第3話 伊藤と李鴻章②への応援コメント
いやぁ面白いですねぇ。
しかしこの時代の清でオリンピックの話は無理そうだなぁ。満州人だと逆に能天気になってくるのだろうか...
誤字報告?
中国人同様な攻撃的だから
同様に
作者からの返信
いつも誤字報告ありがとうございます。
この時代の中国だと難しそうですが、基本的には西太后のワンマンなので国情は別として西太后が動けばワンチャンってところはあります。
第16話 以蔵、土佐と己の現状を語る②への応援コメント
ドキドキの展開が続きますね。
面白いです!
誤字報告
坂本龍馬、ついでに俺の一属でもある
一族
作者からの返信
誤字指摘ありがとうございます。修正いたしました。
人斬りに戻ってしまった以蔵と新撰組の緊迫したやりとりが続いています。
編集済
第7話 燐介、ワシントンへへの応援コメント
誤字?指摘です。
前話のコメントについてた話ですが、こっちも下士官→下級士官ですかね。
いつも楽しんで読んでます!
作者からの返信
ありがとうございます。
このあたりのちょっとした用語は時々勘違いしている時があるので、またありましたらご指摘ください。
第3話 燐介、竹子と話をし、帰国の途に就くへの応援コメント
カンペの存在がバレそうに笑
危ない危ない。
あとは首相になるなら内政系の知識も仕入れたいですよね。一太は日本国内では全力を出せない立場な訳ですが、持ってる知識をギリシャに注ぎ込めばそっちが跳ねる可能性も。ただ流石の一太でも工学、医学分野はそんなにかな?(メタいこというと、話としてもとっ散らる気がしますしね)
アメリカの様子も気になるところです。
続きも楽しみです!
作者からの返信
カンペがバレそうになりました(^^;)
首相になるなら内政もやりたいところですが、国内が滅茶苦茶なのですぐに内政に取り掛かれない状況もあるんですよね。
ここから内政やりだすと話がめんどくさすぎるのも間違いないですし(^_^;)
ということで、基本的には外交メインになりそうです。
第15話 生麦への応援コメント
プロローグで出てきた生麦事件、起こったことは起こりましたが、その後の流れは結構変わりそうですね。
プロローグ読んでる時点ではここまで詳しく書かれるエピソードとは思っていませんでした(作者さんも想定外だったところも多そうですが)。
丁寧に書いてくださった作者様には超感謝です。
イギリス商人とかのワードも出てきてフラグが立ちまくってましたが、ビリー死んじゃいましたか…
善英の聡明さならいつか一太が現場に居合わせた以外の意味で防げた立場(と言っても生麦事件を起こしながらこっそりだけ難を逃れさせるのは上手くやらないと不自然になってしまいそうです)にいたことに気づきそうですが、気づかないふりをするにしても、大義のためを理解して胸に仕舞うにしても、思いを一太にぶつけるにしても蟠りが残りそうなのが辛いところ。
ただ、善英は独りになってしまった訳ですが、一太も割り切っているにしても今後も見捨てる悔しさ、罪悪感を(燐介は別として)独りで抱え続ける運命にある訳で、善英にとっては酷ですが寧ろ一太の悔しさと罪悪感に踏み込んで、この件で互いの孤独が和らいでくれたらと考えてみたり。
さて薩英戦争はどうなるのか。続きも楽しみにしています!
作者からの返信
イギリスとの関係が濃厚になった関係で、生麦事件もより突っ込むことになった感はありますね。
ビリーは結局死んでしまうことになりました。
役目的にどうしてもそうならざるをえなかったところはありますね。
2人とも何だかんだと太平天国の地獄も見ていますし、覚悟して渡航してきているところはあるので、ここで一太を恨むとか、今後の展開で恨むということはなさそうです。とはいえ、家族の死ではあるのですぐに立ち尚蹴るかというとそうでもないわけですが。
歴史の中で生きることの難しさを一太はかみしめることになりましたし、今後より注意して生きていくことになりそうです。
薩英戦争に向けての難しい話は、燐介の方にも持ち込まれることになりそうです。
第2話 エドワードとアブデュルハミト②への応援コメント
マルクスが友人枠認定されてて笑います。
ほんと実害がなくて良かったなぁ(この世界での歴史的評価はうーん……楽しみです!)
作者からの返信
ロンドンにいる時は頻繁に一緒にいるので、そういう認定になったようです(^^;)
第4話 燐介とアブデュルハミト③への応援コメント
面白くて読むのが止まらないです!
近代オリンピック、近代と近代に生きていた人は認識してないでしょうが、じゃあなんて言えばええねんと言う話ですよね。
気になって調べちゃいましたが、初回は単にGames of the Olympiadと呼ばれてたみたいですね。
歴史物で当時にそんな概念はない!みたいなツッコミに対しては、現代語への翻訳の都合だと自分は押し切るようにしています。
作者からの返信
よくよく考えると、この時代に生きる人には今ですから、近代というよりは現代オリンピックというべきでした。
ただ、作中何箇所使われているか分からないので、全体を見直す時に直すようにします。
第12話 一太、加賀の改革に助言する①への応援コメント
一太が詳しすぎる笑
相当熱を入れて調べてたんでしょうか。
彼の卒論が完成することがなかったのが惜しいですね。
作者からの返信
加賀は江戸の最大大名なのに幕末ではさっぱり目立たないので、そういう点で関心を持っていたのだろうと思われます。
第6話 一太、地方大会の開幕を知るへの応援コメント
これも省略しただけかも知れませんが、返金された2両をがめた感じに笑
だとしてもそんな罪悪感を感じないのは土方さんの人徳ですかね(皮肉です)。
作者からの返信
土方、話が進む度にどんどんいい加減かつ軽薄な存在に……(^^;)
副長時の苦労があるので、許されているのかもしれません。
編集済
第9話 燐介、パリで駐仏プロイセン大使の訪問を受けるへの応援コメント
ビスマルクの顔なら年齢若くてもピンとくるやろと思いましたが、髭と被り物の印象が強すぎるし、日本人の中にいるならともかく、ドイツ人並べられてどーれだをやられるとわかる自信がありませんでした。
あと作中で20年弱経ってるわけだしそこら辺はカンペ(一太)で復習しないとですね。
しかしセリフ含めてやり返されてて笑います。
ひどいとばっちりだ笑
作者からの返信
若い頃の写真や肖像画を見ると、面影はありますが有名な写真は完全に白髪白髭時代なので、若い頃だと同一人物とは思えないかもしれません。
何となく覚えている設定ですが、実際には違う世界で20年も生きて、全部覚えているのかという疑問はありますからね。
江戸の敵を長崎で討たれるような感じになりました(笑)
第6話 19世紀のママ友カーストへの応援コメント
一太の出身地である播磨の国が題材だから、一太が転生者じゃなかったら喜びそうな話ですね。
まあ中身はいい話じゃないですが…
作者からの返信
こういう形で地元が取り上げられると、うれしいのかそうでないのか中々複雑な気分になりそうです( ̄▽ ̄;)
第4話 燐介、ギリシャ首相候補となる③への応援コメント
そりゃこのメンツに相談したらこうなるわ笑
毎話とても面白いです!
作者からの返信
この時代の日本にいる者に尋ねたらほぼ全員がこんな方向性で回答しそうです(^^;)
第3話 燐介、ギリシャ首相候補となる②への応援コメント
「何で首相候補になるのか、さっぱり分からない。」
そりゃオリンピック再開するならアテネでもできるように言い出した自分でケツ拭けと言うことなのでは…
どうなることやら。
続きも楽しみです!
作者からの返信
この時代にイギリスからギリシャに関心を向けるとなれば、そういうことにはなりますね(^^;)
イギリスとフランスで世界を分割しつつある時代なわけですし。
第2話 一太、手柄を横取りされるへの応援コメント
手柄の横取りで言ったら転生組は史実の手柄を横取りしまくってる立場だし、それで人のことを言うのは憚られますな。
桂さんは本格的に宗旨替えですか。本当に長州に戻るなら、松下村塾組とも接点できるだろうしそれがどう影響するやら。
あとは手を離れたにしても剣術大会は上手くいって欲しいですね。
続きも楽しみです!
追伸
丁寧な返信ありがとうございます。
この作品を読み終わったら他の作品も読んでみますね!
ご紹介ありがとうございました。
作者からの返信
そうですねぇ。この世界ではそうではないにしても、誰かの功績をくすねまくって今まで来ているわけですからね。
桂は宗旨替えしてきました。彼が宗旨替えすれば毛利の殿様とも接点がもてますし、色々良い方向に進みそうです。
剣術大会は手を離れてしまいました。
そして次第に作者の関心からも……( ̄▽ ̄;)
第2話 ジム・クレイトンのベースボール復帰への応援コメント
いつも楽しんで読んでいます!
21歳は若すぎるのでもっと現役で活躍して欲しいところですが果たして。
経済豚としての命の価値観は、教育コストの激増が起きるまでは軽いままでもいい(よくない)わけですが、その後の時代の変化についていけるか史実を知っている身としては心配になるところです。
誤字?報告です。
本人としてみれば、年上のリーダーに反対されて不満だろう。
年下
作者からの返信
年下でした(^^;)
何故、年上になっていたのが……
医学の発展もまだまだですし、根性論もある時代ですので、東西問わずやり過ぎて死ぬ人もいるんですよね。
教育コストが増大したから少子化になって、代わりに死ににくくなるというような関係性は間違いなくありますね。この話の主題ではないですが、中々複雑な問題です。
第5話 一太、ゴルチャコフと交渉する②への応援コメント
この時代から樺太の油田、ガス田の開発に取り掛かれれば、後の石油禁輸からの対米戦がそもそも生まれなかったかなとか考えたりはします。
未来を知っている身からすればアラスカも買いたいですが、その前に日本の国力増強しないととてもそんな余裕はないですねぇ。
日本がエネルギーを国内調達できることが、ロシアの不凍港のような日本の悲願の気はします。まあ江戸時代は当然自給率100%ですし、日本における石炭の時代まだ始まってすらいないので、転生者以外誰も意識してないでしょうが。
作者からの返信
日本の位置からアラスカまで行くと、後々アメリカを刺激した可能性もありますし、距離もかなりあるので個人的にはマイナスの方が大きい感はあります。
樺太までが限界かなという気はします。
対米開戦回避は別作品で色々弄っていますので、興味がありましたら是非。
エネルギーの部分は近代以降欠かせない要素ですからね。
この部分をどうするかというのは過去も今も未来も共通する課題と言えそうです。
第4話 一太、ゴルチャコフと交渉する①への応援コメント
表だった要職を務める覚悟はしてる訳ですね。
今は非公式の懐刀ですが、新政府ではその気があるのかな。
ここら辺はダブル主人公の役割がはっきりしていて、1人の主人公を大立ち回りさせるより話がとっ散らかりづらくていいなと考えてみたり。
とても面白くて、続きも楽しみです!
作者からの返信
ビスマルクやゴルチャコフと話をした以上、そこそこの地位にいないと話が進まないですからね……
ダブル主人公制は当初全く考えていなかったのですが、何となく山口もいた方が良さそう的な感じで出し、結果的に国外は燐介、国内は一太の図式が確立しました。
第1話 ロシア駐在プロイセン大使への応援コメント
未来の鉄血宰相こんなところにおったんか。
タイミングってこれのことですかね。
誤字か敢えてかわかりませんが念の為。
「……ブロイセン大使?」
追伸
コメント返信ありがとうございます。
一太が当初から記憶があった場合、たしかに松蔭先生の付き人として横浜に来ることはイメージできませんね。
仮に打算でやろうとしても、「一太、おまえは小賢しい!」と言われるのは想像できます(゚ω゚)
作者からの返信
プロイセンでした( ̄▽ ̄;)
たまに変換でパ行とバ行が違ったりするんですよね……
この時期はロシア大使になっていました。この時の経験でロシアをプロイセン側につける外交手腕を身につけたのだろうと思います。
別の話で、近代でもっとも困難なチャレンジは何かとか考えた時に「松陰を明治まで生存させること」というようなネタに行きつきました。松陰先生はある意味では困った人です(^^;)
第3話 試衛館の剣客、感状を受けるへの応援コメント
誤字報告です。
「座っているのは外国奉行の新見正興さんだった。二年前の訪米で正史を務めていた人だ。」
おそらく正使の誤変換じゃないかと思います。
作者からの返信
誤字指摘ありがとうございます。
修正しておきました。
第3話 アルバート大公との約束②への応援コメント
そう言えば燐介は土佐でこのままだとは限らないからと10年そのまま過ごした程度には転生が一時的なものだと思ってるんでしたっけ。
一太の例もあって不思議現象だと割り切ってるんでしょうが。
自分は生き急いでしまいそうですが、燐介の生涯は良い感じに時期を捉えてますよね。逆に一太が生まれた時から記憶があったなら相当生き急いでだ気がします。
作者からの返信
最終的に元の人生に戻りそうなもの、と解釈している感はありますね。ただ、ペースなどは考えずに今の人生に関しては頑張ろうとは思っているようです。
一太の時代で最初から記憶があれば、例えば松陰先生に対する態度なども変わっていたかもしれませんね。「一太、おまえは小賢しい!」と怒られていた可能性も(^^;)
特別編・幕末烈女隊出陣・後編への応援コメント
こまめに返信ありがとうございます。
楽しんで読んでおります。
些事ながら誤字報告です。
二人が寝に持つ可能性があります。
根
作者からの返信
お読みいただきまして&誤字報告ありがとうございます。訂正しておきました。
第1話 燐介、リンカーンにつくことを明言するへの応援コメント
一太とすり合わせしてないからここら辺はまんま杞憂になりそうな
ドキドキワクワク
作者からの返信
燐介、この段階では一太のことを分かっていないというのもありますし、ここは自分の感性を信じて進むことになりそうです。
第4話 一太、松陰の死の先に覚醒するへの応援コメント
あっさり退場、だけど本来の作者様の想定より海外ではっちゃけすぎてたと言うべきなのか
新聞とかに載りまくってるし、政治家とかとも面識あるしで、幕府の野蛮ポイントが史実より溜まりそうではある
続きも楽しみです!
作者からの返信
あっさりと退場してしまいました。
一番退場いただきやすいタイミングですし、松陰が更に暴走すると日本史が大変になったかもしれません。
松陰、日本人としては例外的に知られていた存在ではあるものの、日本国内に戻ると日本の問題、というような感覚になりそうです。詳細まで報じるところもないでしょうし、「幕府は酷い」という感じにはならなかったかもしれません(^^;)
第14話 バーティー、世界一のレースを提案する②への応援コメント
ここまで来てようやく「ちょっと怖くなってきた」の燐介のほうが怖いと思うのは自分だけでしょうかw
それとナポレオンも政治家としての能力がすごく高いと思いますが……どうしても軍事のイメージが先に出ますね。非現実な目標(大陸封鎖令)を掲げたせいで色々うまくいかなかったのも原因かもしれませんね。
作者からの返信
燐介、日本の大物についてはコントロールするつもりでいましたが、名門の皇后あたりは雲の上と思っていたようです(^^;)
ナポレオン、法典整備など革命政権で実績も残していましたからね。
ただ、ご指摘のように軍人のイメージが強く、逆に3世は軍はからきしで政治をやっていた印象ですので、3世の方が政治に強いという印象になったようです。
編集済
あとがきへの応援コメント
カクヨムのスポーツ小説特集で紹介されていたので読んでみた所すごく面白くて先が気になるあまり一気見してしまいました。
日本は激動の幕末期、様々な人が様々な思惑で動き時に命を落とした人も多くいた時代でしたが、世界もまた激動の時代だったのですね。
そんな時代を世界では燐介、日本では一太の視点で描くことで、自分のような世界史はおろか日本史すら怪しい人間でも分かりやすく親しみを感じながら読むことが出来ました。
そして二人の賢さや行動力には見事と拍手を送りたいです。とても魅力的な主人公達でした。
歴史上の偉人達の描かれ方もよかったです。素晴らしく尊敬できる生き様を見せて頂いたという意味では松陰先生が、ダメな部分もあるけど見ていて楽しかったという意味ではエドワード王子が自分は好きです。
作者様におかれましては素晴らしい物語をありがとうございました。
作者からの返信
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
不思議なことに……といいますか、世界はつながっているからといいますか、日本の激動期は世界の激動期でもあるんですよね。
と言いつつ、私もたまたまそういう視点に立って気づいた部分もありましたが、これをうまいこと説明できると面白いのではないかと思いました。
開始時点でもマルクス主義とかリンカーンは出てくることが確実でしたので、なるべく分かりやすく伝えられるようにと思いましたので、分かりやすく読むことができたのであれば幸いです。
エドワードは当初は出すことを考えていなかったのですが、ダメなところもありつつ魅力的な人物なので気に入られたのは良かったです。
個人的にはアブデュルハミトも結構好きになりました( ̄▽ ̄;)
第3話 燐介、野球の神髄を語るへの応援コメント
私は現代においては逆に野球の方が一発勝負だとジャイアントキリングが起きやすい(ピッチャー1人の出来だけで試合が決まる=作中にもある格言で言うところの勝つのは守備である)スポーツだと思ってますが、1人の優れたバッターによるチャンスメイクの機会は現代野球だと当時のルールにない敬遠4回でほぼ走塁だけになるわけで、攻撃面で言えば確かに1人では力が出せないスポーツですね。納得しました。
もし沖田が現代野球のルールを知っていたら、星取り戦より勝ち抜き戦の方が近いのでは?とか言って話がややこしくなっていたかも知れません笑
引き続き楽しんで読んでおります!
