上に故に胸に夢

 妄想が暴走して、焦燥に駆られて早々

 深淵なる心源にて。沈殿する真言

 釈然とせず白鯨追う、百戦目の託宣

 地獄みたくしごき痛く、白く濁る疑欲


 ダンテ追う万世夜、「なんでだよ」なんて思う

 シッカリしろよ。叱咤に怯む。ひっかき傷に一回疲労

 上に故に胸に夢と、舌乗せたし下に居た

 辛いよ太陽。痛いよ塞翁


 長い夜の末、ただ祈る、寄る辺

 偉大な今朝は、抱いた背中

 上に故に胸に夢を 既にすべき術に行けよ

 くだらない歌、無駄じゃないから

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