第4話

変質者の女もといご主人様に飼われて早8年。年齢的に中学卒業して高校入学する歳になってしまった。


ご主人様は男の扱い方を知らなかった。だから、豪邸の家政婦さん達と俺が行為しているのをそばで見ながら勉強していた。


だけど、肝心な時にポンコツになる。その度に俺は家政婦さん達とした。薬服用していたからな。


12歳に精通した途端、ご主人様が決心したのか初夜を迎えた。クソザコだった。意識失ったご主人様をそのままにして家政婦さん達参戦。


度重なる行為によって経験値が爆上がりした俺はご主人様の知り合いの方々に1夜いくらでレンタルされた。そんな中に教師をしている女がいた。淫行教師かよ。だけど、俺が小学1年生で今の境遇になったことに珍しく同情されて夜の相手をしながら学校の勉強を教えてもらった。


あと、お母さんの今を教えてもらった。…新しい男の種を孕んで男児を出産して幸せそうだったと教えてもらった。それを聞いて俺は帰る家を失った。


自分の誕生日を知らない俺は連れてこられた日が誕生日とされ、最初の誕生日プレゼントは大型犬用の首輪だった。素直に着けてみせたらその晩はハードだった。


ご主人様の客の中にはあの時の女医がいた。再会した晩に首絞められて痕を付けられて、ご主人様に初めて殴られた。


加虐趣味の客の相手をさせられることが多くなり、消えない傷が増えてきた。ご主人様が俺の代わりを探しているようだ。そろそろ飽きたのだろう。解放されるまであと少しだ。


18歳の年の冬にご主人様から「今までご苦労」とだけ言われ俺は11年ぶりに1人で外に出された。やっと解放された。だけど、帰る家がない。これからどうしよう?

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