作者からの返信
野球はピッチャー次第というのは確かにそうですね。
ピッチャー(と獲れるキャッチャー)の占める比率はかなり大きいと思います。
ただ、打つ方に関しては結構平等だということで、野球の認知度が低い地域で野球教室をするとこういう話が出て来るのだそうです。
アメリカより先に本格的なリーグを作るとなれば、今のルールと全く違う形式のものができるのかもしれません。
編集済
第24話 燐介、松陰と対峙する②への応援コメント
成長期の沖田(当時は10歳か12歳?)がアメリカで肉を食いまくれば、ゴツくなって帰ってきて結核フラグもへし折るかもですねと予想してみたり。
しかし、このコメントのために調べて思ったんですが、この時の沖田若いですねぇ。主人公より若いのに(次のコメント返信でこの作品では数え14歳で同い年とのことを知りました)ビルドアップ以蔵に勝ったのか!そこがびっくりでした。流石沖田。
めちゃくちゃ楽しんで読んでます!!
作者からの返信
沖田の年齢ですが、燐介と同じ1842年という設定になっています。
この先、世界史上の同年代も巻き込んでいくことになります。
沖田が体力をつけまくる展開になりそうなのですが、新撰組の激務も相当に蝕んだようですので、史実通り新撰組に戻った場合にはこれがどうなるかでしょうか。
センスとスピードを見せつけて以蔵のパワーに何とか競り勝ったようです。
第10話 ハウトゥー黒船乗船への応援コメント
以前のコメントに返信いただきありがとうございました!
歴史の流れは主人公の動きによって変わるにしても、変わらないであろう地震等の天災を予知でき、教養としての防災知識があるだけで凄まじく有能ですからねぇ。
直近でも2年後の安政の地震ではかなり被害がでていますし、藤田東湖が亡くならなければ水戸のご老公も考えを変えてた可能性がありますし、、、
ただ、その改変で戦争が起きたりする可能性を考え始めると、自然災害に対しては全力で抗っていいという簡単な話にはならならないわけですが。
今後スポーツがどう関わってくるのか楽しみにしながら読んでいきます。ここまでもすごく面白いです。
作者からの返信
こちらこそありがとうございます。
未来から来る場合、災害知識はかなり大きいですからね。
ただ、安政の大地震の日時や震源を知っていても信じてもらうことに苦労がありそうですし、キーパーソンだけ生かすことになってしまうとか、制限などはやはりありそうですが。
また、バタフライ理論ではないですが、生き残ったりしたことで世界そのものが変わるところもありますからね。この話だと長編過ぎて、全部できたかというと心もとないところもありますが。
他作品の『リアル中世世界に転生しました』の二部や、『近代日本転生』ではそうした「ちょっと変えればうまく行くほど歴史は甘くない」という話になっています(^^;)
第3話 燐介、野球の神髄を語るへの応援コメント
正直言って「ガッカリ」応援できなくて申し訳ない。
まずこのくだり『作者様は「野球(現代日本)」と「ベースボール(原典)」の区別ができていない。』と考察される。
牧野茂(元巨人HC)の言葉を借りるならば「野球はヒットの延長線上にホームランがあるがベースボールはホームランの打ち損ないがヒットである」
根拠①、百年以上前のBBルールには「打者は高め低めのリクエストが出来た」「バットの片面だけ平らに削ることができる」と言うのがあったそうだ(パンチョ伊藤さん著【大リーグへの招待】より)まさにホームランを打たせ、得点を取りあう競技だったのである。そういう時期にタイムスリップしたのだ。
根拠②、拠ってホームランを打たない技法は嫌われ「つまらない」「卑怯な手段」とみなされる、近年ではいとろー選手が年間最多安打を更新したが(立派な記録である)それまでの記録保持者はほとんどがバントヒットであったという。ナント!当時のルールにはスリーバント失敗=アウトというルールがなく当該選手はバントのし放題、プロ興業が盛んになり「手段を択ばず」方法が否定され出来たルールでサッカーのオフサイド(近代定まったルールです)やバスケの3秒ルールと同じ。
同じような経緯で大発明のテキサスヒット=芯に当て外野まで飛ばせればヒットになる。画期的とは思うがベースボールとは別物とみられ衰退。近年でいう人工芝ヒット=叩きつけるバッティングで内野を高速で抜けるヒット、日本では受けるがメジャーでは嫌われる、その証拠として人工芝から天然芝に興行的に変える球場が多数ある。(メジャーの人工芝ヒットはアッパースイングの打者がホームランを打ち損ねることでトップスピンの打球になりヒットになる。観客にしてみれば振り逃げと変わらない。)
そもそも持論だがベースボールの守備とは単なるタマ拾いに過ぎなかった。打ちそこなった打者がペナルティーとしてベースまで進む義務を負わされ球拾い側と競争したのが形作られたものであろうと思っている。
以上から作者様の作品に「現代知識」がどうのと言っていますが競技の原典、黎明期「より意欲を持とう」と言う時代背景において『魂のない』佐久日野と感じざるを得ないです。
最後に一言「スポーツとは貴族のものであり、その歴史は高々300年もない」
近代、戦争が少なくなり、お金と暇がたくさんある貴族があえて自分に肉艇的精神的金銭的に負荷を与えたのがスポーツであり、現在当時ほどお金と暇がなくても平民たる我々もスポーツをする余裕があるという事で、本来はアマチュアリズムがすべてでありプロスポーツはスポーツでなく仕事であり本来のスポーツとの概念とは異なる。こういうと古代ギリシャ当たりのオリンピックを持ち出す人がいるがあれは平和の祭典ではなく軍事パレード(軍事でもストレーション)自国の軍がいかに優秀か、戦いを仕掛けてはいけないと思わさせるための行事でありスポーツの原典となったがいずれも兵士の仕事や訓練でしかない。そういう意味でプロアスリートと呼んでもおかしくはない。
スポーツは貴族のものというと「ではゴルフは?」と反論がある。「あれはもともと貧しい羊飼いが杖で石ころを打って穴に入れたものでプロの要素がない」然りである、ただしその羊飼いも飢えに苦しむほどでなくゆとりがあり何より暇がある、そこにスポーツが生まれたのは当然と言えば当然。ただ自分お金で自分の土地にゴルフ場を作れるのは当時貴族だけ。平民の自領での石ころ打ちを禁止できるのもまた貴族だけ。
以上考察論でした。
作者からの返信
ご指摘ありがとうございます。
ここ、そこまで深く考えていたわけではないのですが、
ちょうど100年以上昔くらいが、ベーブ・ルース等の時代でホームランが主役になっていった時代ですね。
ただ、その少し前にいたのは「長打よりヒット」というタイ・カッブですし、更にそれ以前となると技術もそうですし、道具の問題もあってホームラン以前にボールが飛ばない現実もあったのでコースを指定できたことなどがあったようです。
このあたりが19世紀終盤くらいの話で、それより以前……1850年代ともなるとまだマイナールールも色々ありましたし(フットボールもラグビー式なりアソシエーション式なり色々ありました)、人気なり伝統なりもない時代ですので、ルール的な肝が何かというのもないんじゃないかなと思います。
スポーツが貴族のものかどうかは分かりませんが、近代に関しては学生の方がメインのようには思います。
オックスフォードとケンブリッジのボートやハーバードとイェールのアメフトなど、プロ化以前からずっと続く象徴的なクラシックが多いのはもちろんのこと、学校対抗などが一番分かりやすかったのではないかと思います。
プロローグ・近江屋にて・②への応援コメント
最初っからめちゃくちゃおもしろいですねぇ。
生麦事件が野蛮な行為と思われてたかについてニューヨークタイムズではイギリスに非があるように書かれてたそうですが、結局幕府の統治能力が疑われてたため島津の直接捕縛が検討されたわけで、それは否決されても結局薩英戦争も起きたわけですし、しっかりとした中央政府が必要だったのは間違いないですね。
また生麦事件については日本国内の朝廷や大衆レベルでは島津万歳だったわけですが、幕府からは、まともな藩士が組織だって無礼打ちするなんて野蛮!!幕府に対する嫌がらせだろ!と見方もあったようなので、この説得は龍馬の見識によっては有効そうです。
上記は一読者の妄言なのでお気になさらず。
完結されているようなので、最後まで楽しく読みたいと思います!
作者からの返信
イギリス国内でも「女王の前を横切るか?」みたいな意見もあったようですね。
ただ、最終的には叩こうということになってしまいました。
生麦事件が一例として出てきましたが、領事裁判権の問題などに関してこうした意識があったことは間違いなく、それら含めた総合的な近代化に関する話に、スポーツもくっついてくるような話になっています。
第2話 燐介、ギリシャ首相候補となる①への応援コメント
馴染んでるのでお忘れかもしれませんがリンスケくんは日本のことなんですよー!
作者からの返信
外に出た人が少ないだけに、リンスケは海外では日本代表みたいなところもありますね。
第2話 燐介、フランス皇后から呼び出しを受ける①への応援コメント
アラン・ロバートソン
黎明期ならではのエピソードですがゴルフだけで食べていくのを最初に行ったのが凄い。競技組織などのバックアップも無いだろうから限りなく腕一本に近い状態で賭けゴルフの数々を勝ち抜いて来たんでしょうし。
> その疑問を解決するために「では、毎年一回、チャンピオンを選定する勝負をしようじゃないか」ということになった。こうして始まったのが”The Open”、今の全英オープンだ。
ウインブルドンも「The Championships」ですし何と言うかさり気なく伝統や特別さを感じさせてくれる良い名前だと思います。
作者からの返信
そうなんですよね~。
野球のクレイトンもそうですが、「それだけで生きていこう」と決めて実際に生きていけるのが凄いものです。
イングランドが唯一優勝した66年のW杯の時の主将ボビー・ムーアは「The captain」で、こだわりを感じさせる呼称は競技問わずありますね。
編集済
第9話 続・江戸での日々への応援コメント
>「……外国には勝てない。教育をして、下から変えていく必要があるとは申していましたね」
>「下から、という松陰先生の言葉をどう考えますか?」
> 私の質問に、桂は少し考えた。
>「……多くの浪士達は、武士の最下級層である自分達だと考えるでしょうし、私もそう考えますが、山口先生は少し違う考えをしていそうですね」
>「はい。農民、商人、工人を問わない形での、下からです」
>「ちょっと想像もできませんね」
政治に参加出来た最下層が下級武士と言うのが長かったから下からの改革でさえ武士の最下級層からという発想になりますか。無理も無いですがそれだけでは日本人口の約7%……それっぽっちでは全然足りない。が他の身分も参加させると武士が埋もれてしまう諸刃の剣。
さて、この歴史の罠に気づいている倒幕志士はどれだけいるかな?
> 唯一、私が幕府側にいる意味を考えるとすれば、より軟着陸にチャレンジできるということだろうか。
> 幕末から維新に至るまでには大勢の者が死んでいった。
> その中には、死なずに済んだものも少なくないのではないかと思う。特に戊辰戦争などはもう少し何とかできたかもしれない。
数奇な巡り合わせが前世で抱いた願望を叶えられるかも知れない立場に一太を導く。陳腐な言い方になりますが一太もまた運命の分岐点に立っているのでしょう。
本当に戊辰戦争はもうちょっと何とかならなかったもんかと。東北の戦争については発生が薩摩と会津、拡大は仙台辺りの責任が大きいかなと個人的には思います。
誤字報告
> だが、幕府を存続させたまま明治の世界に進むのは不可能だ。
> 350年も存続してきた機構をそのままにして、新しい日本を作り上げることはできない。
350年は260年ですかね。
江戸時代に前後の桶狭間から家康の将軍宣下と明治時代を足すと大体350年ってとこですか。
近所と比べると中国の統一王朝の寿命が大体300年位なのは長いし、新羅、高麗や李氏朝鮮はもっと長いか。
もちろん事情は国それぞれなのですが。
作者からの返信
実際には武士階級からの下からの改革でしたが、それゆえに問題点が全て解決されたわけではなかったですし、武士全体の改革もできていたわけではなかったのでかつての尊王攘夷派が復権するなどの問題もありましたからね。
農工商までも巻き込むとなると、それより更に労力も大変となりますが、これを実現しやすい立場として、自分が配置された……と今の一太は考えているようです。
誤字指摘ありがとうございます。
当時は260だと細かいので250年という表記にしたつもりで、小学レベルの引き算を間違えていたようです(;・∀・)
編集済
第8話 一太、桂小五郎の訪問を受ける③への応援コメント
> 後には「逃げの小五郎」として知られるようになる桂だが、元々練兵館塾頭を五年間も務めたほどの剣の達人である。
土佐藩上屋敷で坂本龍馬と対戦、2対3で桂が勝利しているそうで、近藤勇の評も有りますし桂、坂本の両名が本当に強かった事がわかりますね。
wikipediaを信じるなら眠りのじゃなかった「逃げの小五郎」は司馬遼太郎さんの短編タイトルが初出なのですかね、読んだとは思うけどかなり昔だから憶えていないなあ(眠りの人は元ネタの元ネタが桂小五郎か)
実際強いのに乞食の変装や女装などで幕吏の追及や戦いを避けまくっているイメージなのですんなりと受け入れられる異名だとは思います。
作者からの返信
そうなんですよね。
乞食の格好をして幾松さんに助けられたみたいな話が多かったので、最初「実は強かった」と聞いて驚きました。
ただ、活発に抵抗していた面々が結局ほとんど死んでしまったのも事実ですし、桂の方が正しかったということなんでしょうね。
編集済
第7話 一太、桂小五郎の訪問を受ける②への応援コメント
>「……はあ」
> 呆気にとられているのは桂だけではない。試衛館の面々も「何だ、それは?」という顔をしているし、オリンピックのことを知っているはずの総司もぽかんとしている。
>「この大会は千年以上前に廃れてしまいました。しかし、この理念を復活させ、世界にオリンピックを復活させようという者が宮地燐介なのです。当然、それを日本が主導する以上、日本でもこのような大会が行われなければなりません。攘夷は武力のみによるのではあらず、世界の精神面を根底から変えてしまうことをここ日本から主導することは、究極の攘夷に他ならないのです!」
> まずい。自分で適当に言っているだけだが、叫んでいるうちにノリノリになってきて、更に適当な発言になってきた。
燐介のノリが一太にも伝染った。
殺気を逸らせる事も出来るが、逆上させる危険性もある諸刃の剣。使う相手は見極めねばならぬ。
オリンピックの考えが日本に浸透したら開催がかなり早くなりそうですね。京都は無いでしょうが大阪、名古屋といった東京以外の都市での開催も浮上するかも。
作者からの返信
この時代で過ごすとこういうノリになってくるのかもしれません。
確かに相手によっては逆上して切りかかってくる可能性も高いですし、激論でかわせるか、論争自体避けるか見極める必要はありそうです。
早い段階で日本でも開催となると、太平洋側の東京よりもよりアジアに近い地域が有力になるかもしれませんね。
初期オリンピックなら長崎もワンチャン……?
第6話 一太、桂小五郎の訪問を受ける①への応援コメント
>「水戸からはあまり来ないのではないだろうか?」
>「……何故?」
>「井伊直弼のせいで斉昭様は蟄居を強要されたし、尊王の家という自負がある。将軍の指示何するもの、という思いがあるだろう」
>「その点なら心配いらないよ」
> 私の代わりに総司が答えた。
>「その斉昭さんだっけ、今、江戸に向かっている途中だから」
>「何だって!?」
>「この前、将軍の方から土産物の御礼と、今後のことも兼ねて蟄居は解除して、江戸で一度相談したいと呼び寄せているらしい」
>「何と、斉昭様が……?」
政は形を変えた戦で有るとは言え敵大将の首は必須では無く交渉で成果が得られるならそれでも良い……大将首をあげられた井伊家を家茂に宥めてもらう必要も有るかな。
水戸藩主が桜田門外の変で伏せった(事になっている)井伊直弼を見舞った時の空気は物凄いことになっていた様ですし。
>「どうするんだ?」
>「……私がいるのに、追い返すのも失礼だろう。会うことにする」
>「安心しろ。俺達がいるよ」
遅かれ早かれ対峙しなければならない相手、論戦に慣れる意味でも試衛館ホームで迎え撃つのは良い判断だと思う。
作者からの返信
交渉で何とかなるのなら、それに越したことはないですからね。
井伊家の方は幕閣が勢ぞろいで必死に宥めていたのだろうと思いますし、何かしらの譲歩をしていた可能性もありそうです(^^;)
尊王攘夷派の首魁の訪問。
いつのまにか佐幕派拠点となった試衛館で迎え撃つことになりました。
編集済
第5話 一太、全国大会を提案するへの応援コメント
> 勝は私を見て、「何だ、こいつか」という顔をしている。
> これでも多少はマシになった。咸臨丸の件を主導するまでは「おまえは素性も知らん大老の部下だろ。何故上様の近くにいるのだ」という馬鹿にするような顔をしていたから、な。
勝海舟なのに普通の旗本みたいな態度だな。一太は前世記憶復活の後だから能力、識見には問題無いはず。
勝海舟は徳川家茂に心服して忠勤に励んでいたから……警戒と嫉妬?
