陽炎の森(現代偏)93 昼食が終わり皆にお礼を言いい、中佐が厚木に帰るのでへりで送るよというのでまだ寄るところがあるよというと、そうか新婚旅行の邪魔して悪かった、いい旅行をグッ


陽炎の森(現代偏)93


昼食が終わり皆にお礼を言いい、中佐が厚木に帰るのでへりで送るよというのでまだ寄るところがあるよというと、そうか新婚旅行の邪魔して悪かった、いい旅行をグッドラツクと、

言って乗り込み離陸したのです、今井三尉が駅まで送りますというので信一と共にジープに乗り込み基地を後にしたのです、


新白河駅に着きジープを降りると、今井三尉と運転していた隊員が降りて来て今回のミッションにご一緒出来て光栄でしたと三人に敬礼するので、頑張って下さいと答礼すると基地、

に帰ていったのです、信一が私は高速バスで会津に帰ります、帰ったら勲章をマルの首にかけてやりますと握手をしてバスに乗り込んだのです、二人で見えなくなるまで手を振った、

のでした、


それでは次ぎは日光だね、新幹線で宇都宮まで行き日光線でいこうと新幹線に乗り込んだのです、日光までは役二時間です、程なく日光駅に降り立ち歩くと大変だよとレンタカーを借、

り車に乗り込んだのです、ここには足跡は残っていないので観光をしょうと日光東照宮行ったのです、駐車場に車を入れ山門をくぐると昔のままです、メイが全然変わってないですね、

というので、


何回も修復しているんだよ、でもあの時代のままだからすごいねと東照宮を眺めていたのです、次に華厳の滝に行き眺めると冬にはいるので水の量は少なかったのです、茶店に入り、

マスの塩焼きとノンアルコールと普通のビールを頼み乾杯したのです、メイがマスの塩焼きを食べると昨日のイワナの方が美味しいかったですというので、それは昨日のイワナは、

天然物だからと笑ったのです、


それではイロハ坂をとおりに日光道から宇都宮を抜け古河まで行こう、今日はメイの生まれた古河で泊まろうというと、メイが楽しみですね久しぶりに渡良瀬の森に行けますと上機嫌、

ですだらだらしたイロハ坂を登り山を下って日光道にのり一路古河に向ったのです、結構の距離で古河についたのは夕暮れでした、常陸産業に着くと圭介が出て来てもうそろそろ着く、

ころだと待っていたのですよといい、


会社のすぐそばにある自宅に案内したのです、奥さんが出て来たので圭介が妻のマリですと紹介して居間に案内したのです、さつそく仏間に入り線香をたむけて手を合わせたのです、

なんだか自分に手を合わせているみたいですねとメイが笑ったのです、居間に戻り座るとマリが素晴らしい結婚式でした、メイ様の花嫁姿にみんなビツクリしていましたよと言った、

のです、ありがとうとメイがいい、


その後家業のほうはどうですかと聞くと、お陰様ですっかり立て直す事が出来ました、世田谷の旦那様の口利きで村上産業に古河の物産を入れてもらい、海外に輸出してもらっており、

大変な反響で右肩上がりで業績が伸びています、これもお二人のお陰ですと夫婦が頭を下げるので、みんな圭介殿の精進のたまものでしょう、良かったですねとメイがマリの手を握っ、

たのです、


メイ様はここが実家ですから、今日は古河の美味しい料理を作りますねとうれしそうです、子供達はと聞くと男一人と女一人がおります、長男は大学4年生で長女は大学2年生です、

地元茨城大学に通っています、きょうはおいでになるとの事で早く帰ると言っていましたから、もうじきかえってくるでしょうというので、跡継ぎもいてお父様もよろこんでいま、

すねと言ったのです、


信一は高速バスに乗り会津へ2時間で帰り着いたので、デパートの地下の食品売り場で牛肉を買って東山温泉行きのバスに乗ったのです、温泉街を通り自宅に向うと門の前にマルが、

出迎えシッポを振るので頭をなでると、子犬の寝ている犬小屋に入ったのです、玄関を入ると房子がおかえりなさい、マルが貴方が帰ってくるのが分かったのか、一時間前から門、

の前に座り待っていたのですよといったのです、


房子に勲章と賞状に封筒を渡すと、凄い勲章ですねと言って封筒を開けると1000万の小切手が入っています、今回の功労金だそうだというと、こんなに貰っていいのですかと房子が、

聞くので、大臣が命の代金にすれば安いといっていたよ、真一朗さんといればそんなに危なくないのにと笑ったのです、カメラと三脚を持ち出し房子おいでと言って、マルを呼び、

房子に子犬を抱かせて、


マルにの首に勲章をつけタイマーのシャッターを押して自分も入ったのです、カシャッと音がしてシャッターが降り、3枚程写真を撮ったのです、房子に見せると、マルは英雄ですね、

といい、子犬にほほずりしてあなた達のお母さんは凄いのよというと、顔を三匹がぺろぺろ舐めたのです、褒美に牛肉を買って来たから、夕飯はご馳走だよと信一が頭をなでたの、

です、


太郎夫婦も帰って来て、ご先祖の墓参りも無事済みました、あしたはおばあさまの実家の墓に参ってきますというので、房子がさぞかしご先祖様がお喜びになった事でしょうと言っ、

たのです、居間に上がり、さつき撮った写真を見せると、マルは英雄ですねと太郎夫婦が喜んでいたのです、さあ温泉に入って来てというので二人で温泉に行ったのです、


房子夫婦もお湯に入り、上がってくると房子が今日もご馳走ですよとテーブルに洋食とステーキを並べたのです、これはご馳走ですねというと、マルの褒美だと主人が会津で買って、

きたのですと話し、生肉をマルのおわんにご褒美ですよと入れると、がつがつと美味しそうに食べたのです、房子がマルが美味しそうに食べました、私達も食べましょうといい、


冷酒で乾杯したのです、太郎が式典の様子を尋ねると、ビックリしたのは一緒に出席した米軍の中佐が今回は日米共同作戦で、村上少佐として現役復帰し功績があったとなんと名誉勲章、

授与が真一朗さんに決まったそうで、後で本国からきたら本物を渡すとレプリカを渡したんですよと話すと、太郎があの名誉勲章ですか、アイゼンハワー、マッカーサー等の有名な、

将軍しか貰っていないし、


アメリカ人以外では始めてですよとビックリしています、私も今回真一朗さんと一緒にミッションに参加しましたが、危険とは一度も思いませんでした、ライフルの腕もいいし戦術も、

すばらしく、なによりも敵なのにその工作員の家族を脱北させ、説得して自由の国に亡命させ家族と平和に暮らすようにした段取りには頭がさがります、まさに村上少佐の生まれ変わ、

ですよ、


父が会った村上少佐はまさに真一朗さんだったのです、わたしより歳はず~と下ですが、敬礼してもなんのこだわりもなかったですと嬉しそうに話すので、房子があら、あら、すっかり、

真一朗さんに惚れたみたいですねと笑うと、太郎が私も惚れました、まさに日本のサムライですと二人で乾杯したのです、



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