陽炎の森(現代偏)2 翌朝早く起きて待っていると、明るくなりあちこちで鳥のさえずりが聞こえて来て、向かい側の木の枝にカワセミが2羽止まったのです、どうやらつがいらしく、まずオ
陽炎の森(現代偏)2
翌朝早く起きて待っていると、明るくなりあちこちで鳥のさえずりが聞こえて来て、向かい側の木の枝にカワセミが2羽止まったのです、どうやらつがいらしく、まずオスが川もを、
覗いていましたが、急降下し水面すれすれに飛行し川に頭を突きこんだのです、水面に顔を出しもといた木の枝にとまると、口にはみごとにイワナを捕まえています、
もう一羽も急降下し水面をすれすれに飛行し同じく川に頭を突きこんだのです、水面に顔をだす見事なイワナをくわえています、ここのイワナは随分大きいので満足したのかどこかえ、
飛び立つたのです、連射でカメラに収め、メイに見せると、急降下から水面飛行、イワナをくわえて木の枝にとまるまでが、連続に写っています、すご~いと感心していたのです、
他につがいが来て同じようにイワナを取ったので、全て写真に収め、これで十分だと、テントをかたづけ、さあ山をおりようかとメイに声をかけ沢をおり、バス亭に向かったのです、
30分くらい待つとバスが来たので駅へ向かい、駅前の食堂にはいり、とん汁定食を頼んだのです、メイがこれは何ですかと聞くので、養殖したイノシシの汁だよ、じがいも、人参、
ごぼう等のやさいが入っていて美味しいよというと、
一口汁をのみ、美味しい、このイノシシの肉もおいしいというので、養殖するとイノシシではなく豚というんだよ、だから豚汁(とんじる)と呼ぶのだよといい、これは中国から入って、
来たもので、中国は昔から養殖していたのさ、日本には大昔に入ってきたのだよ、仏教で四足は食べてはいけない事になり、飼育はしなくなったのだが、江戸時代が終わると豚、牛も、
食べるようになったのだと教えたのです、
電車に乗り東京に帰り、頼まれた雑誌社にいくと、もう取ってきたのですか、来週でも良かったのにといい、真一朗のカメラの画面を見て、これは見事だ、クライアントが喜びます、
と上機嫌です、それではこれが今回のギャラです、山奥まで大変だったでしょう、ギヤラを奮発しましたよと封筒を渡したのです、確認すると20万入っています、ありがとうござい、
ます、助かりますと領収書を書き、収入印紙を貼りも割り印をして渡したのです、
また仕事が入ったら連絡しますというので、お願いしますと頼み、雑誌社をでて近くの喫茶店に入ったのです、メイが良かったですね、これで8分ですから、丁度一両ですねというので、
なかなかお金の計算も上手になったねと笑ったのです、2日で一両はいい仕事だよ、用心棒でもこんな金はもらえないよと言うと、本当ですね、旦那様についていれば、一生ひもじい、
思いをしなくてすみますと、真一朗の顔をまじまじみていたのです、
一旦家に帰り、シヤワーを浴びてから夕食を食べにいこう、今日はステーキにしょうというと、ステーキてなんですかと聞くので牛の肉を焼いたもだよ、柔らかくてとても美味しいよ、
といい、家に戻りシヤワーを浴びてサツパリしたのです、連れ立って近くのステーキハウスに行き、ステーキとワインを注文したのです、箸がないので、箸はないのですかとメイが聞く、
ので、
そこにおいてあるのがナイフとフオークだよ、ナイフで肉を切り、フオークで刺して食べるんだよといい、肉がきたので、フオークで押さえ肉をこうやって切るのだよと教えると、
意外と器用に切るので、上手だよと褒めると、嬉しそうな顔をして、切った肉をフオークに刺して口に運び、柔らかくて、おいしいと目を丸くしたのです、
ワインを飲むと、やつぱりこのお酒は渋いですというので、お茶を頼むと、飲んでこの方が好きですと笑ったのです、おいしい、おいしいと食べて、ご飯にも会うのですねと、満足そう、
な顔をしたのです、最後にデザートが来たので抹茶アイスクリームと言って、雪に抹茶をまぜた物だよというと、どこから雪を持ってくるのですかと聞くので、雪や氷を作る道具がある、