全国武士が結集する剣術大会
> しかし、剣術大会であればそこまでの費用はかからない。武家のイベントであるから一般大衆が観戦に来るということを想定しなくて済むからだ。
名案、費用が抑えられて治安対策効果などもかなり高い。
徳川家内の行事だったのを他家にも開放するだけと言うお手軽さなのに一石多鳥じゃないかと。
作者からの返信
嫉妬はないと思いますので、まだ警戒しているのではないかと思います。
大老と関係がある反面、吉田松陰とも関係が深かったこともあるのでまだ見定めているというところではないかと。
全国でやるよ、というだけで結構効果がありそうですからね。現代も警察で剣道や柔道大会やっていますが、こういう形で意欲を保っているのではと思います。
編集済
第4話 一太、壁の高さを自覚するへの応援コメント
>「正直、実際にイギリスやフランスにやられないと分からないんじゃないかなぁ。もちろん、分かる奴は分かると思うよ。頭のいい人とか、俺みたいに数年アメリカやイギリスにいたら分かると思う。だけど、日本にいながらにして山口さんの言うことを理解するのは難しいよ。多くの者は理解できないと思う」
白村江の昔から、この国の人間は失敗からの方が危機感を持ちやすいと思う。痛みを伴う改革が必要なら尚更。まあ日本人に限らないでしょうが海のお陰で危機感を持つのが遅くなるのでしょうね。
>「……だがな、総司。悲観的に物事を考えていても何も進まない。悲観論者が、星についての新発見をしたり、海図にない陸地を目指して航海したり、精神世界に新しい扉を開くことはないんだ」
>「おっ、随分とクールなことを言うじゃん」
>「俺じゃなくて、別の人の言葉だがな」
> しかも、まだ生まれていない人の言葉だ、とまではさすがに言わない。
発言者のヘレン・ケラーは丁度お母さんのお腹の中ですね。燐介的にはサリバン先生ともどもパラリンピックに引き込みたい逸材かな。彼女たちの活動とも方向性は一致していると思うし。
奇跡の人が戯曲の邦題でサリバン先生の事を指していると言うのはたった今知りました。
作者からの返信
失敗してもある程度までは誤魔化してしまって、結局外圧などをかけられて限界を超えたところでやむなく進歩を目指すって感じはありますね。
もっとも、海がない中でこれだけのんびりしていたら、ディアスポラ状態になっているかもしれませんが( ̄▽ ̄;)
パラリンピックをやるとなると、ヘレン・ケラーの存在がクローズアップされることはあるかもしれませんね。
ただ、さすがに飛行機のない時代だと移動が大変そうです。
編集済
第3話 一太、日ノ本の将来を総司と語るへの応援コメント
> ハリスは相変わらず居丈高だが、少し不安そうな顔もしている。
>「一体全体幕府はどうなっているのだ」
> いきなり文句が飛び出した。
ハリスさんも日米の金銀レート差で個人的に儲けたりするあたり基本的に商人。外交官としては猟官制でブキャナン大統領が任用。外交ノウハウは商人としての経験と後は実地で取得したのかな?
軍人上がりとか専門教育を受けている訳でも無いならこの反応も無理は無いですね(金流出の件などもあって司馬遼太郎さんはボロくそに言っていますが)
合衆国の在外大使は職業外交官よりライシャワー、モンデール、ケネディ(祖父、孫娘)といった国務省外からの任用が多数派に思います。国務省キャリアの大使で思い浮かぶのはグルー、アマコストといった面々。
>「分かっている。日本でも早期に憲法を始めとする国際社会に通用する法規を制定するべく努力をする」
>「おっ……」
> 私の返事に、ハリスが目に見えて驚いた。
>「……そうだ。そうしてほしい。私と合衆国が望むのはまさにそれだ」
> 満足げに頷いた後、不思議そうにのぞき込んでいる。
>「しかし一太よ、おまえ、一体どうしたのだ? 急に見違えたぞ」
密航で欧米に来訪経験ありとは言え憲法制定について言われるとは思っておらずハリスもびっくり。
一太は前世知識だけでは無くてアメリカ滞在時に吉田松陰が憲法や国際法について学んだ時に助手みたいな事をして当時の法体系について詳しくなったかも知れないと妄想。リンカーンの弁護士事務所で松陰と一緒に勉強する姿があったかも。
作者からの返信
この時代に日本まで行けという以上、単純に日本で仕事をこなすだけだと割に合わないので色々役得的なことはしていたんでしょうね。
倫理的にはどうかというのもありますが、やむをえないのかも……
一太は松陰の助手として色々な説明をしていただろうとは思いますし、そうした経験が元々持っていた知識を磨いている部分もあるかもしれませんね。
正直、一太くらいの年齢だと「そういう制度だった」と知っていても、その意味とか根源まで分かることは中々ないでしょうし……
第2話 一太、沖田総司と再会するへの応援コメント
> 一部重臣は「将軍ともあろう者が、何故あのようなものを食べるのか」と良い反応を示してはいないが、伝統と格式しか無いような連中だ。放置しておいても良いだろう。
水戸徳川との宥和の為だし、神君や吉宗公あたりはもっとショボい……もとい質素……じゃない質実剛健な食事だったろうから、むしろ伝統に沿っている気がする(家斉や綱吉あたりでも基本同じという)
>「沖田!?」
> 私が思わず叫んだので、家茂も勝もびっくりしてこちらを向いた。日頃、公的な場所では石ころを決め込んでいるだけに、たまに叫んだのが驚きだったらしい。
尊王攘夷派を相手にどうしようかと悩んでいたところに護衛のあてが太平洋の向こうからやって来た。
> うーむ、沖田総司は剣の達人という認識だが、どうもこの目の前の総司はそう考えるより、もっとトータル的な人物として考えた方がいいのかもしれない。
一太も総司の変貌にびっくり。
まあ、四人で欧米諸国に行ってリンカーン、マルクス、英国女王一家といった面々と会っているし。
まあ、その時は前世の記憶を思い出す前だったのだけど。
作者からの返信
確かに、紀州徳川は質素がウリでした……(;'∀')
ある意味、総司が一番変わってしまっているところはありますね。
ただ、ご指摘の通り、これだけの人間と出会うとただ剣を振っているだけでOKとはいかないわけでして。
結局、全て松陰が突然連れ出してしまったところに端を発しております……(^^;)
編集済
第1話 一太、将軍の食生活に諫言するへの応援コメント
>「いずれも体に悪いものだから、でございます。少しで構いませんので、玄米を食べましょう」
> とはいえ、相手は年齢にすると中学生だ。
> 現代の中学生に、「炭酸飲料を飲んではいけない。ファストフードを食べてはいけない。体に悪いから」と言って、どれだけの者が聞いてくれるだろうか?
> 家茂公も例外ではない。
>「少しくらい良いではないか」
実際本当に少しだったら構わないのですが、中学生頃の食欲で際限なく食べてしまうとまずい。激務の将軍職では鍛錬による運動の時間もなかなか取れなさそうですし。
> 十日ほどもすると、水戸から大量の納豆が送られてきた。
>「何だ、この妙な食べ物は?」
> と困惑していた家茂だが、二、三日もすると普通に食べるようになった。
> 玄米よりは、納豆ご飯の方が良かったらしい。
納豆が苦手な人もいるのはわかるけどご飯との相性が抜群だし納豆巻きも良いと思うんですよね(タレ、醤油、辛子はお好みで)
私としては臭いを気にした事は有りませんがヌルヌル、ネバネバが気になったら口を濯ぐのと歯磨きをしっかりやると良いかな。徳川家茂の虫歯対策にもなるかもしれない。
前話で史上初の移籍金について返信を頂いてから、ポロや馬上槍試合などのチーム移籍もあり得るかなと思った後。チームでは無くて興行主かもですが古代ローマあたりの剣闘士で該当例があったらこっちかなと思い浮かびました。
作者からの返信
将軍だから望めばいくらでも食べられる環境にありますからね……(・・;)
結構暴食していた可能性もあったのかも……
私は納豆苦手なので豆腐で食べています(^^;)
臭いは分かりませんが、やはり見た目で何となく……
剣闘士の移籍は普通にありえそうですね。一応、それだけで生計立てている人もいたようですし。
ユスティニアヌスが廃位寸前まで追い込まれたニカの乱の馬車競技はフーリガンまで抱えていたので、これも移籍ありそうな感はあります。
編集済
第13話 燐介、史上初のプロ選手を狙う③への応援コメント
>「あ~、やはりニューヨーカーは強いなぁ」
さすが、ブルックリン区抜きでも当時世界3〜7位くらいの大都会。黎明期でも洗練された実力を持ったスポーツチームが存在するか。
>「これを50ドルずつに分けて、50ドルはジムが、残りはジョーンズ氏がもらえばいい。エクセルシアーは少しだけ得をするし、何より自分のチームの選手をアメリカの代表として出すのだから名誉なことだろう?」
>「アメリカの代表ねぇ……」
もしかしてスポーツ史上初の移籍金?
まあ、移籍先が同一リーグの他チームよりは(自称でもあるけど)アメリカ代表の方がチームや経営、ファン心理的にはまだマシでしょう。
また、この前例によって後世でWBCアメリカ代表のメンバー派遣がもう少しやりやすくなるかも。
>「その代わり、向こうでアメリカ最強のベースボールチームはエクセルシアーだと言ってくれよ」
>「オッケー。分かった」
> それくらいは別にいいだろう。
> ただ、クリケットの試合はあっても、ベースボールの試合をすることはほとんどないと思うけど。
N島君「おーい磯n……燐介、ヨーロッパでも野球しようぜ!」
マットを持って巡業するプロレス団体よりは負担は少ないでしょうが野球(クリケット)やサッカー用具一式を持って欧米を周るオール・イリノイチームも大変だ。選手や燐介たちが裏方仕事も兼務しているでしょうし。
作者からの返信
都市の大きさもありますし、伝播速度がないので、当時はこの地域で集中的に開催されていたということがあったのでしょうね。
移籍金の最初の例は誰なんでしょうね。
ひょっとしたら、中世なんかでもいたかもという気はします。どうせ自分のところにいないのなら他所のリーグに行ってくれというのは普通にあるでしょうね。
イングランドのサッカーもそうですが、妙に発祥地ぶって国際大会に出てこないというのはありますからね。そういうのがなくなれば良いのですが。
道具の運搬は結構大変ですね。今ほど立派なものではないでしょうけれど、選手達が自分で管理して持っていったのだろうと思います。
ちなみにN君は最近では「サッカーやろう」になっているというような話も見ました。
編集済
第12話 燐介、史上初のプロ選手を狙う②への応援コメント
> 野球だけではない。彼はクリケットもプレーしたというが、ここでも空振りを連発させたという。野球よりも遥かに打ちやすい、というより、打てるのが当然と見られているクリケットにおいてすら、だ。
クリケットバットは細長い羽子板みたいだと思っていましたが野球のバットよりそんなに打ちやすいんですね。バッターもなんか二人いるし、うーん興味深い。
> どのくらい凄かったのかというと、彼は二年後のある試合でホームランを打つのだが、その凄まじいスイングに体が耐えきれず、試合後に倒れて帰らぬ人になったというほどだ。
中略
> ただ、身体をぶっ壊して死に至ったということは、トレーニング理論には何か問題があったのだろう。
パワーなどの能力が高過ぎて肉体の方がついて行けず怪我、故障をしてしまうようなプレイヤーはガラスの肘やスペランカーなどと言われたりしますよね。野球でも高卒入団だと身体作りから入る選手が多いですし。
ただ個人では無くチーム全体が野戦病院状態だった場合はホーム競技場の芝や土、チームとしてのトレーニングやコンディショニングに改善すべき点が有るんでしょうね。スポーツ医学、生理学、栄養学、心理学、トレーニング理論、コーチングなどなどの力があれば野球最初のスーパースターも亡くならないで済んだのかも知れない。
鉄道や航空それに労働安全衛生のマニュアルと同じくスポーツ科学も先人の血と汗と涙によって記されているのを理解させられます。
> しかし、「アメリカのことなんぞ知ったものか」とまで言われてしまっては、こちらとしては立つ瀬がない。
>「だったら仕方ないな。このチームがクレイトンに500ドルの報酬を与えていることを報告するしかない」
頑なな交渉相手に対し燐介が更なる鬼札を切る!
地域やチームへの愛着を前面に押し出すジョーンズ氏もこれには分が悪いか!?
