。500mlの、ストローを差す穴がついている、アレを購入した。して、いざ会計。
近年「無駄な使い捨て製品の使用を控える」という動きのためか、行きつけのコンビニでは、割り箸やプラスチックのスプーンは「必要なら自分でお取り遊ばし」とううスタイルをとっていた。わたしはもちろん、紙パックのためのストローを取ろうとした。
しかしそこに、ストローはなかった。そこになければないですね。
ストローがなかったので、車内に戻ってすぐ、紙パックを開き、注ぎ口からガボガボ飲んでいる。いちごミルクを。ああ、わたしに「ストローください」と言い出せる社会性が備わっていさえすればこんなことにはならない、悲しいかな。
今日より5/1を「やけ飲みいちごオーレの日」とする。
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