のだよ、
部屋にあった冷蔵庫でも作れるよというと、この時代はいろんな道具があるんですねと感心し、抹茶アイスをたべ、冷たくておいしい、くせになりそうですと笑ったのです、それでは、
今日は東京の夜景をみに行こう、すぐ近くに東京タワーという高い建物があるので、その上から東京の町をみにいこうと、タクシーに乗り東京タワーに向かったのです、
着くと、エレベータに乗り一番上の展望台に行ったのです、外を見ると真珠をちりばめたみたいな素晴らしい夜景が見えて来たのです、メイがきれいと目を輝かせています、そっと、
手を握ると、旦那様について来て幸せです、色んなところに連れていってください、笑美姫様達もこちらの世界にくればいいのにというので、それはダメだよ、伊織殿は後世まで、
名前が残っているので、来ると歴史がかわってしまうよと言ったのです、
東京タワーを降りて、タクシーでマンションまで戻ったのです、山歩きでつかれたろうというと、いいえ、旦那様こそ疲れたんではと聞くので、そうだねと笑うと、旦那様が歩くのか、
苦手なのは、車とか電車にいつも乗ってあるいていないからだと分かりました、この時代は歩かなくても何処えでもいけるのですね、だから足腰が弱くなるんだはと納得していたのです、
敬二の奥さんの京子から電話がかかって来て、明日品川ブリンスホテルで、結婚式の衣装あわせをするので10時にホテルに来るようにと、いうので分かりましたと返事をしたのです、
メイが旦那様のお父様、お母様にはいつ会わせてくださるのですかというので、ごめん、そうか言ってなかったんだ、実は両親は随分前に他界して、天蓋孤独なんだよというと、
そうでしたか、可愛そうですというので、生きている時に母には一杯よくしてもらったんだよ、優しいお袋だったなあと真一朗が言うと、それで旦那様はお優しいのですねと言った、
のです、次の日品川プリンスホテルに行くと、京子が待っており、式場はここです、今からメイさんに花嫁衣裳を来てもらいますといい、真一朗さんはここで待つててとメイを、
更衣室に連れて行ったのです
花嫁ドレスに着替えて出て来たので見るととても素晴らしいので、見違えるようだねと褒めると、京子が本当に綺麗ですよといい、それでは次は和装の花嫁衣裳を着てみましょうと、
再び更衣室に連れて行き、文金高島田に着替えて出てきたのです、もともと江戸時代の人間ですから、和服はとてもに会います、普段着に着替え、案内状はすでに郵送してあります、
式は来月の大安吉日の7日です、
真一朗さんはご両親がお亡くなりになっているので、お二人の式の参列者はこちらで手配します、勿論古河の常陸産業の方々もお呼びします、費用は主人に出してもらいますので、
心配しないでと言ったので、宜しくお願いしますと二人で頭を下げたのです、早く赤ちゃんが出来るといいですね、この手で孫を抱けるなんて、夢にも思っていませんでした、
育つまでは長生きしなくてはと笑ったのです、
そして結婚式の日が来たのです、参列者は300人でした、勿論真一朗とメイはほとんど知りません、最初はドレスで入場すると、万雷の拍手です、色々祝辞を受け、次に文金高島田に、
着替えたのです、先程にもまして沢山の拍手で、あちこちからまあ、綺麗な花嫁さんだ事と褒め言葉が出ていたのです、4時間の式がおわり、出口でブーケをメイが投げ、見送られて、
タクシーに乗り新婚旅行に出かけたのです、
東京駅に着き、それでは巡察した場所をたどるよと新大阪行きの新幹線こだま号に乗り小田原に向かったのです、二人はジーパンにスニーカーとラフな格好をして旅行に出たのです、
新幹線に乗り走り始めると、まるで龍にのっているみたいですねとビックリしています、この時代の婚礼は随分違うのでとまどいましたと笑ったのです、
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