概要
元青年海外協力隊の一員だった天城将和のアパートの自室には異世界に通じる扉があった。
その扉は週末限定で異世界ウルに通じており、そこで天城将和は賢者をやっていた。
この作品は現代知識チートマニュアルを参考にし、著者の友人である元青年海外協力隊員からのアドバイスの元、作っています。
カクヨムチャレンジカップ第一レース9位入賞作品です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これぞ真の賢者! 読書とはなにかについても考えさせられる名作。
1 読む前の印象や予想など(表紙やあらすじなどから想像したこと)
主人公は元青年海外協力隊で週末だけ賢者。平日は何をしている人なのかとても気になる。もし平日に働いているとしたら、週末の異世界はスポーツ感覚なのだろうか? それとも自分の魔法で疲れを回復したりするのだろうか? いろいろと想像力を掻き立てられる設定だなと感じた。さて真実は?!
2 物語は(どのように始まっていくのか?)
最近の異世界ワープ事情についてから始まっていく。主人公は現在のアパートへ引っ越したことをきっかけに、週末だけ異世界へ行けることになった。その国では賢者と呼ばれるようになるのだが、それはファンタジーなどでよくイメー…続きを読む - ★★★ Excellent!!!すごいぞ、青年海外協力隊!(ぇ
平凡な自分でも異世界転生すれば英雄になれる!
そう思っているそこのあなた、異世界はそんなに甘くないぞ。
運よく女神様がチート能力をくれたらいいけど、そんなボーナスもなく、さらには異世界でも使える技術や知識もなければ、せっかく転生しても待っているのはやはり平凡な人生なのだ。
そこで、転生した異世界で無双したいあなたにオススメなのが青年海外協力隊。
ここで学べる知識、技術はホンモノだ。十分に異世界でも通用し、たちまち賢者様と褒め称えられること間違いなしと今作が証明してくれている。
すごいぞ、青年海外協力隊!
最高だぜ、青年海外協力隊!
異世界で知識チートするには青年海外協力隊でキマリだ!
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!海外とは、ある意味「異世界」だ。
雑誌「Newton」で、異世界についての考察を読んだ事があります。
宇宙の、光のスピードで進んでも届かないほどに遠い領域は、観測が不可能なのだから、そこに「違う世界」が存在していてもおかしくない、という主旨の考察でした。
では、現世において、船や飛行機等の移動手段が発達していなかった頃の人間から見ると、海外は「異世界」なのでは? と思っていました。
そんな折、この作品ですよ……。
うん。青年海外協力隊の知識が、異世界に通用するのは、物の道理にあっていると思えます。
知識と知恵による「異世界への技術供与」、いろんな事を知れてとても面白いです。 - ★★★ Excellent!!!為になる異世界開拓日誌!
ここに書かれたのは、まさに開拓日誌である。
多分、作者の知識がふんだんに活かされた内容なのだろう。
本来の意味とは違うが、知識チート部分が非常に説得力があり、他の小説ではわからないような問題点までもきちんと書かれていて、非常に強い説得力を持つ。
これぞまさに、知識チートである。
ただ、そこには確かに一つの物語があり、一つの歴史があるものの、私のようにドラマチックなものを求める者にはいささか消化不良もあるだろう。
そのために★は1つ減らしたが、それとは別にしてこれは一読の価値がある話だと思う。読めば、目からうろこがいくつも取れるに違いない。
読むときには、ぜひエッセイのように…続きを読む