概要
血の繋がりを求めた少女は異世界を旅する
他人の記憶が見える不思議な能力をもつ少女、葵。
そのせいで、家族や友人、繋がりを全て壊してしまう。
ある夜、何者かによって祠の井戸に引きずり込まれ、
行き着いたのは、人身御供によって繁栄する異世界の国、──水波盛だった。
命を救われた矢先、水神に捧げる生贄にされそうになるところを、命からがら逃げ出す。
命を狙われ、右も左も分からない世界で、厳しい旅が始まる。
帰る術を探すうちに、出生の秘密を知ることになるが────。
乱世に巻き込まれながらも強く生き抜く少女の国士録。
そのせいで、家族や友人、繋がりを全て壊してしまう。
ある夜、何者かによって祠の井戸に引きずり込まれ、
行き着いたのは、人身御供によって繁栄する異世界の国、──水波盛だった。
命を救われた矢先、水神に捧げる生贄にされそうになるところを、命からがら逃げ出す。
命を狙われ、右も左も分からない世界で、厳しい旅が始まる。
帰る術を探すうちに、出生の秘密を知ることになるが────。
乱世に巻き込まれながらも強く生き抜く少女の国士録。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!和風ファンタジーの真骨頂!スリリングで心を抉る物語!
人の記憶が見える力『視憶』をもつ主人公『葵」は、そのせいで人間関係が上手くいかず、他者とのつながりを壊してしまっていた。ある時、井戸の中へ引きずり込まれてしまい、その先の異世界の国を訪れる。そこは、生贄『水巫女』によって水神から国を守る慣習がある『水波盛』という国だった。
生贄になる運命に抗い、生きて日本に帰ろうとする葵と、ある過去を背負う『おくり役』のリンとの関係が、物語が進むにつれて徐々に明らかになって行きます。
テンポの良い展開、和風ファンタジーの世界観、繊細な描写で描かれる葵の心の内など、どれを取っても素晴らしい作品です。
物語の中に引き込まれるというのは、こういう事なのでしょう…続きを読む