作者からの返信
突出した能力をもつ選手だと、「あぁ、これはケガするよねぇ」と思ってしまいますからね……
と言って、手抜きしてやれとも言えないでしょうし。
サッカーのファウル対策なども含めて、負傷対策も多くの犠牲の上に成り立っていると言えるのは確かかもしれませんね。
燐介、ここはどうにかクレイトンを連れ出したいので、結構狡い手も使っています。
果たして……
編集済
第11話 燐介、史上初のプロ選手を狙う①への応援コメント
>「北部も南部も、自分達の立場を有利にするためにはヨーロッパとの関係を良くしなければならない。で、ヨーロッパではフットボールが盛んだ」
>「おお、そのためのフットボールチームだったのか!」
CSAの国家承認についてもですが、イギリスは綿花の販売先かつ北軍がアナコンダプランなどで行うであろう海上封鎖を解除出来る海軍力の持主。フランスは南軍の武器供給元。南軍の継戦能力から見ても重要ですね。USA側はそういった往来を遮断したい。
> 諭吉の同意を得ると、俺は早速、ベルモントに報告し、ヨーロッパに渡りたい旨を伝える。
>「……そうだったな。元々、そういう趣旨で設立したチームだったな。今がその時ということか」
> ベルモントは腕組みをして深く頷いた。
>「おまえの見通しはたいしたものだ。渡航費用と滞在費については我々で何とかしよう」
腹心スタッフとスポンサーの了解は得た。いざ欧州へ向けてオール・イリノイチームと共に旅立ちの時。
> この黎明期の質の悪いボールとバットでホームランを打つのは並大抵のことではない。打った男は優男風の青年であった。エクセルシアー側の選手だ。
> ハワイアンズの方を見ると全員が唖然としている。
>下手投げから繰り出されるそのボールに、後ろの面々がまたも驚きの声をあげる。
>「何という速さだ!」
>「まるでキャノン砲のようだ」
旅立ち前のニューヨークで新たなる出会いが。
草野球に王貞治、イチローや大谷翔平のような選手が居たら凄すぎて呆然そして喝采をあげます。
打つと投げるの両方だからベーブ・ルースや大谷翔平の先輩ですか。
王、イチロー両選手とも高校では投手経験ありですがプロでは野手に専念。
大谷選手の二刀流のぶっ飛び具合がわかるし、日本ハム球団の慧眼と育成には本当に感謝、お陰で伝説の選手をまた観る事が出来ているのだから。
作者からの返信
外交面ではむしろ劣っていたところもありますし、そこを補えるのなら大分変わってきますからね。期待は高まってくるでしょうし、無理のない範囲なら資金も出してもらえそうです。
まだまだ世間的な関心は薄いですが、やっている人からすればとんでもない存在はすぐにわかりますからね。
子供のころは甲子園まで行って高校野球を観ていましたが、伝説の選手になりそうな存在を目の当たりにした時の驚きは、中々言葉では表現しづらいものがありますね。
編集済
第10話 燐介、再度民主党党大会を見物するへの応援コメント
>「とはいえ、彼らは幕府という縛られた立場の人間だ。仮に選挙を見ても、その本質を理解することはないだろう。だから、私がその本質を理解しなければならない」
> 言いたい放題とはまさにこのことだ。
福沢諭吉が公職に就かなかったのは立場に縛られず本質を理解したいという意図も含まれていたでしょうね
(言いたい放題をやりたかっただけな気もしないでもない)
>「……私は南部の代表が選ばれるところも立ち会う。リンスケはどうする?」
>「俺も見ていくよ」
> 正直、誰が勝つのかさっぱり分からんが、ここまで来たら全部見ておきたい。傍らにいる諭吉もそうだった。
燐介、歴史学徒としての血が騒いだか歴史の象徴的場面に立ち会う事を選択。
まだそんな歳では無いが燐介と一太には後年になったら回想録の執筆を是非お願いしたいところ。書けない事も多いでしょうが一般の庶民にもたくさん売れると思いますよ。
誤字報告
1,
> 民主党の北部の面々が去った後、18日にボルティモアで南部の面々が会合を開きいて、大統領候補者の決定は28日にリッチモンドで行うことを決定した。
開きいて→開いて
2〜4
> 大会後、俺はバーモントを見つけて尋ねてみた。
> バーモントも沈んだ様子で答える。
> 俺達はバーモントとともにリッチモンドまで船で向かうことになる。
の3箇所がバーモント→ベルモント
(ベルモント2箇所はそのままで)
デューイの出身地絡みで発生した誤字ですかね。
作者からの返信
諭吉の中には「こういう場を理解できるのは自分だけだ」というような思い込みとか得意げな何かがあったかもしれません(^^;)
はっきり分からなくても歴史を分ける舞台であることは間違いないので、時間に余裕がある限りでは参加したいというのはあるでしょうね。
回顧録、一太は書きそうですが燐介は飛び回っていてそれどころではない可能性も……
誤字報告ありがとうございます。
修正しておきました。
編集済
第9話 燐介、共和党党大会を見物するへの応援コメント
第2回共和党党大会
> 今回の党大会に向けて頑張っていたのに、この期に及んで「やっぱり今回も勝てないのではないか」と考えたらしい。シカゴには行かないと言っている。
> リンカーンの考えは「最有力と目されているのはウィリアム・スワードだが、最初の投票で過半数を取れなければチェイスかベイツが勝つのではないだろうか」らしい。
ならばなぜ出馬したと言いたいが土壇場で悲観的になっただけか。次の大統領選挙の為に名前を売るという面も無いことはない。
ここでビビったと解釈されたら指名から外されてしまうから選挙スタッフはナイスフォローでした。
とは言えリンカーン本人も選挙運動の手綱はきちんと握って大統領就任後の政策フリーハンドを堅持していたようですが。
> ニューヨーク州の上院議員ウィリアム・スワードは共和党最大の実力者であり、有力候補者だが「奴隷廃止主義者ではないか?」と思われている。
> これは現代の価値観ならともかく、この時点のアメリカでは行き過ぎだ。
> リンカーンのスタッフ曰く、若かりし頃はともかく、今のスワードはそこまで無茶なことは考えていない。しかし、そのイメージを拭いとることには失敗している。
スワードさんは中間派接近で従来支持層の急進派の離反まで招いて左右両面から攻撃を受けているような状態だったようで、ある意味民主党内でのダグラスさんと同じような状態だったんですね。
作者からの返信
リンカーンは後々の逸話を見ても悲観主義者なところがあるような雰囲気はありますね。あるいは弱気になることで周囲を強気に変えていたのかもしれませんが。
自分の支持基盤は重要ですが、支持基盤だけで勝てないのが通常でしょうし、どこかと妥協もしなければいけないところ。
それが支持基盤の機嫌を損ねたり、「背信だ」とか攻められたりとなるので政治家も中々大変です( ̄▽ ̄;)
第8話 燐介、民主党党大会を見物するへの応援コメント
> 4月23日、ここで民主党の党大会が開催されることになっているからだ。
> ちなみに共和党は5月16日から開催される。
現代だと7月から9月あたりに開催だから以前はもっと前の季節に開催だったんですね。予備選挙が一般化する前なので党内有力者や地域ボスの取引、駆け引きなどで大統領候補を絞り込んでいた時代だったからかな。
民主、共和両党の党大会
現代ではスーパー・チューズデーあたりで大体決まって党大会までもつれる事態は起こりづらいからか、前哨戦の予備選挙や党員集会の集大成と言うよりは一般投票に向けた景気付けや党内結束のためのお祭りやセレモニーと言った側面が強いようにも思えます。
でも二大政党で予備選挙が本格導入される1960〜70年代以前ではここで名実ともに大統領候補が決定される紛れもない大一番。
福沢諭吉には長所、短所全てを見届けて日本に還元して欲しいところ。
> 翌日の再投票でも結果は出なかった。その次も、その次も。
> 5月に入っても延々と投票を繰り返すことになるが、それでも決着はつかない。
> 結局、回答を得ぬまま57回も投票した末に、6月18日にボルティモアで再開催することを宣言し、閉会となった。
> 民主党の混迷は誰の目にも明らかだった
長丁場で大変だけどアメリカの煮詰まった状態を実感するには良かったかも知れない。
福沢諭吉級の頭の良さではなくても、多くの人がこの先のアメリカにどんな事態が来るか察して心の準備をする事となる象徴的な民主党大会だったと思います。
作者からの返信
情報伝達速度の上昇などもあるのかもしれませんね。
この当時だと何日かかかる場所もあったでしょうし。
昨今の選挙はどうしてもエンタメ性が上がっているということがありますからね。
この当時はそういうものはないので、悪く言えば地味ですが良く言えば真剣な取り組みがなされていたとも言えそうです。
これらを日本に導入することができれば面白そうではありますが、果たして……
アメリカは予定調和的ではなく終わるまでとことんやるので、こういう時に全く決まらない形で社会の不透明感が明らかになるところがあったでしょうね。
編集済
第7話 燐介、ホワイトハウスに行くへの応援コメント
> その夜、対戦をした面々は夜通しどんちゃん騒ぎをしていた。
親睦会まで行ったと言うことはある意味初期野球の正しい形。
日米布親善草野球ですな。
>「うむ、我々もワシントンに行くからその際に」
と、日本からも声が上がるが、そこに木村喜毅が「待った」をかけた。
>「気持ちは分かるが、咸臨丸の修理が終わったら、船員達は帰らなければならない」
中略
>「あんた達ねぇ、上様に会う時にもそんな態度なの!? 違う国だから浮かれているとエライ目見るよ!」
外国だからか頭からの否定では無く理由説明つきの待った、昔の日本人とは言えこういうのは大事だと思う。
こんな役職に就けるのだから有能だったでしょうね(ただのボンボンなら寄合あたりだろうし)
まあ、お上りさんになるのはその程度までは許したって……自分が同じ状況だったらもっと早く怒ったかも。
>「うん? 拙者は今後もフットボールとやらを見て回るぞ。昨日のベースボールも非常に興味深いものだった。大の大人が何人も一つの鞠を追うというのは非常に新鮮な体験だったし、カートライト殿の言うニューヨークでのベースボールの状況も気になる。アメリカでなされていることは全て気になる」
福沢諭吉はスポーツに興味を持ったようです。
……もしかして黎明期早慶戦で慶應のアドバンテージにつながるかも(こんな偏差値の大学には入っていないワイ低みの見物)
作者からの返信
昔のスポーツは親睦あってのものですからね。
日米親善も図れて良かった感じです。
江戸時代華やかな頃の人員配置ははっきり分からないのですが、この時代だけ見る限りなるべく才能ある人を重要なところに配していたように思えるところはありますね。
ただ、それでも、完全に浮かれモードを廃するのは難しそうです。
今もそうですけれど、コーチも含めてチームが発展していればしているほど二番手クラスを金で引き抜くのが横行しそうですので、レベルが高くなるだけで勝率的には変わりがなかったかもしれません(^^;)
編集済
第6話 万延元年のベースボールへの応援コメント
>万延元年のベースボール
良かった、ラグビーじゃなくて。
(万延元年のラグビーは筒井康隆さんの「将軍が目醒めた時」所収です)
> もう一つの問題はルールだ。
> カートライトが作ったルールは現代のものとはかなり違う。
19世紀中は毎年のように重大なルール変更を行っていて段々と我々が思い浮かべるルールに近付いて来たと。
重大な変更の頻度が減った20世紀はファウルのストライク化、犠牲フライ(タッチアップ?)、ボールの芯がコルク化、ワンバウンドホームランの廃止、マウンド高さを下げる、ストライクゾーンが狭くなる、アメリカン・リーグで指名打者ルール創設などなど。う~む、先人の試行錯誤の跡が窺える。
> ただ、そんなものなのだ。
> 人間は今あるルールがずっと昔から存在していたかのように捉えがちだが、サッカーにしても、野球にしてもそんなことは全然ないわけだ。あまり絶対的なものとして考える必要はないのではなかろうか。
金科玉条、前例墨守に凝り固まっているような業界とかには野球やF1などといった競技の姿勢を見習って欲しいところ。伝統を永く保持出来ている所は必要な変化も受け容れていると思うんですよね……京都の街とか。
作者からの返信
実はどちらも読んでなくてタイトルだけ知っていたという次第です(^^;)
19世紀はルール改変も常でしたし、大学スポーツの場合だとそれぞれのところにマイルールがあったりして、すり合わせが大変だったかもしれませんね。
そういう中から今のルールになっていきましたが、MLBは是非はともかく今も色々貂蝉していますからね(こっちはテレビ対策ではありますが)
考えるのが面倒だから古いものに固執しているって感じの人達もいますからねぇ。
そういうのは勘弁してほしいです。
編集済
第5話 野球の父、アメリカに帰るへの応援コメント
>「墓は構わないよ。土地はいくらでもあるし。ただ」
アメリカだし当時のサンフランシスコやカリフォルニアの人口は現代の100分の1以下、アメリカインディアンでも無い限り土地利用に問題は無いでしょうね。
>「ベースボールもその中に入れてくれよな!」
>「も、もちろん」
> ベースボールはなぁ。
> 東京オリンピックでは復活したが、令和の時代だと、対象外競技になっているんだよな。
野球は用具もですが、囲いのある競技場が必要なのがネックになるのですかね。オリンピックなどの国際大会を野球が普及していない国で開催する時などは囲い無しの野外球場やロープ囲いでの仮設球場も有りにすれば良いのでは無いかと素人考えしてしまいます。
>とはいえ、彼がまたベースボールに情熱を燃やしているのなら、それは結構なことではないかとも思う。
それな、負け犬自認を辞めさせて、情熱を再点火させたのはとても良かったと思います。
作者さま宛て業務連絡
前話で誤字報告を追記しています。
作者からの返信
街から外れたところだと所有権の概念もないでしょうしね(^^;)
野球場は形が特殊なのもやりづらいのでしょうね。全周ありのクリケット競技場だと狭すぎますので……
ものすごく飛ばないボールにして80mでホームランとか……
そういう改善も含めてアレクサンダーが頑張ってくれればもう少し世界的な競技になる可能性もあるかもしれませんね。
誤字指摘ありがとうございます。
直しておきました。
編集済
第4話 燐介、船員の墓所探しに協力するへの応援コメント
>「子孫は大きな領地を持っているのか?」
>「どうだろう? 持っていないんじゃないか?」
> 例えばワシントンの子孫がどこで何をしているか、聞いたこともないからな。
この前会ったリー大佐の奥さんがこの世代では唯一のワシントンの義理の子孫ですね(マーサ・ワシントンと前の旦那さんの曾孫)
農園は相続しているけど領地ってほどでは、土地8000〜9000エーカー(東京ドーム695〜780個分)と解放予定の奴隷が約200人……領地かも。
>「俺も大変だったが、あの船の中で三人、重度の船酔いになってしまってよぉ。一人は航海中に、二人もさっきまでのうちに死んじまった。日本に連れ帰ってやれたいのはやまやまだが、船に棺桶を載せるのも縁起が悪い。ここで埋葬しようと思っているんだが」
フェリーは2回ほど乗って津軽海峡では風呂が斜めになっていたおぼえが有りますが2航海合計しても20時間ほどです、38日間は想像も付きません。現在とは安全性、速度、医療、食料、通信、娯楽など何もかもが違い殉職者が出るのもさもありなん。そもそも現代なら余程の事が無ければ航空機ですしね。
私の面識が無い親戚は太平洋戦争後に船で数十日航海して海外移民をしています(正確な日数は実家で村の広報を見ればわかるかな)居住性はともかく距離感覚はその頃でも幕末と大差無かったかも知れません。
誤字報告
>日本に連れ帰ってやれたい→やりたい
見直すまで気が付かなかった。
作者からの返信
これは相当な広さですね。
ただ、日本だと凄いですが、アメリカだとこのくらいでも領地感覚はないのかもしれませんね(^^;)
長時間の航海経験がないので、正直船酔い感覚は実感としては分からないところがありますね。子供の頃は結構車酔いしていましたが、乗り物も近年は大丈夫なので。
20世紀前半くらいとなると最新鋭の船ならともかく、それ以外はあまり大差なかったような印象はあります。
編集済
第3話 燐介、諭吉にフットボールを説く①への応援コメント
>「貴様は拙者を謀っているのか!?」
>「はぁ?」
>「日ノ本が危機に瀕している時に、呑気に鞠遊びなど、何を考えているんだ!」
仕方の無い事だが、頭が良すぎるのと危機感で結論を出すのが早すぎたかな。
>「山口だって、俺のことを評価していたんだろ? 日本の価値観だけで測ってもらっては困るなぁ」
>「ぐぬぬぬ……」
当時で知識の深さ、視野の広さは日本随一でしょうが思っても見ない方向からの燐介の成果には流石の旧一万円札もぐぬぬ。
日本国外どころか未来社会視点まで混ざっているから相手が悪すぎる。
まあ燐介と協力すれば色々な経験が出来て、本人や義塾、日本の教育界などに間違いなくプラスになるでしょうね。
作者からの返信
真面目な人と遊び人気質が合わないような感じですね。
正道を進んでいると思っているし、実際そうなだけに燐介流は理解できないところではありますが、それでも分かれば軌道修正できるあたりはさすがに一万円なのかもしれません(笑)
WBC優勝記念番外編:スポーツ界の転生者への応援コメント
大谷翔平選手
2016年シーズンの11.5ゲーム差を逆転しての優勝、リーグMVP
メジャーでの天下無双もですが私の印象に残っているのはこのシーズンです、6番投手、1番投手、3番指名打者、5番指名打者。
ホークスに大逆転優勝、そのまま日本一も奪取。
ファイターズファンではありませんがこんなに凄く良いものを見せてくれた選手には拍手と歓呼で喜んで送り出すでしょう。
日本ハムファイターズではコーチはともかく監督(以下敬称略)は大沢、上田といった人たちの頃から他球団と違って選手が就任しないと思っていたら現監督が20年ぶりのOBなのか。日ハムの経営スタイルはかなり昔から一貫していますね。
作者からの返信
1番ピッチャーで先頭バッターホームランというのは衝撃でしたね~。
現監督にしてもずっと外にいましたし、OBを監督にするとかえってややこしいというセオリーでもあるのかもしれませんね。
そして、いらなくなった選手はあっさりカットしていくのも変わらないといえば変わらないですよね(^^;)
編集済
第2話 燐介、諭吉より山口の手紙を受け取るへの応援コメント
>『追伸 早稲田はまだ出来ていないが、慶應は原型が出来ている』
> うん?
> 何だ、最後のこの一文は……?
>「そこは拙者も全く分からなかったのだ。一体何のことだろう?」
> 諭吉が覗き込んでくる。
> 覗くな。
> というか、おまえ、こっそり読んでいたのかよ?
> まあ、俺だってこんな形で受け取って、アメリカまで何日も暇だったら絶対読むだろうけれど
外部にバレると面白い事が起こりそうな手紙ふたたび。
しかも、創設者の片割れに読まれてしまった。
忘れてくれればいいけど憶えていたら、ちょっとややこしい事になるかも。
色々な意味で面白い人物な燐介との出会いに結びついてしまったから忘れてもらえそうにないかな。
>「……!?」
> いや、ちょっと待て。
> 慶應義塾と早稲田のことを知っているということは。
> 山口の奴、やはり俺と同じく21世紀の記憶を持っていて、それを思い出したということか!?
燐介はこの時代に適応出来ているから孤独では無い、とは言え「燐」は孤独だったでしょうから仲の良い友人の記憶が戻ったのは心強いでしょうね。
作者からの返信
歴史が変わると早稲田も慶應も存在しない可能性がありますからね……
特に早稲田の方は。
諭吉、覚えてはいそうですし、「まさか!」となるかもしれませんね。
燐介の場合、歴史知識は一部に偏っていますので、山口の記憶が戻るとなると実務的な部分でも頼もしい思いをすることになりそうです。
第1話 燐介、咸臨丸を迎えに行くへの応援コメント
> 船が到着して、先頭にいた武士が駆け下りてきた。
>「アメリカ一番乗りは拙者だ!」
> といい歳をして、一番乗りで威張っている。
>「こんちは」
> そこに俺が声をかけたので、武士は「えっ?」という顔をしてこちらを見た。
江戸育ちのお調子者の顔が思い浮かぶ、が揺れない地面を一刻も早く踏みたかったのを誤魔化しているようにも見えなくもない。
>「おぉ、もしかして燐介か!?」
> 後ろから声が聞こえてきた。そこから出てきた顔はとても馴染みのあるものであった。
>「万次郎! 久しぶりじゃないか!」
> そうだった。この船にはジョン万次郎、現在は中濱万次郎も乗っていたのだ。彼にとっては20年近くぶりのアメリカになる、さぞかし感慨深いものがあるだろう。
万次郎さんも本当に再訪米出来るとは最近まで思っていなかったでしょうしね。
あとは燐介が借金返済からバックレなかったから少しホッとしたかも知れない。借金はドルで利子をつけて返済といった感じですかね、レートも考慮すると面倒臭そうだけどイーグル金貨なら問題ないかな。
作者からの返信
船酔い隠しで殊更急いだというのはあるかもしれませんね。武士なので弱みを見せたくないというのもあるでしょうし。
万次郎、この再訪は本当に感慨深いものだと思いますが、そこに燐介までいることには何となく不気味なものを感じていたかもしれません。
もちろん返されたお金は有難く受け取ったと思いますが(笑)
第20話 燐介、マルクスと試合を約束するへの応援コメント
第20話感想
> こっちが勝っても何もないのに、何で負けたらそこまで酷いことになるんだ!
