概要
私のSF小説は「うっかり食べるとメタモルフォーゼしますよ」
狸はそういったギミックを上手い美味いと妄想しながら夢を視る。
ワカリニクイ(つまりナンセンスな)ことをむにゃむにゃ言う。
それを自由な解釈でご賞味ください。
◉本作は既に完結しておりますが、追って読んでくださる方のコメント&返信により、新たに新境地を見出しながら現在進行形で変化しております。是非コメント欄もご覧ください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!本気で。この世界を知りたい皆様へ。
二次元世界に展開された物語は、とある力を介して時を進め又戻る。
二次元世界に現れた存在は、とある力を介して時を得て動き出す。また、立体的な存在を得ることもある。
すなわち。二次元世界が三次元的存在の介入を受けると、もしくは三次元的存在の介入を促すことで、彼らは三次元的な存在を獲得するのだ。
ならば、三次元的な存在は?
どうしたら、更なる多次元的存在を獲得し得るだろう?
そんな、存在という我々にとって至極の思索を案内してくれる名作です。迷いながら思索を繰り返すことこそが、とある力を見出だす鍵なのかもしれませんね?
お楽しみください。高次の探求を。
オススメです! - ★★★ Excellent!!!言葉がくるくる回り出す。世にも不思議な次元の旅へ、夢幻狸がご案内♬
こちらは作者の創作論・SF観などをのぞくエッセイ…のはずなのですが、知らぬ間に不思議な狸さんに導かれ、次元の狭間を飛び越えてしまったようです。
言葉がぽんぽん姿を変えて、世にも奇妙なトリックアートへ。『アリス』の世界を彷彿とさせる言葉遊びは、壮大な宇宙の彼方をも面白おかしく転がし続けるのです。
すっかり作者の術中にハマってしまいました。この、あまりに独特すぎるエッセイ、いったんハマると抜け出せなくなります。
まだまだ作者の言葉の海に溺れていたい。完結がとても残念なくらい、楽しいひとときを過ごせました。ありがとうございました! - ★★★ Excellent!!!言葉遊びの中にものごとの本質を探る「エッセイのようなもの」
一般的に考えられるエッセイとはひと味違う、思考の彼方へ連れていかれるような言葉遊びの世界。
書くことや読むこと、さらに日常の中で、人はどうしても既成の考え方に囲まれ、それに囚われがちです。でもこの作品にはそれを気持ちよくかき回し、払拭してくれる感触があります。
毎回違う次元の中で説かれるお話は、既成概念を外れた場所からものごとを見て、掘り下げていきます。ときに文学的、ときに数学的、ときに感覚的。堅苦しい言葉ではなく、少しとぼけたユーモラスな口調で語られるのが魅力です。読むうちにいつの間にか筆者の手のひらに乗せられているのか、あるいは狸に化かされているのか。いずれにせよそこに一方的なものは…続きを読む