概要
俺たちは荒野を進む、迷いながら、確かめながら
二条義也は陽キャラグループに所属しながら遍く人間を見下す捻くれ者である。
しかし、あることをきっかけに自分の中の世界が壊れ、本当の世界に晒されてゆく。
自身を取り巻く環境が目まぐるしく変容していく中で、少年少女は今一度問う。自分を、そして世界を。
しかし、あることをきっかけに自分の中の世界が壊れ、本当の世界に晒されてゆく。
自身を取り巻く環境が目まぐるしく変容していく中で、少年少女は今一度問う。自分を、そして世界を。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!ただ歩いていく、その姿がなにより正しい。
※作品は絶対評価という信条で、星の数は適当です。
一昔前の自分、冷静になった今では「なんであんなことにマジになっていたのか」「何をどうでもいいことで深刻ぶっていたのか」と振り返られるものですが、そのときはとにかく真剣だったし、深刻だったのです。
高校三年生のとき、文化祭でたった一人、ギターを持ってステージに立ったのは、バンドを組むような友達が一人もいなかったから。何とも情けない理由で、大して盛り上がりもせず、特に何も変わらなかった。が、あのちょっとした“逸脱”は、悪くない思い出だったと思います。
この小説の主人公義也は、とにかく卑屈。世間にも社会にも人間にも自分にも失望して、“上手くや…続きを読む