概要
放課後の終末戦争?!生死を賭けた俺の舞台が、今幕を上げる!
「千敦のことが好きだ」と告白をし、部長の愛は静かに息を引き取った。
関岡千敦が飛び起きると、そこは学校の保健室。保険医に事情を聞いてから、とりあえず部活に顔を出すと、先程死んだはずの愛は普通に生きて笑っている。安堵したものの、どうにも釈然としない気持ちのまま千敦は部活終わりに教室へ向かう。すると突然、廊下で泥人形のような化け物に襲われてしまう。死を覚悟した千敦の前に現れたのは、同じ演劇部のメンバーだった。
関岡千敦が飛び起きると、そこは学校の保健室。保険医に事情を聞いてから、とりあえず部活に顔を出すと、先程死んだはずの愛は普通に生きて笑っている。安堵したものの、どうにも釈然としない気持ちのまま千敦は部活終わりに教室へ向かう。すると突然、廊下で泥人形のような化け物に襲われてしまう。死を覚悟した千敦の前に現れたのは、同じ演劇部のメンバーだった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★ Good!学校の中に非日常がある特別感
良かった点
学校内で選ばれし者だけが、ひっそりと戦うというストーリーはとてもいいですね。細かい設定にこだわりが感じられました。
異世界に行ったり、突然世界が変わる話よりも、学校の中で自分が知らない側だっただけでそこには特別な世界がある…というのは引き込まれました。
主人公が元々関わりがあった人しか出てこないので、登場人物に感情移入しやすいところや、死んだら終わりではないというところが個人的に好みです。
気になった点
1章と2章の5話に誤字があります。
1章
「それに<ブラウンってキャラじゃないんですよねぇ」
<ってなんですかね?これワザとだったら私が恥ずかしい
2章5話
「今ま築き上げて…続きを読む - ★★ Very Good!!大切さについて考えてしまいます
迫力のある戦闘と、緩い日常が交互に来る――といえば、よくある現代ファンタジーなのですが、本作はその割合が絶妙であると感じます。
どちらが欠けても物語が成立せず、戦闘の合間に日常があるのでも、日常の合間に戦闘があるのでもないからです。
描かれているのは、シーンやパートではなく、常に人間関係で、複雑ではないからこそ深くなっていると感じました。
死ぬ訳ではないという描写がありつつも、それが緊張感を緩める訳ではないのは、そこにこそ秘訣があるように思います。
一分であろうと一秒であろうと、切り取られてはならない記憶や時間があり、それがどれだけ貴重であるか描いているからこそ、「大切さ」…続きを読む