陽炎の森(現代偏)14 悪さをしていた鍵屋軍兵衛の事を含め当時の事を話すと、そうでしたか鍵屋が悪さしていたとは何処にも書いてないのです、それはその後善人になりこの宿場の為に尽く
陽炎の森(現代偏)14
悪さをしていた鍵屋軍兵衛の事を含め当時の事を話すと、そうでしたか鍵屋が悪さしていたとは何処にも書いてないのです、それはその後善人になりこの宿場の為に尽くしたのでしょう、
といい、ところでその鍵屋の子孫はいるのですかと聞くと、ええ、明治以降、景山と名乗っています、駅前で郵便局とこの温泉街で3件の料理屋をやっていますよと言ったのです、
そうですか、まだ続いているのですね、それは何よりですと笑ったのです、
そのとき二輪車の爆音とパトカーのサイレンがけたたましくなり響いたのです、暴走族ですかというと、ええなにも街中で走ることはないのに、ひとに注目されるようわざと走るのです、
パトカーも無理に停車させ、事故で相手が死んだりしたら問題になる事をおそれているので、取締りが出来ないのですというので、どこかに二輪車が思い切り走らせる事のできる場所、
はないのですかと聞くと、
バブルの時代にリゾート開発しようと街はずれを開発した事がありまして、バブルが崩壊し計画は頓挫したのですが、造成は終わり下にはコンクリートが張ってあるので、そこなら、
思い切り走れますが、人の注目しないところでは彼らは走りませんよと女将がいうので、そこは市の持ち物ですかと聞くと、いえこの灘グランドホテルの持ち物です、開発していた、
地元の不動産会社が倒産してしまいまして、
経営をしていた人が色々買い手を捜しましたが、買い手がみつからなくて困っていたのです、私が頼まれたのですが、事情を聞くと、競売になれば二足三文にしかならないので、一家、
そろって首をくくるしかないと言うものですから、蓄えがありましたので、人助けと思って5000万で買い取ったのです、回りの人は1000万にもならないから止せといっていたのですが、
そのお金があったので首をくくらなくてもよかったようで、
また頑張って、いまでは地元で土木工事の会社を経営していらっしゃいます、買い戻すといっていましたが、そんなに会社の利益が出ているとは思えませんので、本当に儲かった時で、
いいといっているのですと話したのです、女将さんは心の優しい方なのですねとメイがいうと、そうするのはご先祖の灘屋五兵衛からの申し送りなのです、多分真一朗様のお助けくだ、
さつた事に感謝しての事だとおもいますよと真一朗の顔を見つめたのです、
メイが旦那様この時代でも掃除が必要なようですねというと、女将が危ないことは止めてください、彼らは、木刀や金属バット、刃物をもっています、真一朗様にお怪我でもあれば、
ご先祖にも申し訳ありませんというので、大丈夫ですよといい、旅行カバンから肌着とバンツを取り出し、これは防護服です軽い素材で出来ていますが、刃物は通りません、拳銃の弾、
を防ぐ事は出来ませんが、まさか拳銃は持っていないでしょう、
メイもこれを肌着の上からつけておくれと着替え、上にテーシャツとジーパンをはいたのです、次に手袋を取り出しこの手袋は刃物でも切れません、手首と一緒になっていて、自由に、
うごかせます、相手の刃物を手で受け止める事が出来るのです、それからこれは警棒です、伸ばせば1m20cmになり、丁度昔の刀の長さと同じです、これでうたれると以外と痛いですよ、
そしてメイにスタンガンを渡し、
相手のどこでもいいから触ってこのボタンを押せば2万ボルトの電流が流れ、あいてはショックで暫く立ち上がれないよ、でも死ぬ事はないよというと、どうしてそんなものを持って、
いるのですかと聞くので、僕は戦場カメラマンとしてイラクにいた事があるのです、イラクは銃弾が飛び交い、こんに防御では役に立たはないですが、銃弾がなければ、これで十分なの。
ですと話したのです、
最後にサングラスを渡しこれは赤外線サングラスというもので、暗闇でもはっきり見えるよ、強い光りは自動的に抑制してくれるから、目を傷めることはないよ、かけてごらんと、
いうと、メイがかけ外を見ると、暗闇でもはっきりみえます、すご~いと言って、これが旦那様のはこの時代での工夫ですね、防御に勝る攻撃はなしという事ですねと女将が感心、
していたのです、
さあ行こうとホテルを出てメインストリートで待っていると前方から二輪車の一団が近づいてきたので、いきなりフラッシュをたくと、ブレーキをかけ男たちが近づいてきたのです、
手には木刀、金属バット、チエンをもつています、おいそこの二人夜中にサングラスをかけてかっこつけたつもりかというので、人の迷惑かえりみず、街中を騒がすごろつきども、
成敗してくれるというと、
やつちまえとリーダらしき男がいうと木刀を持つた男が殴りかかつたので、警棒で手をたたくと木刀を落としたので、足のふくらはぎを打つとがくっと膝をついたので背中を叩くと、
まえに四つばいになつたのです、時をあたえず踏み込み片っ端から手と足をはらうと5人が転がったのです、一人の男が刃物を出したので、刺してみろと近づくと後ろに下がるので、
懐に飛び込み、さあここからだと簡単にさせるぞというと、
えいと真一朗の腹を思い気り刺したのです、そしてその男がギヤ~というので突き飛ばすと、刃物を落として手から血が流れています、刃物は防護服のため真一朗に刺さらないないで、
手をすべり自分の手を切ってしまったのです、みんな唖然としています、メイも数人の男にとり囲まれましたが、スタンガンをあてるとあっというまに3人が気絶したのです、
おいそこのリーダーお前は後ろにさがって高みの見物かというと、木刀をもち、一騎打ちだというので、警棒を納めころがっていた木刀を、ひろい、いい度胸だ頭はそうでなくては、
といい、真一朗が正眼に木刀を構え、さあかかってこいというと、え~いと打ち込んできたので、男の手を叩くと木刀をおとしたので、飛び上がり背中を叩き、次に足のふくらはぎ、
を叩くと前のめりて肘をついたのです、
お前は勘弁ならん、脳天を砕いてやると、上段から木刀を振り下ろすと、だれもがその男の脳天にあたったと思い目をつぶったのです、木刀はその男のシヤツの胸を引き裂き前、
のボタンがバラ、バラと下に落ちたのです、もう5cm手を伸ばせば脳みそはふっとんでいたなあと笑うと、ブル、ブル震えるています、後ろにまわりカツをいれると、ふつと気が、
つき呆然と真一朗の顔をみています、
まごまこすると警察につかまるぞといい、おいこのバイクは借りるぞ、おまえはほかの奴の後ろにのれといい、メイ後ろに乗るのだ、おい頭、早くしろとエンジンをかけついて来い、
というとリーダ以下全員が真一朗についてきたのです、女将が所有しているという市街地はずれのリゾート開発後に連れていつたのです、パトカーは市街地を外れたので追いかけ、
てはきません、先ほども巻き込まれまいと遠くでみていただけだったのです、
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