第10話
俺がどんぶらこしていた川の名前が深濃川という。前世では聞いたことがないな?で、竿捨山があったのが信濃国つまり長野県だけど、こっちの世界だと昔の名前のままなのが多くて日本地図見るまで俺にはちんぷんかんぷんだった。
川漁師の自宅があるのが越後国、つまり新潟県だ。日本地図だと右斜め上に当たるが随分、遠くまで流れ着いたな俺。とりあえず、川漁師には好きなだけ居て良いと許可貰えた。これが1番嬉しい。
あと、昨晩の行為中のアレコレな音や声が思っていたより響いていたようでかなり離れた場所に住んでいる女達が昼間から盛りに来た。俺は来る者拒まずだから良いんだけど、他の男はどうしたんだよ。
聞いてみると、ほとんどの男が薬がないと出来ないらしい。その薬が越後国では品薄状態らしい。だから、したくても出来ない。でも、昨日の行為を盗み聞きしたらアンタ薬無くても抜かずにいくらでも出来るようじゃないか?ならアタシらにもヤラせろ。って、おいおい。
そんなことなら、人肌脱いでやろうじゃないか!
股間の武器がヒリヒリするくらい頑張ったよ。乾く間もなく頑張ったよ。
頑張った結果、何故か越後国の全ての女と致すことになった。何故?クチコミが越後国中を駆け巡って県知事的な人らに目をつけられたらしい。
下手な扱いをしなきゃ俺は何処でも構わないけど俺1人で数万人は相手に出来なくない?え?寝なきゃ大丈夫?死んだらどうするの?その時は他から拉致ってくる?それなら薬にすれば良いんじゃ…あ、はい。そうッスか。
"薬盗むなど犯罪だろ!"って拉致は犯罪じゃなかったんだね。知らなかったよ。
そして、俺は越後国の何処か分からない建物に収容された。いや、これ絶対監獄だろ!ふざけんな!あ、はい。すみません。大人しくしますんで、はい。
ふーっ、危なかった。"随分と反抗的だな?今すぐ殺しても良いんだぞ?ええ?今すぐ死にたいのか?チッ、根性なしが。最初から言うこと聞いとけ。とりあえず、今日は飯抜きだ。"いきなり、殺されそうになるとはいやはや…越後国クソだなぁ。これだったら元ご主人様のとこが天国に思えてくる。しかも、飯抜きとかアホか。出るもんも出ないぞ。本当に俺のこと死んでも良いと思ってそうだな。はぁ、嫌だ嫌だ。
そんなこんながあって、昼夜問わず色々垂れ流しながらの毎日を度々気絶するように寝たりしてなんとかこなして何日?何週間?何ヶ月?過ごしたかよく分からないくらい頑張った。
川漁師と無事に再会出来てあれから何日経ったか聞いたらなんと5年も経っていた。え、せいぜい1年くらいかと思ってた。
川漁師には俺が5年前とまったく変わっていないことを驚かれた。そして、股間装備が立派になってることも。いやぁ、何人の女と致したか覚えてないけど立派になっちゃうのは仕方ないよね。ははは
にしても、川漁師でまだ1周目か。2周目はいつの事になるやら。やれやれ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます