第3話 孤島の決闘
センダイに拠点を置く『ブルースリー』は、イワテの海賊から人質を救う任務を行う。
カズマ率いるチームは手際よく進めるが、好戦的であったリュウジの暴走により、仲間や人質を危機に陥れる。
「俺は殺せさえできりゃそれでいい!」
人質の老婆にすら銃口を向けた。
『オマエの働き次第によっちゃ、即死させることだって可能なんだぞ?心臓捻り潰してやろうか?』
ホルンの幻聴が聞こえた。
結果として、仲間や人質の犠牲無く海賊の殲滅に成功するものの、カズマはリュウジをチームから追放することを決める。
「もう、弟とは思わないからな?」
「フンッ!上等だ!」
数日後、ミツヤから仕事の依頼を受けたカズマは、依頼主であるマルヤから小さな島国の独裁者・ホッタの排除を依頼され、500万円で受ける。
さっそくカズマはミツヤと共に偵察のために、マツシマへと飛ぶ。
2人は現地で軍の横暴を観察しつつ、案内人の美麗な女性・ナガサワ・マサヨと落ち合う。
「俺のタイプだ、胸触らせてよ?」
「ガキのクセに100年早いのよ!?」
マサヨはミツヤにビンタを見舞った。
彼女の案内でホッタのアジトを偵察しようとする2人であったが、道中で軍に捕捉されてしまい、さらにマサヨが他ならぬホッタの娘であることが判明する。
「親父はパグみたいな不細工だが、意外だな?」カズマが苦笑する。
止むを得ず軍と交戦状態となったカズマとミツヤは全裸になって追手を排除しつつ、マサヨを連れて島からの脱出を図るが、故郷を想うマサヨはこれを拒絶し、2人だけでセンダイへ帰還する。
カズマはマツシマで得た情報から、依頼主の正体はセンダイ署署長であり、真の目的はホッタではなく、彼と協力している元センダイ署の刑事であるトウドウ・トラユキであることを知る。
「面倒くさいな?」
一旦は仕事を断ろうとするカズマであったが、ミツヤとの会話を通してマサヨを救うことを決意する。
「兄貴だって男だろ?女がいれば風呂以外にも裸になれるチャンスが作れんだろ?」
そして独りでマツシマへ戻ろうとするカズマに対し、センダイ署の刑事課長、ミコガミ・シンザブロウは割に合わないとして反対するが、新人刑事のタキ・リュウマは助力を申し出る。
港へ向かうカズマたちを、トウドウの部下達が襲撃した。バララッ!バララッ!マシンガンの雄叫びが寂れた街に鳴り響いた。
カズマは全裸になると、ウージーサブマシンガンをぶっ放した。銃弾を受けてもカズマは傷すら負わなかった。
闘うようにしつけられたシェパードがミツヤに飛びかかり、噛まれたが痛みを感じることなくサバイバルナイフで斬り殺した。
敵の中には、チームをクビにされたリュウジもいた。
「俺をコケにしやがって!」
憤るリュウジに対してミツヤはニワトリ見たく首を動かした。
「コケェッ、クワックワッ」🐔
激しいカーチェイスの末に、リュウジ以外の排除に成功したカズマらだったが、容赦ないリュウジに追い詰められる。そしてリュウマがリュウジに殺られる直前、カズマはあえて急所を外してリュウジの胸を撃ち、彼を諭した上で重要な情報を情報を聞き出す。ウージーでやったら死んでしまうので、非致死性の弾丸を仕込んだ『タイタンα』ってオートマチック拳銃を使った。どんなタイプの弾丸でも装填できる銃だ。
アクシデントを解決してセンダイへやってきたカズマ・ミツヤ・リュウマだったが、ミコガミら残りのメンバーが既に待っており、結局、チーム全員でマツシマへ向かうこととなる。
マツシマへ再潜入したカズマらは、見張りを排除しつつアジトの地下に爆薬を仕掛けていく。勿論、兄弟は素っ裸だ。
一方、ホッタは兵士たちを鼓舞し、トウドウとの決別を準備していた。トウドウはホッタの命令を一旦は受けるものの、兵士がトイレに行ってる際に彼を撃ち殺した上で、マツシマからの脱出を図る。カズマらは大勢の兵士らに包囲され絶体絶命のピンチに陥るものの、マサヨの無事を確認した上で爆薬を起動させ、その混乱の中で起死回生を計る。
マサヨを連れて脱出を図るトウドウをカズマは追跡し、遂にはトウドウを爆死させ、マサヨの救出を果たす。
そして、カズマはマサヨにマツシマを復興するためとして自分の大金を彼女に託し、島を出る。
センダイに帰ってきたカズマたちは牛タン専門店で任務達成を祝う。
その中にはリュウジもおり、共に祝った上で、歯向かわないに通うことを兄弟たちに誓う。
「やっぱり、弟だな?冥王星ってコンビニあるのか?」
カズマは疑問を泣いているリュウジに投げかけた。
「ねぇよ?😢」
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