　昨日からやたらめったらにプロット（物語の筋書き）を書いては破り捨てる（比喩）を繰り返している。私は案出しもプロットもあらすじも全部紙のノートに書いてしまうので、すべて履歴が残る。履歴を見てみると、発案当初はAの位置にいた物語が気づいたらJくらいの地点に着地してることもある。そういうのがやたら面白いので紙に書いている。あとデジタルにすると場所が分からなくなるし、初期のアイデアを取りこぼすので、やっぱり紙がいい。

　どこぞでも書いたけど、5ミリ方眼罫のノートがいちばん使いやすい。方眼なので縦にも横にも斜めにもまっすぐラインをひけるし、字もラインに沿って書けばまっすぐ。面倒なときは自由帳のようにも使える。方眼ノート最強説。しかし仲間がいない。みんなスマホ派。

　人間ドラマを描くのが苦手なのは、人間をよく見ていないからだと気づいた。しかし今になって、過去の自分の曇った眼鏡を拭くことはできないので、今の自分の目を肥やすしかないのだ。

　昨日（9日）一回折れた心はガムテープで補強したし、ついさっき次の目標を一つ見定めることができた。そういうわけで今日もちびちびノートに書いていく。破り捨てたばかりのプロットの隣に。負けるものかよ。自分に。