本当にそうなのだけれど、人の言う事を聞かない性格のマルクスに対して燐介はマルクスの言う事をある程度聞いてしまうからどんどん押し込まれてしまうように思えます。
燐介もやられっぱなしでは無いし上手いこと制御しているとは思いますが。
作者様あて業務連絡
第18話、第19話で確認してもらいたい事を追記しましたのでご一読願います。
作者からの返信
マルクスは人の言うことを全く聞かないし、そのままどんどん積み重ねてくるので厄介は厄介です。
段々理解してきて、重要な点以外は無視するようになってきますが(^_^;)
ご指摘ありがとうございます。修正しておきました。
編集済
第19話 革命家、アメリカに来るへの応援コメント
マルクス……大英図書館に引きこもっているよりは良いのかもしれんが資本論をキリキリ完結させろと。
完結しない小説はただの小言だと何処かの小説家も言っていたと思うぞ。
実際のところマルクスが革命にかまけず資本論執筆に専念していたとしても第4部までマルクス自身が発行するのは無理ゲーかと思わないでも無いです。
出来た時間で延々と第1部の改訂をしてるような気もしますし。
史実では1894年に第3部、1910年に剰余価値学説史が刊行。ここまで時間がかかったのはマルクスが書いた字を解読出来るのが本人かエンゲルスぐらいという理由が大きいようですね(ニューヨーク・トリビューンでの記事はタイプライターは微妙に間に合わないし、マルクスが口述、エンゲルスが代筆してたのかな)
第19話追記
> ただ、11月後半には公判が開かれるので、出席してほしいとリーから依頼される。これは北部と南部の関係に関することでもあるのでやむを得ないだろう。一か月あればシカゴに戻って、ダグラスやリンカーンと相談することも可能だろうから都合がいい。
> 11月20日にリッチモンドを出て、ニューヨークへと入った。
リッチモンドからの出発は多分10月20日ですかね。
11月20日は裁判の出廷日かな
>穏やかにバージニア州のチャールズタウンに向かった。バージニア州の中でももっとも東の方に位置している場所で、裁判が開かれる場所だ。
地図を見たらチャールズタウンはウェストバージニア州の東端ですね、当時のバージニア州では東西の真ん中くらいではないでしょうか。
作者からの返信
世界を見て回ることでよりよい『資本論』が書ける可能性があるのかも(^^;)
というか、後々明らかになりますがスポーツにも関与していますし書くのさぼっていそうな気配が……
マルクスが資本論を完成させることがなかったというのは、何となく分かります。私もそんな気がしますね。
1部を延々改稿……ギクッ(汗
編集済
第18話 燐介、ロバート・リーと取引するへの応援コメント
取引としては妥当なところ、燐介が総司とちゃんと相談しているのも良い。
> バージニア州は南部の奴隷州だからブラウンのような奴は絶対に許せないが、連邦政府はそうとも限らない。だから、バージニア州としては何としてでもブラウンを「黒人奴隷を武装させて、バージニア州への反逆行為を企てた」という形にしたい。「ブラウンを絞首刑にしたい」というのがバージニア州の面々の本音というわけだ。
> それだけでもリーにとっては頭が痛いが、厄介なことに当のジョン・ブラウンもそれを望んでいるという。
原告と被告の利害が一致。
バージニア州やジョン・ブラウンの宣伝戦略は公開裁判を受ける権利が連邦や各州の成文憲法に明記された建国当初から近代国家なアメリカならでは。
これが秘密裁判や裁判なしでひっそりと処刑されたり、誰も知らないところで追放とかになったらジョン・ブラウンも逃亡や地下に潜るなど別の方法を選択しますよね。
第18話追記
> 10月16日。
> ロパート・リーの目論見通り、ジョン・ブラウンの一団はハーパーズ・フェリーの武器庫を襲撃したらしい。らしい、というのは、俺達が直接見たわけではないからだ。
> しかし、襲撃を予想していたこともあり、ブラウンの一味はあっさりとお縄についた。
> 襲撃は失敗に終わったというわけだ。
> その翌日、俺はハーパーズ・フェリーにある民家を訪問した。
中略
> 翌日の19日、リーが困惑した表情で会いに来た。
燐介の訪問が翌日なので10月17日に調書を作成、
調書を作成した日が基準なら翌々日か18日のどちらかではないかと
誤字報告
ロパート・リー→ロバート・リー
作者からの返信
史実の取引そのままですね。
しかも、被告自身までそれを望んでいますので、色々と厄介になります。
秘密裁判とかそういう形になる場合には、また違った形になったかもしれませんね。
編集済
第17話 燐介、ロバート・リーと取引する①への応援コメント
> 犯罪が起きてからでないと警察は動いてくれない、というのは21世紀でもよく使われる警察への文句だが、まだ何もしていない人間を「何かしそうだから」と言って逮捕したら、それはそれで大変な事だからな。
法治国家では大事なところ、秘密警察や諜報機関的な組織でさえ監視やおとり捜査はともかく、先制攻撃はハードルが高いどころかNG事項でしょう……一応。
>「……あまり政治的な問題にしたくないのだ。君が密告してくれたという内容にしてくれれば、丸く収めることができると思う」
リー将軍も農園の奴隷主ではあっても(奥さんがワシントン時代から代々相続?)個人としては奴隷制に反対だったようですがバージニア州などへの愛郷心で南部に付くことになるのでしょうね。
多分、純粋に軍人として生きていたかったでしょうけど。
作者からの返信
先制攻撃となると思想弾圧とかそういうものに繋がってきますからね。
自国民に対してそれをやるのは法治国家では不可能でしょうね。
個人的な思想とかけ離れて帰属を決めている人も多くいますよね。
軍人として国のために戦うという方を優先した者も、彼以外にも多くいそうです。
編集済
第16話 燐介とジョン・ブラウン②への応援コメント
>「次はバージニア大学チームとの試合だ」
今回の相手はジェファーソンが設立した名門バージニア大、前の話では東北8大学(アイビー・リーグ)相手、アナポリス兵学校も対戦済み、ウェストポイント士官学校?も招待して対戦予定。
フットボールでは無敵。この後は欧州でも暴れる予定。
シカゴ大学や4大スポーツのプロチーム設立前からこれだからオール・イリノイチームはシカゴやイリノイ州の誇りや伝説となってこの後も長く存続するかも。
あと、ベルモントさんや有志がニューヨークなどでもスポーツチームを作ったりするかも知れない。
この世界ではアメリカの4大スポーツが5大スポーツになっているかも。アメリカはMLS発足前からでも競技人口で見たらサッカー大国でしたし充分素地はありそう。
>「君達のことを疑ってはいない。ただ、ブラウンが君を利用しようとしていた可能性は高いし、まだあきらめていない可能性もある。そのための措置だ。もちろん、何か不自由があれば言ってくれたまえ。ロバート・エドワード・リーの名前を出せば悪いようにはしないはずだ」
あっ、最良の騎兵にしてワシントンの(義理の)曾孫婿の人。
後に土地屋敷が接収されてアーリントン国立墓地にされる人だ(この事は佐藤大輔さんのレッドサンブラッククロスという小説で知りました)
レッドサンブラッククロス……作者の方が亡くなられたので続きを読むのは諦めました。
こちらで言うのもなんですが、小説や漫画などの創作物について読者と言うのは作者の方が公式に完結か打ち切りを宣言されるまでは、続きを読むのをいつまでも諦められない生き物であると思っています。
作者からの返信
スポーツチームの有用性を見いだせれば、エリート教育の一環として行われる可能性は多いにありそうですね。多くの資産家がチームを作る可能性もありそうです。
早めに広まることで競技勢力図を塗り替える可能性もある反面、広がっていたはずのクリケットが今では廃れていることもあるので、あまり点が入らないことが気にに召さなかったのかも、という感はあります……。
完結宣言とか絶筆宣言が出るまではどこかで期待してしまうのはありますね。
ただ、作者が亡くなっても続いている「ゴルゴ13」などはどうなるんだろうと思っていますが……(^^;)
編集済
第15話 燐介とジョン・ブラウン①への応援コメント
>「……彼は国をひっくり返してでも、廃止させようとしているのだ」
>「国をひっくり返す?」
>「そうなのだ。兵士を集めて、武器庫を襲い、そのまま大統領府を乗っ取るつもりでいる」
>「げげっ、それはやばいな」
> 急進も急進、最急進だな。それはダグラスだって距離を置きたがるわけだ。
穏健な手法に業を煮やして過激な手段を採る。
閉塞感や無力感・絶望などからそういう方向に向かう心情自体は理解出来ます。それと同時に穏健な手法で粘り強く働きかけている人たちがそれを迷惑に思う心情も。
成功の可否では無くて大きな花火を上げて自らの主張を世間や歴史に伝えるのが目的になっているんでしょうね。
ただ、ジョン・ブラウン氏は公的機関を標的にしているので(巻き込まれた一般市民はいるけれど……)私の中では一般的なテロリストと別枠扱いになります。
まあ、極端だったり過激な主張をしていた、個人・集団も政権に参画したり、発言力が大きくなったら「ある程度」は穏健、現実方面に寄せた方が結果的に主張や理念を現実に反映させる事を長く継続出来ると思いますが。
(ぱっと思いついたのはサファーヴィー朝、長州の志士、マルコムX、第45代・47代合衆国大統領といった辺り)
作者からの返信
昨今は極端な面々がより目立つようになっていますが、決して特別というわけではなくいつの時代にもいたということが分かってくる話でもありますね。
ジョン・ブラウンについては死に際してのメッセージなどはまさにアピールとして考えていたフシがありますし。
極端な生活は人数が少なければできるかもしれませんが、都市なり大勢の人が関与すると維持が不可能になるでしょうし、いずれは中に寄ってくるしかないでしょうからね。
編集済
第14話 燐介、リンカーンの戦略を知るへの応援コメント
共和党内の調整派
元々奴隷制に対しては拡大阻止、長期的・漸進的廃止、奴隷州の既得権は尊重と最初から明確に言っていたからちょうど良い立ち位置ですね。
南部も充分妥協出来る条件だったと思うのですが、拡大する自由州に包囲される危機感を持っていたのかな。
>「……フットボールというものは全く見たことないが、中々面白そうなものだね」
レスリングや乗馬くらい(あとは木こり競争?)にしか縁がなさそうなリンカーンにチームスポーツも認識させたのは何気に大きい気がする。内戦後の北部、南部、西部の融和がもう少しスムーズに進んだり、諸外国との交流促進の手助けになるかも。
作者からの返信
受け入れがたい条件ではないですし、話し合いができる余地はあったと思いますが、南部側は包囲や孤立の恐怖に苛まれていたのだろうとは思われます。
あとはリンカーンが新人なだけに本当にその路線で来るのか信用できなかったところがあるのかもしれません。
チームスポーツをやるようになれば、少し発想が変わるかもしれませんね。
リンカーンだけでなく、現在我が道を行きまくっている現職の人にも言えるかも……(^^;)
編集済
第13話 燐介、ジャマイカで逸材を探す②への応援コメント
> 彼がオーストラリアに去って二年後、ジャマイカではマルーン達が再度大きな反乱を起こして総督府は鎮圧に失敗し、最終的にイギリス領ジャマイカという形となる。インドと似たような図式だな。
> ジャマイカが最終的に独立するのは、1962年のことだ。
ジャマイカは王国と名乗ってはいないけど元首が国王な英連邦王国、カナダやオーストラリアと同様の立場ですね。
元首がジャマイカ国王(チャールズ3世)
元首代行がジャマイカ総督
政府首班が首相
ジャマイカで私が思い浮かべるのは
ブルー・マウンテン
レゲエミュージック
陸上のアスリート
ボブスレージャマイカ代表(クール・ランニング)
こんなところか
> マルーンというのは、野生に帰った馬を意味するらしい。どういうことかというと、奴隷達が逃げ出して、近くで住むようになったのを野生に帰ったと表現したらしい。
> 何とも失礼な話だが、ともあれ何人かの奴隷達が独自のコミュニティーを作り上げて、生活するようになった。人数が増えてくると教区の強い奴隷達と組んで、イギリスに対して抵抗するようになったらしい。
マルーン?阪急電車の色の事か(阪急のマルーンは創業当初からあの色です)
洋の東西問わず、強いアスリートや兵隊さんは都会よりは自然環境や社会環境が過酷な地域出身の方が多いような。個人だとともかく集団となると統計的に有意な傾向が出るのでしょうね。首都などの都会はどうしても誘惑が多い。
強い兵隊を背景に反乱や革命が地方から起きるのも歴史あるあるな気がする。
作者からの返信
ウサイン・ボルト以外だと昔、フランスワールドカップでジャマイカと対戦したな~というくらいでしょうか。
あとはもちろんレゲエといったところでしょうか。コーヒーもありますね。
Jリーグで鹿島や磐田が強かった頃にも「大都会にいると遊ぶから、多少地方の方がいいのかもしれない」みたいな意見もありましたね(^^;)
地方だと情報が伝わりにくいのもありますから、計画を秘匿しやすいのもありそうですしね。
編集済
第12話 燐介、ジャマイカで逸材を探す①への応援コメント
> ウサイン・ボルトは長身でストライドが長く、後半の伸びが凄い。こういうタイプは記録はともかくとして、球技ではちょっと難しい。最高速になる前に追いつかれてボールを取られてしまえば何にもならないからな。
リオ五輪の男子400リレー決勝でケンブリッジ飛鳥選手がウサイン・ボルト選手の横に並んで「マジかよ」って顔をさせた後、引き離されたとは言え米国チームを実力で蹴落としたのには胸が熱くなりました。
まさか陸上のトラック競技であんな光景を見ることが出来るなんて。
誤字報告
>「燐介が図ったら、多少ズレたりしないか?」
図ったら→計ったら
最初測ったと書いたけれど時計の方の計ったが正しかった。ネットが無かったら間違っていました。
作者からの返信
誤字指摘ありがとうございます。
すぐ上の文には「測る」とあるのに下は変換が違うと、変換機能は難しいものです(責任転嫁)
リレーとはいえ短距離走でメダルというのはびっくりしましたね。
実際にはそれ以前から好結果は出していたようですが、オリンピックくらいしか見ないので本当に驚きました。
編集済
第11話 燐介、ジャマイカ行きを決めるへの応援コメント
カリブ海諸国は個人的に西アフリカあたりと並んで国々を憶えづらい地域と思っていましたが、良く考えたら西インド諸島は上からキレイに並んでいるからむしろ憶えやすいかも、食わず嫌いだったかな。欧米の海外領土も含めたら難易度アップですが……
ただ似た国名や表記が長いところが多いんですよね。
> それならハイチやドミニカも自由じゃないかって?
