第32話
ヘリから降りてきた迷彩服姿の女数名とスーツ姿の女に船の女達が低姿勢に対応しているのが離れた場所にいる俺からも確認出来る。何事か話して、俺の方を見る女達。
何やら機材を準備している。離れていてよく見えないけど、スピーカーとかコードとか色々用意してる感じかな?
スーツ姿の女がマイクを持って俺の方を見ながら喋る。
『はじめまして、ミスター。私はレイチェル・アルバン。USAの外交官です。貴方に協力していただきたいことがあり、今回この者たちに依頼をして手荒な出迎えをしたこと謝罪します。こちらで腰を据えて、お話をするためにそちらから降りて私の元へ来てください。』
なんと、流暢な日本だった。不定形の思念体の思念以外では久しぶりに聞いた。だけど、ちょっと違和感のある話し方だ。実際に日本語で喋るのは場数が少ない感じか?ま、日本人は基本的に親しくなければ指摘しないから知らないんだろうな。
俺も指摘しないでおこう。楽しいから。
とりあえず、壁に突っ込んでいた四肢を引き抜いて自由落下する。下に女傭兵達がいるがお構い無しに。
「ぐぇ」
「む、ちゃんと避けないと。鈍臭いな。」
約1名、鈍臭い女傭兵がクッションになった。日本語分からないだろうから酷いことを言ってから立ち上がる。
無事、巻き込まれずに回避していた女傭兵達が遠巻きに俺を見ているが鬱陶しいから無視してスーツ姿の女の元へ歩いていく。
「お待ちしてました。ミスター。」
「ああ。」
「ミスターは今、世界の1番の問題をご存知でしょうか?」
「日本のクソ野郎共が死者を弄び、世界を蹂躙してるのは知っている。目的は俺を探し出して捕まえること。アイツらの対処方法も知っている。足りないのは協力者だけだ。アンタらが俺に協力してくれるならありがたいんだがな。」
「…正直、驚きました。そこまでのことを既に知っていらっしゃるとは。ええ、我がUSAが全力で協力をします。」
「そうか、よろしくレイチェル。俺には名前がないから好きに呼んでくれ。」
「それよりも、服は着ないのですか?」
「裸でいる方が長かったから、服は着ても違和感があってな。股間隠すくらいなら努力するぞ。」
「い、いいえ。ですが、女に襲われることを心配しないのですか?」
「襲いたければ襲えば良い。どうせ、俺は死なないしこんな海の上じゃあ娯楽なんてないだろ。逃げ回っていたのは余興だ。どうだ?レイチェル、ヤるか?」
「ゴクリ」
…
「ハァ♡ハァ♡」
「♡、♡」ビックンビックン
朝日を浴びる甲鈑の上には死屍累々と全裸で様々な液体濡れになったレイチェルや女傭兵達が息絶え絶えに所狭しと転がっていた。
「久しぶりにしたが、やっぱり清々しいな!」
休まず行為をして、1週間目の朝であった。
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