長月のハナ 企画案

【長月のハナ 企画案】


・概要

主人公は目がさめると記憶を失い、誰もいない街にいた。

街には季節を無視して花が咲き乱れ、ところどころ異形のものたちが花見をしている。

自分は誰なのか。ここはどこなのか。どうして誰もいないのか。異形たちは何なのか。

なぞを解くため、主人公は花爛漫の街をさまよう。


・タイトル

さまようホラーテキストノベル2 長月のハナ


・企画目標

背景のつくりかたを覚える。

「さまよう」感のため、行き先をプレイヤーが選んでイベントを起こす形式で作る。

キャライラストは前作と同じ感じでいいや。その方が前にプレイした人がまたきてくれる。

花が減ってきた寂しい時期、次回文フリの直前に公開する。


・バックストーリー(主人公が暴いていくもの)

舞台はつくば市。ほげほげ(写真を用意しやすそうな場所。筑波山?)から致死性の毒ガスが噴き出し、

市内全区域に避難命令が出た。

市内には避難命令を無視したもの、避難命令を理解できなかった認知症者や障害者、

そして自殺志願者だけが残っていた。

ガスの作用で植物たちが次々と花芽をつけ、開花し、花爛漫のゴーストタウンとなったつくば。

主人公は自殺志願の漫画家だったが、ガスは命を奪わず、記憶と認知機能を崩壊させただけだった。


・エンドA 花

//詳細あとで。野菊の墓オマージュしたい

//ノベルゲームコレクションの規約上、自殺エンドは書けない

サカタニの死を弔うエンドだろうか


・エンドB 鼻

//詳細あとで。芥川の鼻オマージュ

中途半端に自殺の理由を思い出して解決できないルート。

発狂して自分の鼻を削ぎ落とす


・トゥルーエンド 胡蝶の夢

対人関係の問題から自殺を志願し、この街に残ったことを知る主人公。

しかし、記憶も欠けているし、崩壊した認知のおかげで人は異形に見えている。

つまりもはや「人を恐れる」気持ちと戦う必要がなくなっていた。

花々に癒された主人公は、つくばを出て、新たな人生を始めることにする。



●主な登場人物

・ハクモクレンの下の異形

主人公が最初に出会う異形。置き去りにされた認知症のおばあちゃん。

不安のあまり始終爆笑している。

主人公「なんだこの街、変なのしかいねぇ」

なんども会いにいくと大事なことを言う。


・サカタニさん

自殺志願者だった脳神経研究者。物語のメンター。

主人公同様、毒ガスに遺伝的な耐性があったらしく、失読症になっただけだった。

しかしこれじゃ仕事には戻れないし、夫には離婚届と遺書たたきつけてきちゃったし、

これからどうすっかなぁ……と、とりあえず花見をしている。

桜が大好き。

記憶と認知機能を失った主人公に真実を告げるべきか、迷いながら見守る。


・フルーツ

転がっていた人間の死体。主人公にはフルーツに見えた。

ルート次第では食べちゃう。


・えんぴつ

転がっていた人間の死体。主人公には鉛筆にみえた。

「僕、なぜかスケッチブック持ってるし、これで描いてみるかなぁ」

「赤黒い変な線しか引けないなぁ」


・担当編集のツカダ

主人公の遺書を読み、決死の覚悟で助けに来た担当編集さん。ガスマスク装備。

めっちゃ追いかけてくるが、主人公は記憶を失ってる上に認知もやられてるので、

異形に見えて最初は全力で逃げる。

トゥルールートでは

「ライバル漫画家の流した噂、おまえが強姦魔だという噂を信じてすまなかった」と言うが、

主人公はよく思い出せない。


・鼻

鏡に映った主人公自身。漫画家仲間に妬まれ、追い詰められ、自殺に至った記憶の断片。

鼻ルートではその醜悪な姿に刃をふるい、結果自分の鼻を削ぎ落としてしまう。

(芥川龍之介オマージュ)


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