この頃のイスパニョーラ島はハイチがしょっちゅう東側に侵攻していたみたいだから安全面で不安が有ると思います。
現代では立場が逆転していると思いますが、この時代ではハイチの方が米州2番目という独立の早さや人口差などでドミニカ共和国よりも優位に立っていたんですね。
ハイチの初期の苦労は大借金によるものが大きいでしょうがその後は政治的な安定度の重要性が分かるような経過に。
フランスは植民地撤退時の往生際の悪さで政体が変わっても共通した趣味の天文学的請求をハイチに対して行って現地状況の悪化、恨みを買うというのをやっているようですね。
フランスが比較的綺麗に植民地から撤退出来たのってアルジェリアの時ぐらいな気がする……この時ですらドゴールが豪腕発揮しなかったらクーデターでひっくり返される寸前だったみたいですが。
作者からの返信
大きな島の配置を覚えれば何とかなるかもしれませんが、海外領土が多いのが厳しいですよね。
それを言うと、地味にガイアナとかスリナムがある南米も……となりますが。
ハイチは初の黒人独立国家という名誉がある反面、現状は最悪クラスですからね。
大借金で何しかしなければいけなくなった結果として政治が無理を行うようになったとも捉えられるので中々難しいところはありますね。
フランスは色々あれですけれど、イギリスもイギリスで世界的紛争地に多く絡んでいたりして恨まれていますからね……。
日本も台湾はともかく……ですし(^_^;)
編集済
第10話 燐介、フットボールチームの指揮官としてデビューするへの応援コメント
> アナポリスに着いて、海軍学校まで行った俺達は一斉に驚いた。
>「うわ、いい施設作っているなぁ」
もちろん、21世紀の練習場やスタジアムとは比較にならないが、原っぱに無理矢理ラインを敷いたようなオール・イリノイチームの練習場とは比較にならない。
Wikipedia先生によればアメリカ各軍の士官養成学校は現代ではNCAA一部(沿岸警備隊士官学校は三部)だそうで、規律などスポーツの教育効果を良く認識していたと思います。この頃から予算を付けていい練習施設が整備されていても当然有りそうです。アメリカはこういう所にお金をしっかりと出すイメージ。
開校当初のスポーツはフェンシングなどを重視していたのかな。
アナポリス海軍兵学校の歴史を調べてびっくりしたのは黒船密航の時に世話になったブキャナン中佐が日本遠征前にアナポリス移転前の海軍学校初代校長だった事、そして本国帰還後の軍歴(未来の出来事なので一応自粛)
> いや、スポンサーに文句を言っているわけじゃないよ。選手の仕事を工面してくれたりサポートしてくれたりするだけでも凄く有難いわけだからね。
> 令和の日本でも、中小のJリーグチームより、近くの大学や高校の方がいい練習設備を持っているなんてことは普通にあるわけだし。
燐介はオール・イリノイチームのマネージャーだけど練習や試合での監督業務にだけ専念するのではなく、高校部活のマネージャーのような事もしていたでしょうし経営の意味でのマネジメントも兼務。
スポンサーによるサポートのありがたみは心の底から実感しているでしょうね。オリンピックの支持者、賛同者を増やすためにも良い経験になっていると思います。
作者からの返信
学校がスポーツの教育的効果を重視してお金を出していた面もあるでしょうし、士官学校も含めた学生以外にはそこまで余暇がないので、そこ以外では行うこともなかったというのがあったのかなと思います。
今だとスポーツを教育というのはちょっとピンと来ない部分もありますが、当時は学校にしかないものでよりステータスが高かったのかも。
燐介は選手ではないので、監督兼マネジメントですね。
スポーツを名目にスポンサーを募って、そこでプラスフルファの知識も披露して信用を得るという相乗効果を狙っています。
ということは、スポンサーがいないと何もできないので、ありがたい存在になっていると思います。
編集済
第9話 燐介、選挙の現実と次への光明を見るへの応援コメント
アメリカは間接選挙が結構好きですからね、民意を信用し過ぎ無いのが根底に有るのかな。後は小州の意見などが軽視されにくくなるようにするためか。
普段は意識されていないけど大統領選挙からして現在も選挙人を通した間接選挙ですし。
大統領選挙は選挙人を過半数獲得した候補が居ない場合の決選投票は選挙人団から合衆国議会下院に移って、副大統領の決選投票は上院に移るとか(本規定適用は一例あり)
>「上院議員は議会が選ぶからね。議員の獲得で及ばないんだ」
> 21世紀のアメリカ上院議員選挙は直接投票だが、この時代は上院議員も議会が選ぶシステムだったらしい。
上院議員の選出権限が州議会にあった頃の名残が今でもあるのが分かるのが欠員発生時の規定、補欠選挙は下院選に合わせて2年毎になるから、臨時議員を州知事が任命出来るのだけれどその権限を与えるのは州議会でこの制度の対象は上院だけ(憲法修正第17条)
こういう日本には無いような外国の制度を知るのは面白く感じています。
作者からの返信
アメリカの選挙システムは日本のに慣れるとかなり奇異に感じるケースもありますからね。もっとも、逆もまたあるのでしょうけれど。
民意に対する無制限の信用はないのかもしれませんね。
国王制+民意重視のイギリスから独立した裏返しのところがあるのかもしれません。
海外の制度は結構面白いですし、日本に導入しようという話も時々ありますけれど、そのまま日本に入れるケースはあまりない印象で妥協して変な形になることが多い感はありますね(^^;)
編集済
第8話 燐介、全米史最高の論争に立ち会う②への応援コメント
スティーブン・ダグラス
小さな巨人
イリノイ州選出上院議員(民主党)
1850年協定で南北の破局を先延ばしには出来たけど、その後にカンザス・ネブラスカ法成立、ドレッド・スコット判決といった流れでミズーリ協定が無効化され南北のバランスが崩れ、流血のカンザスが発生、この国の矛盾と対立の解決手段が議論から銃弾に移行する象徴的事件となってしまう。
合衆国の地域対立に対してはシカゴからメキシコ湾岸までといったアメリカ南北縦断鉄道の敷設で南北の経済を一体化させて南北双方の連邦離脱阻止を企図していたようなので、大陸横断鉄道建設の為のカンザス・ネブラスカ法で発生した南北分裂促進効果は発案者の彼には皮肉だったでしょうね。
この法律が仲々成立しなかったのは当初鉄道敷設ルートの建設順争いだったのが、土地問題、ミズーリ州内の対立、民主党内の南北主導権争い、州権と連邦議会権限の管轄問題、などなどがぐちゃぐちゃに絡まりあって奴隷制問題とリンクしてしまった。
ダグラス自身は北部人だけど大統領選の為に南部に接近して、人民主権理論を盛り込んだ形でのカンザス・ネブラスカ法を成立させて奴隷制拡大に手を貸してしまったという形になって、矛盾をリンカーンに突かれて彼を全国区にしてしまった。あとこの論争では結局ブキャナン派や民主党内南部派閥の離反も招いたのか。
カンザス・ネブラスカ法が今思えばパンドラの箱だったのかな、抑え込まれていた南北の遠心力が解き放たれ連邦が軋み、回り回ってこの論争でリンカーンと言う無名政治家の存在を合衆国全土に認知させる。
作者からの返信
現代もそうですけれど、個々のものについて利害で考えていると、トータル的な観点で見た場合に矛盾しまくっているというのはありそうですからね。
特に政治家ともなると本人だけではなく支持者の動向も絡まってきますので、トータル的な観点を維持しつづけるのは相当難しいような感があります。
ダグラスも活動が長くなる中で、色々矛盾になる行動が出て来ているでしょうし、新人に近いリンカーンだからこそ突けたのではないかという感はありますね。
仮にベテランだったのなら、本人も似たようなところがあったでしょうし、全部突き切ることはできなかったかもしれません。
ただ、きちんとした知識が必要なわけで、現代の新人政治家には中々できないところではありますね……(・_・;)
編集済
第7話 燐介、全米史最高の論争に立ち会う①への応援コメント
> 七回の討論会のうち、四回は実績に敬意を表する形でダグラスが先に切り出す。残りの三回はリンカーンが先攻だ。
こちらでは議員候補者討論会ですが、二院制議会では両院の差別化のために議員の選出方法や任期、解散の有無や権限などで違いをもたせますが先議権は代表的なものですよね。
ただアメリカの場合、立法に関しては上下両院とも完全に対等なのも日本との大きな相違ですが、大統領制と議院内閣制の違いによるものなのかな。
個人的には日本の衆参両院については選出方法をアメリカのように変えた方がいいと思うんですよね。参議院を各地方代表、衆議院は国民代表と位置づけて完全に人口比例の選挙区にして毎回議席数の割当を変える。
衆議院での一票の格差とか参議院が衆議院のカーボンコピーと揶揄されるのを解消出来ると思うけどここまでやったら両院の権限についても見直しが必要になるかも。
参議院の一票の格差は残るどころか拡大するかもだけど、一票の格差訴訟が趣味の弁護士さんや市民団体の人達(ド偏見)には院の趣旨の違いで我慢してもらうということで(私は一票が軽い方の選挙区だな)
うちの国の議員連中は自分らの待遇絡みだから何十年も仕事をサボってやがる。まあサボらせている国民も悪いのですが。
> 改めて黒人奴隷制度に関する考え方をまとめると。
リンカーンの立場は南部の(北部も)連邦離脱は絶対許さないマンです(関係ない)
> リンカーンはその建国の父達が奴隷を肯定していなかったということを逐一説明をし始めた。あくまで当時、ヨーロッパで奴隷が肯定されていたから認めていたにすぎないと。
> ヨーロッパでは1858年現在で奴隷は否定されている。
ヨーロッパでの奴隷制廃止についてはもちろん人道問題も大きいのでしょうが、奴隷反乱など統治へのリスクやコストが認識されたのも大きかったと思います。
北部は南部に対して、奴隷制度は『あのイギリス』が人道問題だけでは無く経済的な観点からでも廃止したという方向で説得しても良かったんじゃ無いかなと思います。
後知恵ですが結構説得力があると思うんですよね。
作者からの返信
日本の両院は何かしらの変革は必要でしょうね。
中選挙区と完全比例という区別は分かりやすそうではありますが、中々変革するのは難しいかもしれませんね。
マルクスが北部が勝つと予想していた理由がまさに奴隷のコストの問題ですからね。
その部分をきちんと説明していればというのはありますが、そうした観点で捉えられる産業主が南部にどれだけいるのか、という部分もありそうですし、手近な労働力が足りないという問題もありますからね……
そういう点では今の日本と外国人労働力の関係も近いのかもしれませんね……
編集済
第6話 両雄、論戦準備をするへの応援コメント
> ダグラスは民主党の次期大統領候補を狙っているが、それは現在の大統領であるジェームズ・ブキャナンにとっては都合が悪い。つまり、民主党派の中のブキャナン派が「ダグラスの足を引っ張る」ためにリンカーンを支援する可能性があるということだ。
ブキャナン派はそんな暇があったら仕事しろ、そんなのだから歴代アメリカ大統領の評価でハーディングやグラントあたりと最下位を争う事になるんだ。
歴史の流れの力は巨大で逆らい難いとは言えピアース大統領、ブキャナン大統領の任期が別の人(ヘンリー・クレイあたり?)だったら南北戦争までの流れが別の方向に向いたかもと思ってしまいますね。
作者からの返信
他のシリーズでニュートラルな転生短編書いて色々やっていると、歴史の流れる先はある程度下流の大きなポイントはありそうな感もありますが、
中にはこの人でなければもうちょいマシなのでは、というのもありますね。
ブキャナンみたいな人は割と多いのかな、とも思いますが、別の人なら変わった可能性もありますね。
編集済
第5話 燐介、選手を前にチームを語るへの応援コメント
>「総司、例えば剣術の団体戦で国籍や人種構わず出られることになったとする。それで全員外国人だと、日本の道場主はどう思うだろう? 相撲でモンゴルからやってきた白鵬とか朝青龍とか照ノ富士が大関を独り占めしていたらどうだろう?」
> この時代はまだ横綱が明文化されていない。だから、番付の最上位は大関だったはずだ。
>「あぁ、絶対良くは思わないね」
> 総司は頷いてから、「そんな相撲のうまいモンゴル人がいるのか?」と首を捻った。
> いるんだよ、未来の世界に
神様同士の取組を勘定に入れていいなら別ですけどモンゴル相撲(ブフ)の方が日本の相撲より歴史が古いですからね。気候とかが色々厳しいモンゴル高原でナーダムという晴れの大舞台に向けて鍛えていたらそりゃ強い。
名前が挙げられている三力士は都会のウランバートル出身だから、遊牧民の人はプラスで馬術や弓矢も鍛えているのか……
作者からの返信
神話などは別にして歴史だけで見ていくとユーラシア全体の方が古いですよね。
北欧神話でも基本的なものから角力みたいなものがあったようですし。
横綱になったクラスの人達は、日本なら大谷翔平とかそういう素質と環境に生まれた人達ですからね。
日本で相撲やる子が少なくなったところに彼らが襲来してきた状況と、
アメリカで野球やる子が少なくなったところに大谷率いる日本人軍団が増えている状況は実は似ているのかもしれません。
編集済
第4話 燐介、オール・イリノイチームのマネージャーとなるへの応援コメント
燐介はプレゼン上手。
> この時点で、ベルモントはハッとなった。
「アメリカ北部をフットボールでPRするというのか」
ベルモントさんが思ってもみなかったメリットを提示。
>「俺はフットボールとベースボールなら無敵のチームを作れる。ベルモントさんもここまで俺を買ってくれていると思うから、もう一声行ってくれてもいいんじゃない? 『オール・イリノイチーム』を名乗ればダグラスさんもリンカーンさんも得をする」
資金は民主党頼りだけど『オール・イリノイチーム』の名乗りのためにリンカーンも相乗りさせる。
> 俺は見積書をベルモントに見せる。
> 途中まで「まあ、こんなものか。仕事もさせるのか。専業でないのはいいことだ」とか頷いていた。
>「何だ? このジャマイカへの旅行費というのは?」
>「いや、ジャマイカは強いんだよ。だから、ちょっと練習試合とかね?」
堅実な数字の計画と少し突飛に思えるような遠征先も最初に挙げてスポンサーを納得させる。
>「よく言った! 金はこの要求の通り、我々で工面してやろう。是非最強チームを作ってイギリスをアッと言わせてくれ!」
プレゼン結果は満額回答、スポンサーからのオーダーも望むところ。
>「はい。俺ならできます。ダグラスさんにも、リンカーンさんにも損はさせません。何ならユニフォームを作ってもらってもいいですよ? シカゴ・ベアーズとかシカゴ・ホワイトソックスとかシカゴ・ブラックホークスとかシカゴ・ブルズとか名乗りましょうか?」
オール・イリノイチームがどれかのニックネームをつけて予定より長く続いたら後発の球団が名乗りを変えるかも。協会式フットボール(アメリカだからサッカーか)がメインになるだろうからスポーツ種目は被らないけど。
> リンカーンの財産状態を見るに、とても頼めそうにない。敵に頼るのはどうなのかという意見もあるけれど、勝ちさえすればダグラス陣営だって得するはずなのだ。ただ、歴史はリンカーンを勝者にする、と俺が知っているだけで。
私としては「妥協しても良い局面」なら、政敵とも談合しつつお互いを利用してウインウインな成果を幅広い有権者に還元する政治家は充分有りですね。
作者からの返信
一時期の日本の「せめてスポーツでは勝ちたい」みたいなものを19世紀アメリカでプレゼンしてみました。
イギリスに勝てる、というのはこの当時のアメリカでは相当な響きでしょうし、「やってみろ!」ということになるでしょうね。
シカゴ・ベアーズは「先発のカブスより上行きたい」ということで名づけられたらしいですので、ひょっとしたら後発チームも類似した名前になっていたかもしれません。
この当時の政治家は妥協すべき側面では妥協できたので、大きく進歩できた部分もあったんでしょうね。
編集済
第3話 燐介、リンカーンの選挙状況を知り、新たに動くへの応援コメント
>「いや~、遠く異国から応援にかけつけてきた者がいるというのは朗報だ」
政治家三種の神器が敵手よりも劣勢。
地盤→ジャクソン時代からの民主党組織(実は分裂含み)VS結党したてで国政選挙2回目の共和党(人口が多い北部支持が堅いから下院は逆転するかも?)
看板→民主党内や連邦議会でブキャナン大統領を蹴落とすくらいの勢いで活躍VS連邦下院議員1期、知名度はほぼイリノイ州限定
鞄 →反ブキャナン派をまとめニューヨーク最大級の富豪の有力党員などが後援VS弁護士収入がメイン、選挙運動員は熱心な共和党員による手弁当
こんなところか。
燐介たちは無名の時から応援してくれて、吉田松陰とは言葉の殴り合いをした後に堅く握手を交わした仲。この言葉は政治家の社交辞令では無く本心でしょう。
> ということで、リンカーンはダグラス陣営にイリノイ州の五十の街で論戦をしたいと持ち掛けた。
> しばらくすると、ダグラスから「論戦は受けるが、五十は多すぎる」という回答が返ってきた。回数について協議して、最終的に七回行うということで決着を見た。
五十番勝負は流石に多過ぎるからダグラス陣営の回答は正しいでしょう。まあ交渉の一環として多めに吹っかけたのでしょうが。
こういう頂上決戦の一騎打ちは日本シリーズ、MLBポストシーズンや囲碁・将棋のタイトル戦みたいに三〜七番勝負くらいがちょうどいいかな。
上のような事を考えて番勝負について調べたら江戸時代に将棋家元同士の争い将棋で五十七番勝負(百番勝負予定?)があって勝負打ち切り後2年を経ずに両対局者が早世されたとか、家職の真剣勝負による結果とは言え壮絶過ぎる……
作者からの返信
今ではリンカーンを知らない者はいないですが、当然、彼にも無名時代がありました。というより、大統領なるまでほぼ無名だったんですよね(^^;)
色々劣勢な中で、わざわざ外国から応援にかけつけてくれたのは、心強いものがあったと思います。
リンカーンとしては、現時点では知名度を増したいので数が多いほど良いという考えだったみたいですね。ダグラスは意見の正しさは証明したいけれど、数付き合うのは労苦だし敵に塩を送るので七回くらいで妥協したようです。
本因坊丈和と競った赤星因徹は元々肺病持ちだったとはいえ、対局後吐血して程なく死んでしまったみたいな話もありますからね……
全てをかける勝負というものは想像以上に恐ろしいもののようです。
編集済
第2話 燐介、イリノイの"小さな巨人"と対面するへの応援コメント
> 小さいな。
> それが俺の第一印象だった。
> アメリカ人というと、日本人と比べると背が高いが、この男は小さい。158センチの俺よりちょっと大きいくらいだ。160はあるだろうが、165はないだろう。
> だが、眼光が鋭いし、その足取りは力強い。
>「リンスケ、ソウジ。彼が我が民主党が誇る”小さな巨人”スティーブン・ダグラスだ」
ああ、明訓高校の元エースで栄養ドリンクのコマーシャルでファイト一発をしているプロ野球チームの投手(違うし混ざってます)
画像を見ると確かに小さいけれども、やたら迫力がある目力とそれによるうるさいまでの顔面パワー、本人の精神力が外面に溢れ出ているかのようだ。
政治の場でも存在感抜群で目立ったでしょうね。
作者からの返信
明訓の小さな巨人は完全に対照的な顔をしていますね(^^;)
ダグラスの写真を見た瞬間に、彼の呼び方は「おい、小僧」だろうなと確信しました。
そんな感じの目力と迫力があります。
この人の存在感は凄かったでしょうね。
第3話 松陰、自ら老中暗殺計画を白状するへの応援コメント
町奉行「ふっざけんなあの野郎!急度叱りで済ませたかったんだよこっちは!聞かれてもないこと答えてんじゃねえバカタレ!」
作者からの返信
取り調べる側がビビる自白というのは歴史通じて見ても中々ないでしょうからね(^^;)
周囲からするとはた迷惑な部分もあったでしょう……
編集済
第1話 燐介、リンカーンにつくことを明言するへの応援コメント
>「それに共和党自体が成立から日が浅く、しっかりとした選挙プランを有しているのか。もちろん、前回の選挙をしっかり戦ったということは評価しているけれどね」
168年も前だと共和党は結党ほやほや。
大統領選と連邦議会選で敗れたとは言え選挙人や議席獲得といった初めてにしては結構な成果を挙げたから、吸収したホイッグ党の党組織は自分のものに出来ていたと思われる。
後は合衆国民に受け入れられる政策、強力な候補者、ついでに民主党の内輪揉めとかが有れば次の選挙で天下を獲れる……かも?
逆パターンはブキャナン大統領が建国の父達とは言わないまでも、ポーク元大統領並みに大車輪の活躍、南北の諸問題を解決までしたら民主党内も一致して再選に協力する。結構ハードルが高いが大統領とはそういうお仕事。
歴代大統領の通信簿を参照……ちょっと無理かな。
>正直、人種差別はもちろんのこと、「このガキが何を偉そうに」みたいなことを言っていてもおかしくはないのだが、
> 俺がそのことを聞いてみると、ベルモントはまた大笑いした。
>「ハハハ、内心全く思わないということはないよ。だが、君のヨーロッパでの活躍ぶりは無視できない。万一、南北の対立が激しくなって内戦にでもなった場合、ヨーロッパの協力を求める必要がある。そこには君の顔が役に立つだろうからね。さっきの君の話ではないが、何ができるかが重要であって、大物、小物は関係ないんだよ」
ベルモントさんは欧州では被差別側で、アメリカに渡って見事に成り上がったから実力主義でしょうね。
人種差別は先住側の生活や心理に余裕がある時は表に出ずに潜在、後発者の本格的な進出による危機感や恐怖で顕在化。(後発者コミュニティの閉鎖度によって軽重あり)
日本は半島系、大陸系、最近ならクルド系。
アメリカはアフリカ系、中国系苦力、日本系移民……本当の先住とも言えるアメリカインディアン。
中国は唐代と元代では知識人から見た対外国人感情も違っていたと思います。
作者からの返信
共和党は分裂政党がまとまったところですので、支持基盤はしっかりしているものの他への浸透度が低いですからね。善戦は出来ても、従来政党がしっかり戦えば苦しいというのはありますね。
歴代大統領の通信簿を見たいところではありますが、さすがにこの時代だとそこまでのものがあるのか……というのはありますね。
差別問題はうまくいっている時は出て来ませんが、何かあるとすぐに顕出してくるところはありますからね。
唐の時代は外国人でも要職についていたわけで21世紀の人権主義者でもビックリするでしょうね(^^;)
編集済
第6話 一太、若き将軍の輔弼を誓うへの応援コメント
>「一太よ、これから言うことをわしの遺言と思って聞いてほしい」
>「……は、はぁ」
> 勘弁してほしい……。
死にゆく覚悟を決めた人の頼みは断わり難い、生きる事を諦めないで欲しいところ。
安政の大獄からの政治的反動とは言え当主が殉職した井伊家のその後は減知と預地没収。井伊家存続の御恩のある徳川家茂がいなくなり後任が徳川慶喜。譜代筆頭が倒幕に転じても水戸徳川家や報復人事主導者の松平春嶽などは文句を言えないな。
> 俺は日付を知っていたが、毎日忙しくて一瞬、三月三日のことを忘れていた。
> 思い出したのは朝から降る大降りの雪である。
慌てているから珍しく内心の一人称が前世に戻っている。
三月三日、まあ珍しいけど雪が降ることもあるか、って旧暦、グレゴリオ暦だと3月24日!?
季節外れの雪景色はこの街二度目の一大事を呼ぶ。実際この天候が襲撃を容易にしたところは有るでしょうね。
江戸幕府の第十四代征夷大将軍徳川家茂
勝海舟や書の先生だった戸川安清との話などを見るに人誑しの才能が有るように見えますね、夭折が惜しまれる訳だ。
和宮との夫婦関係も円満で文句無し、時代が悪いのと生まれるのが少しばかり遅かった。
書の先生の苗字に見覚えがあると思ったら東京創元社にいた戸川安宣さんの先祖筋でびっくりしました。
作者からの返信
井伊家は頑張ったのに、幕府内闘争に巻き込まれた形で損してしまいましたからね。
最終的に幕府を見限っても仕方ないところではあります。
ここだけ一人称が前世なのは、忙しいこともありましたしそれだけ特別な思いもあったのでしょう。
決行の日に季節外れの大雪というのはまさに運命がそうなるように仕向けた、と思うしかないところがありますね。
家茂、早逝したものの色々と才能の片りんはうかがえるんですよね。
中国の皇帝には若い頃優秀だったのに、成人になるとダメだったものも大勢いるので麒麟児だからと過信もできないのですが(^^;)
編集済
第5話 一太、現状を振り返り、変の回避を目指すへの応援コメント
> 最後に記憶していたのは、燐が道路に出たところに猛スピードで突っ込んでくる乗用車の姿……
> その後、俺は別の人物として生きていて、今、もう一人の自分の記憶を取り戻した。
これが前世最後の記憶なら乗用車は、燐、一の順番に突っ込んだのか。大学レベルだと学生の事故などもままあるとは言え、前途ある若者がこういう形でいなくなるのは大学としても辛かろう。言うまでもない事ですが彼らの家族、知人も。
(記憶が無いだけで一の前世はその後も続いて天寿を全うした可能性も無いでは無いが答えは輪廻の霧の中ですね)
> ある意味、燐は絶妙のタイミングで松陰先生を帰したとも言っていいのかもしれない。
欧米で色々していたのに松下村塾には影響があまり無いという、燐介が苦心して選んだだけあって物凄く絶妙な時期での帰国。
あとは、総司が帰国するタイミング次第か。
派手に動いたのは主として燐の専門だったスポーツ関係のため、一の専門方面は真っ白なキャンバス状態。
また、海外で色々出来た知り合い……ビッグネーム多過ぎぃ。
> 直弼は頷いて、ニッと笑った。
>「その方、刀や弓は不得手で、剣術も弓術もほとんど知らぬというのに、雪の際には鞘に袋をかぶせると言ったことだけは知っておるのか。まるで実際に雪の日に襲撃がうまく行った様子を見てきたようだのう」
> 直弼のにやにやした表情を見るに、俺の意図を見抜いたようだ。
政治的なあれこれを気にする必要が無い相手だからか、井伊大老も一太には気を許しているように見えますね。
そして鋭いと言うかほぼほぼ正解なつっこみが。現時点の一太は知らないが、山内容堂といいこの時代は鋭い殿様が多い。
作者からの返信
しかも大学の図書館あたりで起きた事故ですので、学生の中で見た人も多かったでしょうし、現世側では色々ショッキングな事件になっていたかもしれませんね(^^;)
確かに、実はそのまま続いていたとか、燐も含めて一部だけが別の世界に行ったなんていう可能性もあるかもしれませんね。
松陰の渡米渡欧の時期は「松下村塾に影響が出ないタイミングにしないといけない」と厳選しておりました。それでも大きな変更は不可避ですが(^^;)
昔の人は色々鋭いところがあった、というような印象はありますね。
編集済
第4話 一太、松陰の死の先に覚醒するへの応援コメント
>『身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留めおかまし 大和魂』
不思身後業 (死んだ後の業苦を思い煩うな)
別の所でこんな事も仰られていたようですが、死を目前にして自分への業苦は思い煩わず、魂だけでもこちら側に留めて日本を護りたいという心情を歌っているのでしょうか。
>「燐よ! 俺は、俺はどうすれば……。えっ?」
> 次の瞬間、頭の中にあった雲が一気に晴れ渡ったかのように、様々なものが頭を走る。
> 燐介ではなく、宮地燐。
> 俺は、山口一太ではなく、山口一……。
灰色の重い雲で覆われたような日々の先に訪れた訃報。
吉田松陰の死にざまを見届けた慟哭の中、一太の封印が解け覚醒の時が訪れた。
そして、一と燐のこの時代での孤独は終わる。
作者からの返信
あるいは自分が斬られるという事実によって、屈しない魂を残したいということなのかもしれません。
解釈の難しいところです。
その松陰の死を受けて覚醒した一太。
果たしてここからどう世界を変えていくのでしょうか。
編集済
第3話 松陰、自ら老中暗殺計画を白状するへの応援コメント
>「無論分かっておりまする。手前が、多くの者と計らい、老中間部詮勝を亡き者にしようとした件でございましょう」
>「聞き間違いではござらぬ。手前は、多くの者に老中暗殺をもちかけました。残念ながら反対者が多く実現はならなかったが」
>「雲浜と語り合ったことについては覚えておりません。老中暗殺については繰り返し述べている通り、私が計画したものにございます」
雲浜をはじめとした接触相手を巻き込まないようにしながら自分だけが死ぬようにした?
こんな事を師匠にされたら弟子はたまらんですな。
一太は弟子と言うよりは異国で学んだ同志扱いでしょうけど一太も頭の中が真っ白になる事間違いなし。
作者からの返信
相談相手の隠匿なども含めて真意がどこにあるかは不明ですが、とにかく自分が死ぬという方向にひたすら進んでいるのは間違いありません。
しかも意図的にやっていますので、相手側の直弼も含めて全員「何で!?」ととなるでしょうね。
第2話 直弼、諸問題を片付け大獄が始まるへの応援コメント
>「イギリス軍とフランス軍は程なく、清国の大宮殿である円明園を跡形もなく破壊してしまうでしょう……」
北京(ついでに南京)は強大なシーパワー相手だと辛い位置ですね。中原・関中や奉天だったら相手の兵站に負担を掛けて、もう少しいい条件で負けることが出来たかも。
まあ、康熙・雍正の頃ならともかく爛熟を通り越して発酵・腐敗していた乾隆末期以降の清朝ではそれでもきついでしょうが。
> 条約問題、将軍継嗣問題、幕府内の政争、全てが一月で片付いた。
豪腕の政治家が覚悟を決めて機先も制したから、凄いことに。政敵側の徳川慶喜に決断力を評価されるだけの事はある。
ただヘイトが集まり過ぎるし、隙も見せられないからどんどんきつくなってくる。本人は胃が痛かったでしょうね。
作者からの返信
重慶あたりにあればもう少し持ちこたえられたかもしれませんね。
長江を遡ってくる……のはさすがに簡単ではないでしょうし。
ただ、海から遠いと生活面が色々大変でしょうし、貴族達が耐えられなかったかも。
ヘイトを完全無視して断行すれば、一気に片付きますからね。
ただ、ご指摘の通りどんどん辛くなるんですよね……。しかも将軍を守らなければならない観点からいくとヘイトを集めるように仕向けないとダメですし。
編集済
第1話 一太、大老井伊直弼の近侍となるへの応援コメント
> 自分は井伊家とは何も関わり合いがない。アメリカとイギリスに行ったということは評価されているのだろうが、ただ、それだけである。燐介のような閃きはないし、総司のような強さもなく、松陰先生のような才覚もない。
封印が完全に解けたら燐介と似たような事が出来るようになるだろうけど燐介とは違って熟慮型になるかな。
他者は他者、一太は一太。それぞれ自分の信じる事、出来る事をするしか無い。答えはそのうち歴史が出してくれる。
>「そうだ。お主には何というか、神懸かったところがある。この前、庭先で言っていただろう? 『徳川家は鎖国を実施する際には朝廷の許可など求めたわけでもないのに、今回、天皇の勅許を求めようとしている。それは幕府にとって権威の失墜を自ら明らかにするようなものではないのか』と」
李氏朝鮮には負けるけど、江戸の日本は鎖国がかなり長かったから、鎖国の成立理由・成立過程を忘れられてしまったり(鎖国は祖法では無い)。日本人の中に根付いている独立への拘り(攘夷心と言っても良いかも)の強さで、鎖国は独立・攘夷のための一手段であって目的そのものでは無いというのが天皇から庶民にまで認識がされず目的と手段が転倒していたと思います。
私達の世界での長州の人たちは他よりも早く気づいたからこそ正反対に見える変わり身が出来て明治維新で勝ち組になれたのかな。
作者からの返信
一太はまだ自分がどの程度のことができるか分かっていなというのはありますね。
果たして記憶がよみがえった場合、どうなるのかは今後を見ていく必要がありそうです。
鎖国と言いつつ、付き合いをしていた国もあったわけですし、鎖国そのものが目的というのではなかったわけですからね。
このあたりを指して、最近では「鎖国」という表現自体間違いというような教育指導もあるらしいですが、制限していたのは間違いないとは思いますのでここは何とも……(^^;)
長州や薩摩はじめ九州は海外との行き来がまだしもあったので、明治維新で残れた部分はあったのだろうと思います。
編集済
第12話 総司、フランス外国人部隊にありへの応援コメント
私が外人部隊書いてエトランゼと読むようになってしまったのは新谷かおる先生のエリア88から。
あの漫画は途中から結構ファンタジーかSFな方向に振れましたが、中東が舞台なだけにリアルにして現実の展開と被ったら洒落にならないからみたいです。
>「痛てえ! ちょっと掠ったぞ!」
> 同時に、頭頂部あたりに焼けるような痛みが走った。
>「掠ってないって。多分弾の熱が通って痛く思っただけじゃないか?」
ここ、メディア化されたらギャグ補正が入るところ……歴史家や翻案する小説家、脚本家、漫画家は史実を知ってマジかよってなるな。
作者からの返信
エリア88は名前しか知らないのですが、中東情勢は真面目に書き始めると深みに嵌るところはありますし、ファンタジー風にしたくなるのは分からなくもないですね。
沖田が撃つシーンはアニメなどなら、頭の一部が禿げあがっている可能性もありそうなシーンです(笑)
ウィリアム・テルのような感傷的なものは何もありません( ̄▽ ̄;)
編集済
第11話 燐介、フランス皇后にオリンピックを説くへの応援コメント
>「皇帝陛下はそんなせせこましいことに囚われる方ではありません。今は色々なことが動いております。その対処に追われているのでしょう」
>「ただ、皇帝陛下はしばらくすると飽きるので。あの女もそろそろでしょう」
>「少なくとも、女の訴えで考えを変えるほど、陛下の脳はおかしくありません」
さすが奥様、旦那の事を良くわかっている。
ナポレオン3世は個人主義が強力な風土のフランスで諸勢力のパワーバランスをとりながら統治する一種の政治的天才でしたよね。
彼が退位した後のフランスは第五共和政になるまで、ドイツへの怨念以外はいつもゴタゴタしていた印象を持っています。
>「ギリシアやローマで開催されていたということは、ローマで教皇聖下に再開を宣してもらうという手もありますね」
皇后陛下、ローマ教皇(ローマ司教)がローマでオリンピック再開宣言したらコンスタンティノープル総主教、アテネ大主教はローマだったら大丈夫か……
ギリシア筆頭に南欧、東欧諸国あたりから文句が来そうな気がします。
作者からの返信
上半身と下半身が別物ということをよく理解しているようです。
ただ、理解しすぎていて積極的に出られず、男子が少なくて断絶してしまったのは痛恨だったとも言えそうです。
ナポレオン3世の後は行き当たりばったり感がどうしてもありますよね~。
東欧諸国からの文句なら、この時代なら封殺できるだろうという認識に立ちそうな感もあります(^^;)
そのあたりはウージェニーも割と利己的……
編集済
第10話 燐介、フランス皇后ウージェニーに気に入られるへの応援コメント
美術館になる前の時代のルーブルで皇后さまと謁見。
呼び出してきた相手が大物すぎる。
>「リンスケ様が想像しているようなことは起きませんよ。とにかく来てください。来ないというのなら、憲兵が連れていくことになるかもしれませんが……?」
フランスは昔も今も、日本以上に警察国家みたいですしね、憲兵さんは怖い。
>「いやぁ、日本では、間男は最悪死刑ですからね。そんな、誘われたからホイホイ乗るなんてことはないですよ」
サイアーライン(父系)(婿養子等でファミリーライン(母系)でも可)を守る必要がある、武家などの上層はともかく庶民はそこまで厳格では無かったでしょうが。
まあ庶民でも正式な不義密通は死罪。
ナポレオン法典あたりを日本の家父長制と合うようにローカライズして出来たのが戸主権が強力で長男による家督相続が特徴の明治旧民法と言う事になりますかね。
作者からの返信
物珍しさもあるのか大物がどんどん呼びに来ます(笑)
とはいえ、フランス皇后からのお召は中々驚きでしょう。
地方の慣習的な部分もあるでしょうけれど、燐介の中では一応日本には姦通罪があったり、不義密通は怖いという認識があるようでした。
編集済
第9話 燐介、テュイルリー宮殿で伯爵夫人の洗礼を受けるへの応援コメント
ブルボン朝の頃は国王に公式愛人がいたり、現代でも政治家は仕事が出来ていれば性的スキャンダルをそんなに気にしないような国民性があると思うから伝統的なものなのかな。
ナポレオン1世は浮気をするにしても外でやっただろうけど、第一帝政の頃の宮廷はどうだったんだろう。2番目の奥さんの時はハプスブルクに遠慮したのかな。
> というか、ロペス・ソラーノってブラジルとアルゼンチンに喧嘩を売るという、太平洋戦争の日本が可愛く見えるくらいのアホなことをして国民半分くらい死なせた人じゃなかったっけ。
半分くらいと言うか、半分以上と言うか……
当初計画ではブラジルだけ相手の予定だったから、あてが外れたなら軌道修正しないといかんですな。
直近での国家元首戦死はこの人かちょっと前にあったチャド大統領の襲撃死でしょうが、確かにこっちの太平洋戦争での日本が可愛く見えるような末期戦。
正直パラグアイが存続出来たのが不思議になるレベルですが、AとBの二国がウルグアイも含めて緩衝国の必要性を認識したのと、戦争当事国のバックにいたイギリスの意向が大きいのかなと思います。4国全てを外債漬けにして南米を牛耳る、さすが英国紳士。
作者からの返信
フランスの公式愛人制度は凄いですよね。
ナポレオンはすぐに出かけていたので、ブルボンの時とは違っていたかもしれませんね。2番目の時は外でやっていたのかなという気はします。
パラグアイはむしろよく残ったな、というのがありますからね(^^;)
国の規模が違うといっても過半数が死亡というのは並大抵のものではありません。
ブラジルは本気で消すつもりな感じで臨んでいましたが、イギリスの都合もあるのでとりやめざるをえなかったんでしょうね。うまいこと各国を利用しています(・・;)
第8話 燐介、ローマの休日にこれまでを振り返るへの応援コメント
> 政治的な動きも必要になってくるかもしれない。スポーツと政治は別物だというが、裏返せばわざわざそんなことを言わなければならないほど密なものということを意味しているわけだ。
政治と五輪の関係を実感したのはボイコットを見た時です。私も五輪など大きな大会ではにわか愛国者になります。勝負事なのも相まってかなり興奮しますしね。
> サルディーニャ首相のカヴールは頭も良さそうだが、これからイタリア統一という大事なものが控えているし、寿命も長くなさそうだ。正直あまり助けを期待できないだろう。
そのままリソルジメントに集中するでしょうけど、イタリアを統一したら療養専念で激務の首相からは引退して相談役にでもなれたら良かった。
> 坂本龍馬という男が。
> もちろん、薩長同盟までは倒幕側だが、それ以降は実業家的行動も多かったし、フィクサー的なものを意識していた節もある。で、最後はどちら側からも厄介になったような扱いになって斬られてしまった。
倒幕側陣営が要らない駒なら貰っちゃいましょう。
作者からの返信
最近も色々出てきていますよね~。
政治のような分かりづらさもないので、シンプルに愛国心が出てくることもありますし、使いやすい部分はあるんですよね。
引退できれば良かったのでしょうけれど、統一したら問題解決というわけでもなく、むしろより多くの問題が出てくることになるでしょうから、そういうわけにも行かないんでしょうね……
「おまえいらない駒だよ~」と言ってしまうとアレですが、うまいこと引き込みたいとは思っていそうです。一応遠い身内ですし。
編集済
第2話 燐介、後のメキシコ皇帝と五輪を語るへの応援コメント
> 実質的な最高権力者は皇太后ゾフィーである。優秀にして怖くて、格式にうるさいおばちゃんだ。格式にうるさいから、ハプスブルクに歯向かうイタリアやハンガリーなどは許されないものと思っている。
マックスは「後継ぎではない」から兄や兄嫁と違って、ゾフィーおばちゃんから甘やかされているんですよね。
うちの国の皇室が思い浮かびました。旧い家のこういうのは洋の東西を問わず同じような傾向を見かけますね。
> 孤立したマクシミリアンは一現地勢力に敗れて捕虜となり、そのまま処刑された。
ブルボンやスペイン系ハプスブルクではないとは言え、十数年の戦争の末に独立したメキシコに、ハプスブルクの人間、しかも別な国の紐付きの君主。
ヨーロッパで独立や王家の断絶が起こりそうなところを狙った方が安全だったと思うけど海を渡ってしまう。
マックスにはハプスブルクに逆らって独立したスイスやオランダといった前例やハプスブルク領域での民族運動などを見て慎重に行動して欲しかったです。
作者からの返信
長男は母親も完全に管理できないということで、次男以降に行くケースはよくありますよね。皇室もそうですし、徳川家光と忠長もそんな感じかもしれませんね。
カルロッタが王妃と皇后の違いで、というのもありますけれど、イタリアで色々失敗もしているだけに、もう少し調べていくべきだろうというのはありますよね。
ヨーロッパの力を信じていたのでしょうけれど……
この点に関してはある意味マルクスも似た部分があるかもしれません。
編集済
第1話 燐介、欧州一の美女に振り回される①への応援コメント
> エリーザベトは皇后であるが、ウィーンの宮廷に帰れば夫フランツ・ヨーゼフの母ゾフィーが皇太后として取り仕切っている。
> このゾフィーとエリーザベトの仲が悪い。物凄く悪い。
この嫁姑の仲が悪いのは互いの性格、受けた教育も有るでしょうが旦那さまの立場の違いも有るのかなと。
フランツ・ヨーゼフ1世即位前のゾフィー皇太后は大公妃だったから、もし皇后を経験していたらもう少しだけ嫁に歩み寄ってくれたかも知れないのではと……もっと厳しくなった可能性も有るか。
> バーティーが「東洋の国日本から来た最強のフェンシング剣士だから、贔屓してよ」とナポレオン3世に頼んでいたらしく、結構いい待遇でいるらしい。
紹介者が最強クラス、これ以上は列強の元首、教皇や政府首班ぐらい。総司は好待遇でフェンシングを学んで剣士としての幅が広がる、うーん強い。
作者からの返信
確かに皇后経験者とかそういう経歴の差が後々の人格に影響を及ぼすこともありそうですね。中国の皇后とか皇太后はもっとやばいのが満載……(^^;)
総司、同世代のエドワードに気に入られて、色々好待遇を得ることができたようです。強さの道においても、持つべき者は友なのかも?
編集済
第6話 一太、江戸での日々への応援コメント
>「せ、先生?」
> 商人出身の私であるから、先生などと呼ばれたことがない。だから、随分とこそばゆい。
封印が解けかけている謎の既視感で、家庭教師アルバイトの経験があったら何故かすんなり受け入れたかも。
一、燐とも頭の良い学生だったのでしょうが本人の勉学を優先したのと、実家からの支援が充分だったかな。普通に別のアルバイトをしていたかもしれませんが。
> 彼が総司の言っていた「女にもてる土方さん」というわけか。
>「そうですか」
> 佐那はホッとした顔をした。
> その顔を見て、私は初めて、燐介のことを妬ましいと思ってしまった。
燐介にだけは厳しいけど、本人の眼が無いとこんなにも分かりやすい、これは女にもてる土方さんではなく、燐介に嫉妬するのも当然と言えよう。
作者からの返信
学生時代がどうだったかは正直考えておりませんでした。
現在構想整理している中では、多少発展しておりますが。
佐那、まだ若いので自分の好意をすんなり出してしまうようです。
もう少し経つと多少は巧妙に……なってないですかね(^^;)
編集済
第5話 一太、井伊直弼と相対するへの応援コメント
> 首を傾げる松陰先生だが、それ以上の追及はなかった。
追及はしないけど、現時点では本人も意識していない燐介との類似点に着目しているし燐介と一太について考察はする。謹慎で暇も出来るし。
> 翌日、江戸につくまでに残る二人の水戸浪士も我々に降ってきた。
> 松陰先生と嶋崎はここでも、大事にはせず、試衛館で引き取ることで決着がついた
信田さん的には二人の裏切りが無かったのが確認出来て二人ともども震え上がるしか無い。
松陰の提案に乗れば旧主や故郷に累を及ぼさないし、三人にとってもちょうどいい冷却期間になると思われますね。
>「……確かに。水戸徳川家と開国論を巡って争っていると言いますし、その対立意識が強いのかもしれませんね」
>「今の日本は相争っている場合ではないというのに……。まあ、言っても栓無きことであるか」
政争ですし、双方が舐められたら終わりな思考になって妥協点を探す方向にならず。勝つか負けるか、殺るか殺られるかに幕末がエスカレーションして行く。
> 嶋崎は水戸の二人を連れて試衛館へと戻り、沖田林太郎は、総司の家族宛の手紙を持って白河屋敷へと向かった。
一緒に試衛館に戻ったのは、信田さんと新たに降った二人を足した三人ですよね。
作者からの返信
そうですね。一太も段々変わった感じになってきて、色々思索したいと思っているでしょうから、ちょうど良いかもしれません。
この時代の水戸はイケイケで尊攘活動進めていますからね。連鎖反応的に過激になっていって、収拾は難しそうなところですが、失敗した個々人にとってはやはり色々累が及ぶ恐れがありますし、無難な方向に行くことになりそうです。
三人でした(^^;)
編集済
第4話 襲撃犯と水戸徳川家への応援コメント
> しかし、今まで無言を貫いてきた男が否定に転じたのである。それは図星を突かれたと見て良さそうだ。
余りの心理的衝撃に語るに落ちてしまう。
内部に裏切り者がいるか、一太達にどれだけの諜報力が有るのか、それとも物の怪の類か?
少人数での襲撃だから裏切りはまずありえない。
> 松陰先生が力説する。嶋崎と永倉、林太郎の三人は唖然とした顔で眺めていて、一方の男は雷に打たれたかのように茫然と立ちすくんでいる。
松陰先生の勢いに敵も味方も唖然呆然
> いきなり話を向けられた嶋崎は面食らっているが、信田は松陰先生の言葉に思うところがあったらしい。「よろしくお願いしまする」と今度は嶋崎に平伏した。
これからの襲撃が無くなるのなら、何も無かった事にするのは一番穏当。
北辰一刀流が多数派の水戸藩に天然理心流が食い込む切っ掛けになったりして。
追記
1段目に前回の応援コメント(前々話)に書きそびれた箇所を誤爆していました。
該当箇所を移動
作者からの返信
少人数での動きなのに見透かされているというのは相当な衝撃でしょうからね。まさに物の怪のような感じに見えたのかもしれません。
そんなところに松陰先生の熱い指導も加わって、襲撃犯も「何なんだコイツら」とおろおろするだけになっているかもしれませんね。
わざわざ大事にして尊攘派につけ狙われるのも厄介なので、なかったことにするのが無難でしょうね。
編集済
第2話 一太、松陰と江戸へ向かうへの応援コメント
>「いやいや、君達のようにアメリカに住んだことのある日本人が来てくれるということは、まっこと有難い。これからよろしく頼む、と言いたいところだが」
ハリスの英語が土佐訛りに
>「あんたの手紙も読ませてもらった。正直言って、ここにいる林太郎や永倉共々、外国のことは嫌いなんだが、総司の友人なら、俺達にとっても友人だ。江戸でのことは一切心配無用と思ってもらっていい」
いかにも近藤さんが言いそうな台詞。
実際京都であれだけやれたのだから、ホームの江戸なら鬼に金棒、一切心配無用。
(この時点では未来の)壬生の時ほどはお金にも困らないだろうし。
追記
1段目にハリスのセリフについて
(下書きにのこっていた部分を次次話に誤爆したため)
作者からの返信
近藤勇はこういう感じの性格という印象はありますね。江戸近辺での活動なら、自由も効くし味方も多いしと、負担が少なく行動できそうです。
編集済
第1話 一太、松陰とともに日本に帰国するへの応援コメント
> 1856年6月末にサウサンプトンを出発したこの私、山口一太と松陰先生は、その後、アフリカなるところを南から回ってインド洋に入り、11月には中国の南にある香港へと着いた。
喜望峰ルートで帰国したんですね。ちょうど冬あたりに通ったなら荒れた航海だったでしょうね。捕鯨船よりは居住性が良い船だったろうけど。
> ひとまずは江戸に行くことになるだろうが、そのうち御影に戻った際には旦那様に見せてもいいかもしれない。
明治の神戸がますますスポーツ先進地になってしまう。
ゴルフがオススメなのは個人競技の振興が手薄だと思ったのかな。嘉納さん達、関西の財界での社交にも便利そうな競技。
> 一通り読んだ後、最後に何やら追記してある。
「もし、何か思い出した場合、日本のことはおまえに任せた」
この手紙がうっかり後世に残ったら、与太話の燐介転生者説(真実)に一定の説得力が出てしまうかも。まあ、実際に発見されたら何かの符丁や暗号だと思われるか、偽手紙と思われるかのあたりか。
作者からの返信
喜望峰ルートで帰還しました。結構大変だったと思いますが、捕鯨船も経験したのでイケイケな心理状態になっていたのかもしれません。
今のままでは神戸はどんどんスポーツが進展していきそうです。灘で日本酒作りながらスポーツに勤しむ集団が出てくるかもしれません(^_^;)
ラブレターが見つかって後世色々騒がれるなんて話もありますし、変わった手紙が見つかってあれこれ詮索なんてのもあるかもしれませんね。
第2話 イタリアのために(C・カヴール視点)への応援コメント
初代イタリア首相にして「神がイタリア統一のため地上に遣わした男」
五輪イタリア代表の子供達の優勝でビバイタリアの喚呼が木霊するのを聴きながらの死去。
太って、上司や教皇、他の英傑には嫌われて、キャンブルには弱かったけど多くの事を成し遂げ自分の人生が報われたと感じて旅立ったなら良かった。
(ボソッ)最後のキャンブルに失敗したという方向で改訂するのは如何でしょう?
作者からの返信
ここ実は直さないといけないんですよね(^_^;)
書いた頃は死ぬ状況がはっきりしないので、当時多かった医療側の瀉血の働きかけに応じた誤診みたいな風に捉えていたのですが、その後、本人側が要請していたみたいな記述を見ましたので。
この頃には既に完全に手を離れていて、制御するのに精一杯で進めていたので、完結したところから修正できそうなところも含めて、直さないといけないと考えています(^_^;)
編集済
第7話 燐介、教皇ピウス9世と謁見するへの応援コメント
イタリア統一の三傑+二人について個人的雑感
カヴール
自由主義志向はあれど行動は穏健。経営や政治は上手いがギャンブルは弱い。若い頃の体格は普通。
多分、最初から最期まで実務的な現実主義者。
ガリバルディ
マッツィーニは真面目過ぎて肌が合わない?
共和主義志向だがイタリア統一の為なら国王だろうとカヴールだろうと妥協する。
でも、故郷のニースをフランスに割譲したカヴールは絶許。
マッツィーニ
何があっても節を曲げない急進的な理想家、共和主義者。イタリア共和党に系譜を残す。
労働者を組織化したのは、イタリア統一や統一共和国樹立後の統治のため。私有財産、宗教否定のマルクスやバクーニンとは対立。
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世
権威主義傾向だが立憲君主制だと政治家に責任を負わせるので楽で安全な事に気付いて上手いこと便乗。
王家発祥の地サヴォイアを割譲させたカヴールは絶許。
教育に悪いから王子の葬儀参列も禁止。
ガリバルディはいまいち信用ならない。マッツィーニ?危険人物だろ、議員選出も拒否したし。
ピウス9世
当初は自由主義等に理解があったが徐々に反動化。革命がトラウマになったのか、かなり極端なものに。
イタリア統一?カトリック団結の方が大事、破門で妨害しよう。
イタリア国民の反感を買って、葬儀では危うくテヴェレ川で、道頓堀のカーネルサンダース人形と同じ目に会わされそうになる。
歴代最長在位でもあるので後世のヴァチカンには影響が色々と残ったと思われる。
私はこんな感じで見ています。
RPGみたいに理想主義者たちの成れの果てと言うか、色々なルート・エンディングを見た気もします。
作者からの返信
ともすれば桂がやや地味な感もある日本の三傑と比べると、イタリアの方が個性がはっきりしている感がありますね。
この3人が同じ目的で動いたこと自体が奇跡に近いところがあるのかも。
ピウス9世は反動化したうえに長い期間関わっていたので頑ななところがより大きな問題になった感はありますね。おまけにガリバルディと対立したことで世間受けも悪くなってしまった感が……
あとがきへの応援コメント
幕末を擬似体験出来る様な作品でとても面白かったです。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございました。